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コンピテンシー

内容

コンピテンシーとは、高い成果を生み出す人の特徴的な行動特性のことです。企業内で仕事ができる社員、または成果を生み出している社員の行動志向・行動特性を指標として、採用や、昇格などに活用されるものを、特にコンピテンシー人事制度と呼びます。 コンピテンシー理論は、行動科学の研究者であるハーバード大学のマクレランド教授によって提唱されたもので、氷山モデルをもとに考案されました。氷山モデルとは、目に見えている氷山はほんの一部であり、実際に氷山を動かしているのは水面下に隠された大部分であるという考え方のことです。人間の行動特性もこれと同様だと考えたのがマクレランド教授であり、職能など目に見える能力ではなく、行動の中に隠された特性などを評価するのがコンピテンシー人事制度になります。 コンピテンシー人事制度を導入すると、仕事ができる社員の増加につながります。仕事ができる社員の行動基準を作ることで、仕事ができる社員の行動特性がわかるようになります。それに基づいて人材の採用、昇格を行うことによって、仕事ができる社員が増えるといった具合に、企業にとって良いサイクルが生まれます。このような方法を用いた採用をコンピテンシー採用と言います。