試し書きで徹底調査! 履歴書で使うおすすめボールペンはこれだ!

直筆で履歴書を書く際、ボールペンを使うと思いますが、色々な種類があるのでどれを使って書けば良いのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか?

履歴書は、あなたを企業にアピールするための重要な書類です。履歴書作成時のマナーを守って、採用担当者の目を引くような履歴書を作成したいですね。

ここでは、履歴書を書く際に使用するボールペンの選び方のポイントから、オススメのボールペンについて、わかりやすく紹介します。

手書きで履歴書を書く場合はボールペンを使おう

履歴書を書く際はボールペンで

履歴書は応募企業に提出する正式な書類です。そのため、鉛筆やシャープペンシルのような簡単に文字を消せる筆記用具は使用してはいけません。
履歴書の記入には、インクでしっかりと書けて、文字を消すことができないボールペンを使用しましょう

蛍光マーカーは使用してはいけない

最近、学生のなかには履歴書を目立たせるために蛍光マーカーなどを使用する方もいますが、実はこれはマナー違反です。
履歴書は正式な書類のため、黒いボールペン以外のものは不適切ですので、やめましょう。

消せるボールペンはNG

消せるボールペン(フリクションボールペン)は、履歴書での使用は避けましょう
また、フリクションボールペンは、摩擦熱によって色が透明になるインクを使用しているため、書類を高温の場所に置いたり、コピーをとるときのコピー機のライトの熱に反応して文字の色が薄くなり読みづらくなる危険性があります。

【Memo】

一昔前までは、「重要書類は万年筆で書く」という風習がありましたが、現在では万年筆を使用している方は少なくなっています。普段から万年筆を使用しているのであれば、万年筆で履歴書を記入していただいて構いませんが、その場合は、耐水性の万年筆インクのものを使用しましょう。

ボールペンを選ぶ際、注意することは?

世間には、多種多様なボールペンが出回っていますが、履歴書に使用するボールペンは、黒いゲルインクで、ペン先は0.7mmのものを選びましょう。

インクの色は黒を使おう

履歴書は正式な書類ですので、黒いインクのペンを使用しましょう
履歴書のマニュアル本などには、「黒または青の筆記具」と書いてあるものもありますが、黒いインクのボールペンを使用すると無難です。

インクはゲルインクのものが良い

ボールペンには、油性インクや水性インク、ゲルインクを使用したものがあります。
インクによって特徴が異なりますが、履歴書に使用するインクは、水に強くて、滲みにくく、書きやすいゲルインクをオススメします。これは、履歴書は郵送時に雨などに濡れたり、企業先で不意に水滴がかかってしまったりする危険性があるためです。
なお、インクの種類については、ボールペンのラベルに書いてあることが多いので、確認してみてください。わからない場合は、店員に聞いてみると良いでしょう。

油性・水性・ゲルインクボールペンの特徴

  • 油性ボールペンインクの滲みが少なく、裏写りしないなどのメリットがある。文字がかすれることが多いので、記入時には注意が必要。
  • 水性ボールペン軽い筆圧でさらさらと滑らかに書くことができ、発色性も優れている。水に濡れると文字が消えてしまうデメリット
  • ゲルインクボールペン油性ボールペンと水性ボールペンの両方の良さを合わせ持っており、インクの出方が一定で、なめらかに書ける。また、インクが滲みにくく、発色も鮮やか

【Memo】

最近は、技術の進歩によってボールペンも進化しているため、文字がかすれにくい油性ボールペンや、水に滲みにくい水性ボールペンも開発されています。購入する際は、製品表記を確認したり、実際に試し書きをしてみると良いでしょう。

ペン先の太さは0.7mmがオススメ

一般的に市販されているボールペンのペン先の太さは、0.5mmのものが多いと思います。しかし、履歴書に記入する際は、0.7mmの太さのボールペンを使用しましょう。
0.7mmのボールペンは、履歴書などの比較的大きな文字を書く箇所が多い文書では、バランスがとれた文字を書くことができます
逆に、0.5mmのボールペンでは、線が細く、文字が小さく見えてしまいます。

