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ストラクチャードファイナンスにまつわるエトセトラ 〜ストラクチャードファイナンスで失敗しない為に〜
ストラクチャードファイナンス(仕組み金融)は近年になって出てきた金融手法の一つである。具体的には資金需要のある企業が、自己資産をSPC等の事業体に投資し、資産譲渡を受けた事業体がその資産から生じるキャッシュフローをもとに債権を発行する仕組みのことを言い、不動産や債権の証券化もその一例である。
金融の自由化・規制緩和により、ここ10年くらいで急速に普及したものであるため、ストラクチャードファイナンス職は1990年代後半から2001年頃まではかなりの売り手市場であったが、現在ストラクチャードファイナンス職の転職状況はどうなのか。そして、この職種への転職を考える場合には、何に気をつけなくてはならないのか。金融業界を専門とするキャリアコンサルタントに話を聞いた。
近年、ストラクチャードファイナンスという手法が金融業界でフォーカスされましたが、現在の転職事情はどうですか?何か特徴的に見られることはありますか?
A氏 ここ10年くらいで急速に広まった手法ですので、1990年代後半から2001年ごろまでは、かなりの売り手市場でしたよね。
B氏: そうですね。当時はストラクチャードファイナンスの仕組み自体が普及し始めたばかりでしたので、仕組み作りに明るい方は本当に引く手あまたの状態でしたね。
そんなにすごかったんですか?具体的にはどんな状況だったんですか?
C氏: 当時はストラクチャードファイナンスという言葉自体があまり使われていなかったこともあって未経験の方が応募されることもあまりなかったので、経験者の方は1週間に1本くらいのペースでヘッドハンティング会社から電話がかかってきたりしていたそうですよ。言わばバブル状態ですよね。
話が少し逸れてしまいましたが、現在その状況はどうでしょうか?転職市場にはどういった動きがありますか?
B氏: Cさんの話と関連しますが、バブル状態の頃に転職をされた方がもう一度転職を考えられた時に高めの年収を狙い過ぎたり希望を出し過ぎたりしてしまい、上手くいかないということがありますね。
C氏: 以前お会いした方は、バブル状態の時期にストラクチャードファイナンス職経験者で転職をされた方で、最近になって再度動こうと考えられて、いくつかの紹介会社を利用された後にうちにご相談に来られたのですが、それまでに紹介された案件の数が少なく、しかも希望と合わないものがほとんどだったので、厳しい現実に驚いたという話をされていました。
A氏: 数年前に声がかかっていた方ですと、今転職を考えられた場合にはシニアマネージャーもしくはダイレクタークラスになりますので、もともと案件の数が少ない上に、今はもうバブル状態でもないのでさらに厳しい状況になっていますね。ストラクチャードファイナンス職として2000年前後頃に転職をされた方で、再度転職を考えられている方は、以前の状況に捉われ過ぎず、柔軟に対応されていくことが必要ではないでしょうか。そしてそのためには、しっかりとした情報収集をされることが大事ですよね。
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