転職×天職 > 転職ノウハウ・コラム > 古市幸雄の小さなことからコツコツと「一日30分」を続けライバルに差をつけろ 前編

古市 幸雄

古市 幸雄

プロフィール

明治学院大学文学部英文科卒。読売新聞社編集局写真部勤務を経て、ニューヨーク州立大学アルバニー校で経営学修士号(MBA)を取得。帰国後、翻訳、手帳・目標達成関連、英語学校の3つのビジネスを立ち上げる。著書に「英会話学校に行かない人ほど、うまくなる」(ダイヤモンド社)、「『朝30分』を続けなさい!」(アスコム)「チャンスをつかみなさい!」などがある。

人生勝利の勉強法

参考図書
「1日30分
」を続けなさい!
人生勝利の勉強法
55
古市幸雄著
マガジンハウス
1,300円

古市幸雄氏は、独自で開発した勉強法を用いて、英会話スクールをはじめとして各種のセミナーや勉強会を開催し、多くの支持を集めている。
古市氏が勉強の重要性を感じたのは大学卒業後、留学の準備を始めたころだった。当時は、新聞社の報道カメラマンをしており、忙しい仕事の合い間を縫って勉強しなければならなかった。しかし勉強の時間がなかなかとれず、時間の捻出法を考え続けた。
地道な努力の結果、留学を実現させ、今では多くの資格を取得している。それらは次のとおりだ。
MBA(経営学修士)、TOEIC/980点、中学・高校の英語の教員免許、MCSE(マイクロソフト認定システムエンジニア)、MCDBA(マイクロソフト認定データベースアドミニストレータ)など。
そして、2003年11月からホームページで「負け犬にならないための勉強法」という勉強ノウハウを公開したところ、1万円という価格にもかかわらず、500部以上も売り上げた。この勉強法には1年間の完全返金保証を付けていたが、これまで返金を求めた人はわずか1人に過ぎない。
なぜ、それほど多くの人たちが購入し、しかも返金はほとんどなし、つまりなぜ高い満足を与えたのか。
読者の中には手紙を送ってくる人もいて、その多くが「今までの勉強法を説いた本は、勉強ができる人を前提に書かれていた。しかし、この勉強法は勉強の習慣がない人を前提として書いている。具体的で他に類のない勉強法」といった感想を述べている。その他、この勉強法を実践して転職に成功した人や勉強の効率がおおいに向上した留学予定者などからの成功談が寄せられているという。
古市氏は勉強について次のような考えをもっている。
「他の人と差がつくのは、卒業後にどれだけ勉強を続けたかです。たとえ、一流大学での4年間とそうでない大学の4年間に差があったとしても、または、大学に進学しなかった方は4年間の差があったとしても、卒業後に勉強をコツコツ続けていれば、そんな差は簡単に埋まります。さらに、勉強を続けていれば立場は逆転、そして、ぶっちぎりで差をつけることができるのです」
現在、ホームページで公開された勉強法を原典とした著書「『1日30分』を続けなさい!」は48万部を超えるベストセラーとなっている。今回はそれをもとに話を聞いた。

有能なビジネスパーソンになるには
勉強するしかない

古市氏が勉強をするきっかけとなったのは留学だった。そこで得た様々なスキルや資格がその後のビジネスシーンで大きな武器となったのは言うまでもない。現代を生きるサラリーマンにとって勉強は欠かせない。

「あなたの会社に使えない上司はいませんか。毎日、定時に出社するものの、仕事らしい仕事はしません。よって、会社に1円の利益ももたらしません。会社にいるだけで、マイナスが出ているような人です。
なぜ彼らは使えないのか。いや、使えなくなったのか。
それは自分自身に投資をして来なかったからです。退社後は居酒屋で一杯、通勤電車で読むのはスポーツ新聞、帰宅すれば、ビールを飲みながらテレビでプロ野球観戦。これでは新しいスキルが身に付くはずがありません。時代はどんどん進化し、求められるスキルが変わっているにもかかわらずです。
上司といっても特に50代以上のサラリーマンたちは、終身雇用制が保証されていた時代を長く過ごしてきました。だから、会社に依存するという気持ちがいまだに取れないのでしょう。
ところが時代は変わりました。いつリストラされても驚かない状況になってきたのです。
もし明日会社をクビになったとしたら、あなたは次の勤め先をすぐに見つけられますか。もしくは独立できますか。あなたがしっかりと稼がなければ、独身の人は結婚できませんし、家庭のある人は家族を幸せにすることはできません。 
そう、スキルをもった有能なビジネスパーソンになる必要があるのです。そのためには勉強をしなければなりません。それでも、通勤電車でスポーツ新聞を読みますか。テレビのバラエティー番組を見続けますか」

勉強が必要だからといって、どのようなものでもいいわけではない。また、誰もがいきなり始めていいわけでもない。

「他に何か身に付けるスキルはないかと探してみたところで、まず何よりも自分が任されている仕事をしっかりとこなさなければなりません。自分の仕事において、1流になるか、少なくとも1.5流くらいになっておかなければ、他のスキルをいくら獲得しても意味がありませんし、それをスキルアップとは呼びません。
自分を自分で正当に評価することは難しいといわれます。自分が1流かどうかわからない人は、自分が社内でどれくらいの立場にいるかをみればわかります。営業マンならば、営業の部署で社内のトップ5〜10パーセントに入っているかどうか。もし、入っているのなら、1流か、悪くても1
もう一つ自分を評価する手段として、あなたの履歴書をもとに、あなたという人間を面接した場合、あなたは自分を採用するかという方法があります。自分が採用する立場に立って、自分を見直してみるわけです。
では、今後どのようなスキルが有望でしょうか。
外資系企業が行うM&Aや日本企業の海外取引が増えていくことは間違いありません。英語の翻訳ソフトが次々と開発されていますが、まだまだ満足できるレベルのものではありません。英語はスキルとして今後も十分通用するのではないでしょうか。 英語を学ぶなら、多くの英会話ス
英語を学ぶなら、多くの英会話スクールがありますが、それ以外の分野にはスクールがないことも珍しくありません。でも、本やセミナーなど、勉強しようと思えば、たいがいのものはあります。要はやる気なのです」

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