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パレクセル・インターナショナル株式会社

世界第3位のグローバルCRO「パレクセル」が、いよいよ日本でも大きな飛躍期を迎えています。
(取材日 2007/11/26 )

世界売上トップ50のうち、45の医薬品の開発をサポート。

パレクセル・インターナショナルは1982年、米国・ボストンで創業した医薬品開発業務受託企業(CRO=Contract Research Organization)です。現在は全世界で6300名以上の社員を有し、51カ国に65拠点を展開。800以上の顧客に医薬品・医療機器開発のサービスを提供し、世界に上市されている医薬品の売上トップ50のうち、実に45の医薬品の開発を手がけています。
2007年には7.4億ドルの売上を記録。「グローバルCROのリーディングカンパニー」として、まさに世界の新薬開発をリードし続けています。

パレクセル社の日本法人として1995年に設立されたのが「パレクセル・インターナショナル株式会社」です。当時、日本ではまだ医薬品開発の外部委託というシステムが一般的でなく、「CROの黎明期」といわれる時代。しかし1997年に法的な位置付けが与えられてからは、急成長ビジネスとして注目を集めるようになりました。

通常、製薬メーカーが新薬を開発するためには9〜17年という歳月と200〜300億円もの費用がかかるといわれています。しかも膨大な時間と費用をかけても、製品として日の目を見るのはごくわずか。さらに開発に関わる優秀な人材の確保にも相当な労力が必要…。こうした中で、日本でも医薬品開発のアウトソーシングが一般化してきたのです。

現在、製薬業界では諸国間の承認申請制度の標準化が進み、新薬開発のためには世界規模での臨床開発が不可欠となっています。同社には、すでに世界を舞台に積み上げてきた豊富なデータベースとノウハウがあります。これらをフルに活用できることは、国内CROには真似のできない圧倒的な強み。実際に同社にはグローバル臨床試験(三極同時開発)の依頼が集中し、開発案件も増加の一途をたどっています。そして今後のさらなる需要拡大を見越し、2010年を目処に現在約400名の社員を500名まで増強していく計画です。

「売上No.1」ではなく、あくまで「品質No.1」を目指す。

同社は日本での設立から5年間は、品質を重視するため急速な拡大は行わないという方針を貫きました。体制が整った現在は、相次ぐプロジェクト依頼を積極的に受注し、拡大路線に突入。国内企業だけではなく外資系企業からの依頼も多く、近年大きく業績を伸ばしています。

しかし同社が目指しているのは「売上No.1」ではなく、「品質No.1」企業です。「生命科学関連産業に携わるものとして、医の倫理にもとらない姿勢を保つこと」を最重要命題と考え、受託した仕事に対して誠実に倫理観を持って取り組んでいます。例えばCRA(臨床開発モニター業務)では、決して1人に2つのプロトコールを掛け持ちさせることはありません。担当するのもまずは1〜2施設。ベテランでも最大4施設までが標準です。ゆとりある仕事環境で、プロジェクトの質を高めようという方針です。

また同社では、作成するすべての書類、まとめ上げたすべてのデータや記録を、その実施部門が繰り返し厳しくチェックしています。同時に実施部門以外の品質管理者もチェックを行い、正確性をより高めるという品質管理プロセスを実行しています。さらに全業務が的確に実施されたことの確認と記録の保存を行う監査室を設け、徹底した品質保証を実施。品質管理・品質保証を両輪として常に質の向上を図ろうとするその姿勢は、すでに高い評価と厚い信頼を獲得しています。

社員のモチベーションや働きやすさを最優先する社風。

日本での創業者が女性のメディカルドクターということもあり、同社は女性に非常に働きやすい環境になっています。産休・育休取得者も多く、復帰して活躍し続けるケースが多数。在籍期間も長く、プロジェクトリーダーとしてチームを率いる女性も少なくありません。また男女を問わず有給取得率は80%。残業そのものも少ないのですが、あった場合は残業手当がきちんと100%支給されます。

前述の「1人1プロトコール体制」も品質確保を目的とするものですが、そこにはまた「社員への思い」も込められています。業界では1人が2プロトコールを担当する会社もありますが、それでは社員の疲弊やモチベーションの低下を招きかねません。同社では会社の利益や生産性と同時に、社員を大切にし、何より一人ひとりがゆとりを持って快適に働けることを重要視しているのです。

もちろん社員の能力開発・人材育成にも積極的に取り組んでいます。入社後は基礎研修からOJT、シミュレーショントレーニングなどをじっくりと行い、その後も様々な教育研修プログラムを実施。関連学会やセミナーへの参加、外部講師による最新の医療情報についての講義なども豊富で、業界の動向・世界の動向について継続的に学べる環境が整っているのです。

製薬関連業界に「厳しい勤務条件」をイメージする人がいるかもしれませんが、それは同社にはまったくあてはまりません。一人ひとりのモチベーション・権利・生活などを尊重する「人にやさしい」企業風土のもと、社員からは一様に「入社して良かった」「いつまでも働きたい」といった声が上がっています。

コンサルタントからのメッセージ

担当コンサルタント
三浦 亜理沙

米・ボストンに本拠地を置き、北米・ヨーロッパ等世界各地で、グローバルに事業を展開している世界第3位のCROパレクセル社。現在、全世界で約6300名のスタッフが活躍しています。

パレクセル社の魅力の一つとして、「フラットで風通しが非常によい社風」といった点が挙げられます。「周りの先輩が積極的に教えてくれる環境」があり、未経験の方でも安心して学べる環境が用意されています。

有給消化率も80%以上と非常に高く、女性の方の結婚や出産に伴う、部門異動(内勤職への異動)といった実例も数多くあります。

未経験でも社会人経験を活かして、治験に携わりたいとお考えの方やご経験者の方でも「質の高い」モニタリング業務を経験されてみたい方にはお勧めできる企業です。

今後の展開と更なる成長が期待されるCROへご興味をお持ちいただけた方は、是非お問い合わせください。

(更新日 2008/08/01 )