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リスク管理にまつわるエトセトラ 〜リスク管理で失敗しない為に〜
リスク管理とは、リスクの度合いを受け入れられる程度にコントロールすることである。ここでいう「リスク」とは、「マーケットリスク」「クレジットリスク」「オペレーショナルリスク」の3種類に大別される。例えば「マーケットリスク」とは、市場価格の変動によってオン及びオフ・バランス・シートのポジションに損失が発生するリスクのことを指す。資産運用においては、収益を求めることと共にリスク管理が重要業務であり、金融機関の健全性の基本はリスク管理にあると言われるほどである。
アメリカではエンロン事件を教訓に、監査制度、コーポレート・ガバナンス、ディスクロージャーなどに関する抜本的な改革を行うことを目的としたサーベンス・オクスレー法(SOX法)が2002年の7月に制定された。日本でも2007年から2008年頃には日本版SOX法が制定される見込みで、今後企業は対応を迫られる可能性が高い。ますます注目度を増していくことが予想されるリスク管理職に関して、金融業界を専門とするキャリアコンサルタントに話を聞いた。
近年、リスク管理という言葉をよく耳にするようになりましたね。アメリカでサーベンス・オクスレー法(以下SOX法)が制定された影響だという話ですが、具体的にはどういった法律なのでしょうか?
A 氏: SOX法というのは、監査の独立性強化、経営者の責任の厳格化・明確化、情報開示の強化など、監査制度、コーポレート・ガバナンス、ディスクロージャーなどに関する抜本的な改革を行うことを目的としたアメリカの法律のことです。
リスク管理とはどのような関係性があるのですか?
B氏: SOX法では、企業の内部統制を強化することが求められていて、これが不十分であることが原因で起きた問題に関して、企業は情報を開示しなければならない、と定められています。この内部統制の中にリスクの評価や統制活動・統制環境など、リスク管理と重なる範囲がある、ということですね。
なるほど。SOX法はどのような背景から生まれたのですか?
C氏: 2001年の12月に当時アメリカのエネルギー大手だったエンロン社が、経営陣の指示による巨額の粉飾決算の結果経営破綻してしまい、アメリカの経済に大きな打撃を与えたという事件があったのですが、このあとアメリカの大企業に類似の粉飾決算が複数発覚したことで証券市場の信用が落ち込んでしまったんですよね。これを受けて、大きく傷ついた証券市場の信用を回復させるために作られたのが、このSOX法になります。
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