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臨床開発・データマネジメント・統計解析までITを活用したフルサポートサービスを提供するCRO

株式会社アスクレップ

(取材日 2007/08/10 )

治験のクオリティ確保とスピードアップを実現した「EDC」

本社ビル

株式会社アスクレップの前身は、モニタリングに定評のあったCRO、IBRD JAPAN株式会社とマーケティングリサーチ業界のリーディング企業、株式会社インテージのメディカルソリューション事業部(データマネジメント・統計解析事業)。2003年4月にこの両者が統合され、アスクレップとして新たなスタートを切りました。これにより、同社はモニタリング、データマネジメント、統計解析など臨床開発に関わるサービスをフルラインで提供できる体制を整えたCROとなったのです。

インテージを母体とすることで受け継がれた「マーケティングリサーチ」の概念は、CROとしてのアスクレップの大きな強みとなっています。

その一つは、ITを駆使したシステムソリューション機能を高度に備えていること。
たとえば、「EDC(電子的調査票データ入力管理システム)」の導入。従来なら、ドクターのところに行き、モニタリングの症例をもらい、それを社内に持ち帰ってデータマネジメントを行う…という流れだった業務が、EDCによって、病院内ですぐに症例のデータ入力が行えるようになりました。症例固定までのスピードがまったく違うだけでなく、これまで目視で行ってきたチェック業務がシステム化され、さらなる品質向上を実現しています。医薬品開発において重要な、クオリティ確保とスピードアップを、アスクレップはシステムソリューション機能の充実で実現しています。 もう一つは、CROとしての臨床開発業務受託にとどまらないメディカル・マーケティング・リサーチの機能を持つこと。薬剤の市場性や効果的な販売経路など、医薬品開発や市販後の各ステップにおける的確な状況分析を製薬メーカーに提供することができます。こういった活動により、アスクレップは従来型のCROとは一味違う新しいCROのビジネスモデルを提案しており、これが製薬メーカーからのリピートオーダーにもつながっています。 国内系のCROの中では準大手に位置する同社ですが、こうした独自の特色を生かした事業展開で、高い業績伸び率を維持し続けています。また、2006年6月には、ドイツのCRO・ハリソンクリニカルリサーチ社と業務提携するなど、国際的な事業展開にも意欲的に取り組んでいます。

未経験者にも心強いマンツーマンの育成システム

より成長できる環境が整っています

アスクレップでは、CROとしてのサービスを提供する主体となる人材の育成・教育に、非常に力を注いでいます。また、持続的に発展するためには、社員の仕事に対する満足度を高めることが重要であるという考え方も徹底されています。 モニター未経験者の場合、入社後3ヶ月(120時間)の研修が実施されます。同社には、事業として他社のモニター教育などを受託する部門もあり、研修の内容には定評があります。また、この基礎研修を修了した後も、先輩社員がマンツーマンで1年間サポートする制度が整えられています。

近年、モニターとして採用される社員の多くは未経験者となっており、多くの人材を育てた実績により、同社の育成システムはさらに充実度を増しています。一人立ちしてプロジェクトに配属された後も、定期的な社員満足度調査、自己申告制度などがあり、社員の声を生かした事業運営が行われています。 CROの場合、担当するプロジェクトにより様々な製品の開発に関わります。製薬メーカーのように、自社プロジェクトにしか関われない環境よりも幅広い経験を積むことができるのです。つまり、開発者としてより成長できる環境ではないでしょうか。

新しい働き方を提案するフリーアドレスのオフィス

働きやすい社内作りを徹底!

アスクレップは、2006年に秋葉原の新しいビルに移転しました。この建物は、インテージグループの自社ビルであり、働きやすさを考えた独自設計のオフィスになっています。その最大の特色は、全社員が固定したデスクを持たないフリーアドレス制になっていること。 固定電話も設置せず、社内では個人PHSを使用。余分な書類や不必要な業務をなくすことで、効率的で働きやすい社内をつくろうという発想で生まれたオフィスです。また、勤務時間もフレックス制度を導入しており、そのときの仕事量によって勤務時間が変えられるのも特色です。

人事制度・給与体系には、MBO制度が導入されています。上期・下期に、各自が担当業務の目標設定を行い、主審・副審(上司などのマネージャー)が複眼で評価を行います。年度末に、職務遂行能力の評価を実施し、翌年の資格等級を決定します。資格等級ごとに年俸制を取り入れています。

担当コンサルタントより

CROはどこも似たような感じとお考えではありませんか。たしかに、製薬メーカーから臨床開発業務を受託するというビジネスモデルは同じですが、それぞれに特色があります。
今回ご紹介したアスクレップは、マーケティングリサーチの考え方を導入した、これまでのCROにはない機能を持つ企業です。前身のIBRD時代からの歴史、実績があるのと同時に、新しいCROのスタイルを創りだそうとされている企業ではないでしょうか。

・モニターは未経験だが、臨床開発の分野でキャリアアップしたい
・しっかりした評価をしてもらえる環境で働きたい
・対外的、対人的な業務が好き
・出張を楽しめる

教育制度がしっかりしていますので、これらに当てはまった方にはぜひご注目いただきたいと思います。ご興味を持たれた方はぜひお問い合わせ下さい。

(更新日 2008/08/01 )