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法人営業にまつわるエトセトラ 〜法人営業で失敗しない為に〜
法人営業(ホールセール)は個人営業と並び金融機関の活動の根幹を支える職種である。その業務内容は、銀行・証券・保険・ノンバンクといった業界ごとで細かく分類される。例えば、銀行における法人営業とは、法人向け融資取引の推進、余剰資金の運用提案をすることが主な業務だが、その融資取引も決済資金や設備資金、企業合併や事業再構築に伴う資金の援助など多岐に渡る。
法人営業における転職状況は、バブル崩壊後から続いていた長い低迷期を最近になってようやく脱しつつあるが、こういった状況下で転職活動をするに当たってはどういったことに気をつければよいのか。金融業界専任のキャリアコンサルタントに話を聞いた。
先日、「日本の景気は踊り場を脱しつつある」という発表がありましたね。法人営業の方の転職状況はどうでしょうか?
A 氏: そうですね…。最近になってようやく回復傾向を見せてきた、といったところでしょうか。ただ、求人が急速に増えている訳ではないので、転職される方は1社1社しっかりと受けなくてはならないでしょうね。
選考過程で気を付けなくてはならないことというと、具体的にはどのようなことがありますか?
B氏: よくある失敗談では、面接に行った企業が「前の顧客を持ってくることを期待しているのか、いないのか」というところに気づかずにアピールの仕方を間違えてしまう、という話がありますね。この辺りのことはその企業の方針で大きく異なるので、事前にお調べになったほうが良いでしょう。
なにか目安のようなものはありますか?
B氏: 一概に言うことはできませんが、外資系の金融機関であれば中途採用する方を即戦力として見ていることが多いので、前の顧客をそのまま持ってくることを歓迎している場合が多いですね。また、設立から間もない企業もこういった営業の方を求めていることが多い傾向にあります。
C氏: 逆に古くからある日系大手の金融機関では横のつながりもあるため、営業の方が転職してくる際に前の顧客を持ってくることをあまり好まない傾向にありますね。先日お会いした日系大手銀行の人事の方が、顧客付きであることを強くアピールしてくる方はあまり印象が良くない、というお話をされていましたね。この方がおっしゃるには、「こちらが求めていないことをアピールする」という間違ったことをされているのもそうですが、「相手の求めていることを理解せずに自分が思っていることを話してしまう姿勢」が営業をする方としては疑問が残る、ということでした。
やはり先方のニーズを聞き出せる、聞き上手な方が求められているのですか?
B氏: そうなりますね。ただ、こればかりは面接でアピールしにくいというのが難点なんですが…。
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