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先端技術を追い続け、繊維事業のほかエレクトロニクス、プラントエンジニアリングでも業績を伸ばす

クラボウ(倉敷紡績株式会社)

クラボウ(倉敷紡績株式会社)は、日本の代表的な繊維メーカーとして120年以上の歴史を持つ企業です。資本金220億円、従業員数はグループで約5800名、連結売上高は1655億円(2008年3月期実績)に上ります。コア事業である繊維事業の更なる強化と共に、新たな事業領域での拡大・成長を目指しています。
その中でも特に注目されている事業が「エレクトロニクス」と「プラントエンジニアリング」です。

「色」の制御から始まり、独自のテクノロジーを確立した「エレクトロニクス事業部」

コンピュータカラーマッチングシステムの定番品である
「AUCOLOR」

繊維の枠を超えた事業部の中でも代表的な部署の一つが「エレクトロニクス事業部」です。もともとは、本業である繊維事業に欠かせない染色工場をハイテク化する過程で生まれた技術がベースになっています。
染色のプロセスをコンピュータ制御化するためには、情報処理技術のほか、染料を厳密に計量する技術、流体制御技術、さらには色認識などのセンシング技術…といった数々の先端技術が必要となります。

後にこの技術は「CCM(コンピュータカラーマッチングシステム)」として商品化され、エレクトロニクス事業部の第一号製品として染色、ペイント、プラスチック、印刷などの色材を扱うあらゆる業界で活躍しています。現在では、「色」と「形」を融合して表現力を無限に広げるイメージングソリューションシステム、カラー画像や紫外・赤外の波長を駆使してあらゆるものを高速・高精度に検査するインスペクションシステム、そしてこれらを有機的に結びつけるネットワークシステム…など、エレクトロニクス事業部は独自のテクノロジーに立脚したソリューションを多数提供しています。

[注目製品その1]基板外観検査装置

BB Master
2000タイプ

エレクトロニクス事業部において新たな業界への展開が期待される製品の一つが「基板外観検査装置」。得意とするフルカラー画像処理技術を生かして、従来方式では困難だった指向性のあるキズ、汚れ、パターン上の打痕などの欠陥を検出します。

電子部品や基板など多くの工業製品の高速検査のニーズは高く、海外も含めた市場から大きな期待を寄せられている製品です。

[注目製品その2]赤外線式膜厚計・水分計・成分濃度計

赤外線膜厚計

非接触で膜厚や液体の成分濃度を計測できるため、生産ラインには欠かせない存在となっている、国内でトップの普及実績を誇っている製品です。

半導体製造工程での洗浄用薬液の管理から、液晶ディスプレイや有機ELパネル用の偏光フィルム生産や特殊鋼板のコーティング塗膜の膜厚の管理まで、日本のハイテク産業の高品質を支えています。

◎エレクトロニクス事業部では、「機械制御設計」「電気回路設計」「研究開発」「商品開発」「開発営業」などの職種で多くのエンジニアが活躍しています。

「モノづくり」の技術を生かしてECO社会の推進を目指す「エンジニアリング事業部」

業界屈指の納入実績を誇る
「排煙脱硫装置」

第一次環境立法の時代ともいわれた昭和40年代、クラボウでもクリーンな工場づくりが進みました。この時の技術をベースに、現代においてますます注目されている環境システムの分野で多くの装置を送り出しているのが「エンジニアリング事業部」です。

当時、自社染色加工工場から出るアルカリ性排水、及びボイラなどの排煙に含まれる亜硫酸ガスの処理がいずれも大きな課題になっていました。これらを別々に処理するのではなく、一挙に解決できないだろうか…。そう考えたクラボウのエンジニアが開発したのが「排煙脱硫装置」です。
これは、酸性ガス(CO2、SOx)を含む排煙をアルカリ性排水に溶かすことによって排水を中和し、同時に排煙に含まれていた亜硫酸ガスも除去するという装置で、非常に高い効率を得ることに成功しました。それまでアルカリ性排水をPH基準値内に処理するために高価な酸中和剤を使っていた自社工場に導入した同装置は、エンジニアリング事業部の第一号として商品化され、環境プラントメーカーとしての新たなチャレンジが始まりました。

