転職×天職 > 注目企業採用情報 > 日本ピラー工業株式会社
日本ピラー工業は創業以来80余年、「液体の漏れを止める」という流体制御技術を活用した製品を提供し続けています。機械・機構の内部に組込まれるため、なかなか目にする機会はありませんが、いずれも日本の産業や私たちの生活に欠かせないものばかり。
その一例をご紹介しましょう。
【グランドパッキン】
本来パッキンとは「詰め物」を意味します。船舶では、回転・往復運動する軸を伝わってくる流体の漏れを止め、エンジン・ポンプ・バブルからの油や蒸気の漏れを防ぎます。
社名の由来ともなった「ピラー♯1」(ピラー・ナンバー・ワン)は、1924年に創業者・岩波嘉重が試行錯誤を重ねて開発した国産第一号の船舶用パッキン。
現在では各種化学工場や食品・ケミカル・ガスなどあらゆる産業分野へ用途が広がっています。
【ガスケット】
パッキンで培った技術を活用し、1932年に生まれたのが自動車用の「ガスケット」。エンジンの接合部や排気管の継手部分に使用され、燃焼ガスの漏れを防止します。自動車の安全走行を支えるだけでなく、有害物質の排出を抑え大気汚染・地球温暖化防止にも貢献する製品として、多くの自動車メーカーで利用されています。
今では原子力発電所、石油プラント、医薬品・食品プラント向けなど様々なガスケットが開発されています。
【メカニカルシール】
これはバネ機構を持つリングの端面を別の端面に押し当てて、回転軸とポンプ本体の間からの液体やガスの漏れを止める装置。従来のパッキン方式と比べ、漏れを限りなくゼロにでき、高圧力・高速回転にも耐える高性能製品です。
原子力発電所、石油精製、石油化学、船舶、食品工場などのポンプやコンプレッサーに使われており、その品質・機能は絶大な信頼を得ています。
【土木建築(すべり材・ボルトなど)】
建築構造物の渡り廊下・屋根・橋梁など、建築・土木分野で活躍するのが同社のすべり材製品。地震・風・温度変化などによって生じる揺れ・変位・たわみを吸収し、構造物の安全性を高めます。中でも「ユニトン支承」は関西国際空港など日本を代表する建造物にも多数採用され、免震システム用部材として都市の安全を守っています。
もしも同社の製品がなかったら、船の航行、自動車の走行、工場や発電所の操業を安全に行うことはできません。
見えないところで大きな力を発揮しているパッキンやメカニカルシールが、私たちの快適で安全な暮らしを支えているといっても過言ではないのです。
1955年に日本ピラー工業が開発した画期的なふっ素樹脂「ピラフロン」。低摩擦、耐薬品性、耐候性に優れ、その応用範囲は年々拡大しています。例えば半導体製造に不可欠なクリーンルームでは空気中の埃を、手術室の1/10〜1/1000というレベルに保つ必要があります。そこで活躍するのが同社の継手(フィッティング)やチューブといった「ふっ素樹脂製流体機器製品」。中でもシール技術とクリーン化技術の融合により開発された「継手」の分野では、世界No.1の地位にあります。
これらの製品は1995年、2000年、2004年にそれぞれ「デュポン社のプランケット賞」を受賞しています。「ふっ素コート」で世界的に知られるデュポン社が「テフロン」誕生50周年を記念し、開発者であるロイ・プランケット博士の名を冠して創設した栄誉ある賞に、実に3度も輝いているのです。これは同社の製品の独創性や品質、社会的貢献度などが世界的に認められた結果に他なりません。
パッキン・メカニカルシールに続く「第2の柱」としてスタートした「ふっ素樹脂製品」ですが、2006年度の部門別売上高構成比ではすでに、メカニカルシール製品(25.6%)、グランドパッキン・ガスケット製品(19.3%)を凌ぐ54.7%を占めるに至っています。
そして最近ではプリント基板の分野でも需要が拡大。「ふっ素樹脂銅張積層板」が衛星放送や携帯電話基地局のアンテナなどに利用されるようにもなりました。同社では今後も新製品開発、市場・用途開拓に力を入れ、この部門をより大きな柱に育てていく計画です。
創業者・岩波嘉重は「世のため人のため、何としてもやり遂げたい」という強い使命感を持って、「ピラー#1」の開発に情熱を注いだといいます。以来、その思いはしっかりと受け継がれ、同社は常に新しい技術・製品に挑戦するという姿勢を貫いてきました。流体制御という分野で製品の機能・性能を高めながら、「ふっ素樹脂」という新たな素材で世界的な特許を取得。
さらに最近では「夢の光」と呼ばれている西播磨の「大型放射光施設Spring-8」にもSiCミラーや超精密ステージで技術参加するなど、官学との連携にも積極的に取り組んでいます。
小さな町工場からスタートして今も進化を続ける日本ピラー工業には、いつの日も「モノをつくる自由な精神」があったといいます。前例にとらわれず「やりたい」と思ったことを発言できる空気、それを「まずやってみよう」と受け止める柔軟な風土。
可能性を秘めた「芽」を摘んでしまわないという考えが、同社の今日を築きあげてきたのです。
現在、社内ではいくつかの新たな「芽」が出はじめています。まだまだ未知の領域ですが、その「芽」は「パッキン・メカニカルシール」「ふっ素樹脂製品」に続く「第3の柱」へと成長する大きな可能性を持っているのです。
キャリアコンサルタント流体制御製品はなかなか一般的には馴染みがないかもしれませんが、「漏れを塞ぐ」には欠かせない製品で、様々な業界で活躍しています。その中で国内トップ3に入る地位を確立している同社。特に船舶用のグランドパッキンや、電力用メカニカルシールでは独占的なシェアを獲得し、ふっ素樹脂関連製品も国内70%、世界40%と高いシェアを占めています。現在開発拠点は三田工場、生産拠点は福知山工場、熊本工場に設けています。
そんな同社の業績はもちろん右肩上がり。
■売上高:前期比28.6%増、
■経常利益:前期比102.5%増
と、着実な成長を遂げています。
中途採用も積極的に行っており、ハンデも一切ございません。技術力を更に高めたいエンジニアの方、ぜひお問い合わせください。
| 日本ピラー工業株式会社 | |||
|---|---|---|---|
| 設立 | 1948年 | 資本金 | 49億6600万円 |
| 売上高 | 234億6000万円 | 従業員数 | 801名 |
| 事業内容 | ■流体制御関連機器の製造・販売 | ||