その後もエンジニアリング事業部では、自社工場廃液の汚濁処理技術をベースにした汚泥処理装置、排ガス中や排水中のダイオキシン除去装置…などさまざまな環境プラントを開発・提供し続けています。その対象分野は「大気」「水」「土(汚泥処理など)」の3分野をカバーするとともに、近年注目されている「3R(リデュース・リユース、リサイクル)」を推進する技術の開発にも積極的に取り組んでいます。

[注目製品その3]サーマルリサイクル装置

赤外線膜厚計

廃棄物を焼却しその熱を再利用する、エンジニアリング事業部の「サーマルリサイクル装置」。流動層焼却装置を発展させた、蒸気や温水、熱媒等を熱回収する流動層ボイラです。

し尿・下水などの汚泥はもちろん、生ゴミ、廃プラスチック、木屑など、形や性質が違う複数の廃棄物を一緒に燃焼させ、エネルギーとして再利用します。

システムに蒸気タービンを組み込むことで発電も可能です。

◎エンジニアリング事業部では、「プラント設計」「プラント施工管理」などの職種で多くのエンジニアが活躍しています。

「120年の歴史」と「少数精鋭の社風」を併せ持つ企業

大阪都市景観建築賞大阪市長賞
を受賞した本社ビル
2次加工が可能な
熱可塑性ポリイミドフィルム

クラボウの創業は1888年。その120年以上の歴史は、常に新しい技術への挑戦の歴史でした。繊維業界では、発展途上国の追い上げによって国外生産中心にシフトしていく企業が多い中、クラボウは技術革新によって現在も国内開発拠点も重視し、売上の約6割を本業で上げています。

同時に、エレクトロニクス事業部、エンジニアリング事業部をはじめとする自社技術を応用〜商品化する部門を複数立ち上げ、本業との両輪体制も確立しています。これらの事業部はそれぞれ100名〜150名前後の規模で高い機動性を持ち、あたかも社内ベンチャーのようなフットワークの良い動きに特徴があります。120年の歴史を持つ大企業ではありますが、一つ一つの事業部はチームワークよく、少数精鋭に近い社風です。そこでは、機械系、電気系、化学系…といった異なるバックグラウンドを持ったエンジニアが机を並べて意見を出し合いながらプロジェクトを進めています。

こうした自由闊達な風土から、今日も新たな技術が生まれています。たとえば、建築物の強度診断を行なう「三次元赤外線構造物劣化診断システム」。
クラボウの得意分野である画像処理技術と赤外線分析技術を組み合わせたもので、土木建築分野など繊維とは全くの異分野で注目されています。

また、電子部品などに幅広い利用が期待される「ポリイミドフィルム」は、これまでに手がけた機能性フィルムの押出技術をベースに耐熱性を飛躍的に高めることに成功した製品です。高い電気絶縁性にも特色があり、今後のクラボウの新たな柱になる可能性を秘めた製品といえるでしょう。

担当コンサルタントからのコメント

繊維分野以外でもハイテク技術を認められている企業です

クラボウ(倉敷紡績株式会社)の最大の特色は、繊維分野で開発したさまざまなハイテク技術の実績をベースに着実に事業化し、その後の商品開発力とサポートで、それぞれが高い評価を受け続けていることです。120年以上の歴史のある企業ですが、とてもフットワークが良く、良い意味で「大手企業らしくない」企業だと思います。

特に中途採用を積極的に行なっているのが、エレクトロニクス事業部とエンジニアリング事業部であり、今回はこの2事業部を中心にご紹介させていただきました。もちろん、大手企業ならではの安定性や福利厚生、教育制度…などの充実もご注目いただきたい点です。
電気、電子、機械…といったエンジニアの方はもとより、画像処理、光計測、バイオ、プラント…など専門性の高い経験を生かしたいという方にも、手応えのある仕事ができる環境があると思います。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。