採用担当者によっては、小さい文字の履歴書を見た際、文字から弱々しい印象をもってしまう可能性があります。履歴書は企業にあなたをアピールするための書類ですので、文字を大きく書くことができる、0.7mmのボールペンをオススメします。

■0.5mmと0.7mmのボールペンで書いた場合の違い
ボールペン0.7mmと0.5mm比較

なお、0.7mmのボールペンで文字が見えづらくなることはありませんが、記入する欄が小さい場合や、長文の志望動機を書くため、大きな文字では枠内に収まらないという場合は、その欄のみ0.5mmのボールペンを使用すると良いでしょう。
逆に、目立たせたい箇所にはペン先が太いものを使用するのも手です。

主力5商品を書き比べ! オススメのボールペンは?

実際に市販されている履歴書用紙(JIS規格)に、5種類のボールペンで文字を書いてみました。書きやすさ、滲みにくさの点から、編集部オススメのボールペンを紹介します。
なお、下記は編集部の個人的な感想ですので、あくまでも参考レベルにしてください。

最もオススメのNo.1ボールペンは、Juice

Juiceは、力強くてクッキリした文字が書けます。またとても書きやすく、水にも滲みにくいため、履歴書を書くには最適なボールペンです。

履歴書の記入例とボールペンランキング(2015年7月現在)

(1)Juice(0.7mm):ゲルインキ/株式会社パイロットコーポレーション

Juice-ボールペン

Juice0.7mmサンプル

力強さ・クッキリ感 ★★★★
重厚感ある文字が書けますが、サラサクリップに比べて若干細く見える。

書きやすさ ★★★★★
筆圧を強くしなくとも、ほどよくインクが出てくるので、長時間集中して書いても腕が疲れにくい。

滲みにくさ ★★★★★
通常の油性ボールペンよりもインクが出て、立派な太い線が書けるうえ、滲まない程度のインク量で適切。

(2)サラサクリップ(0.7mm):ジェルインク/ゼブラ株式会社

サラサクリップ-ボールペン

サラサクリップ0.7mmサンプル

力強さ・クッキリ感 ★★★★★
履歴書に適した重厚感のある文字が書ける。

書きやすさ ★★★
筆先が太いため、インクがたくさん出て、書きやすい。

滲みにくさ ★★
他のボールペンに比べ、インクが大量に出るため、インク溜まりができ、文字が滲みやすい。

(3)JETSTREAM(0.7mm):油性(ジェットストリーム)/三菱鉛筆株式会社

 JETSTREAM-ボールペン

JETSTREAM0.7mmサンプル

力強さ・クッキリ感 ★★
普段使用する分には十分な重厚感だが、履歴書に使用するには線が弱く見える。

書きやすさ ★★★★
書き味のなめらかさは抜群。書いていても腕が疲れにくいが、ペン先がなめらかなため筆圧が弱い人には不向きな場合もある。

滲みにくさ ★★★★
インクが乾くのがとても早く、ほとんど滲まない。

(4)スラリサクセス(0.7mm):エマルジョン/ゼブラ株式会社

スラリサクセス-ボールペン

スラリサクセス0.7mmサンプル

力強さ・クッキリ感 ★★
履歴書に使用するには、字が細く、弱い印象になる。

書きやすさ ★★
筆先がなめらかだが、やや滑りやすいため、長時間書くと腕が疲れる。インクの色は他のボールペンよりも薄め。

滲みにくさ ★★
インクが乾くのがやや遅く、書きながら手でこすれてしまう危険性もある。

(5)ジムノック(0.7mm):油性/ゼブラ株式会社

JIM-KNOCK-ボールペン

JIM-KNOCK0.7mmサンプル

力強さ・クッキリ感 ★
線が弱く、履歴書にはオススメしない。

書きやすさ ★
インクの量が他のボールペンと比較しても少ないため、筆圧が強くなりがち。履歴書のような厚手の紙にはやや不向き。

滲みにくさ ★★
インクの乾くスピードは、きわめて標準的。

記入例の比較一覧

ボールペンサンプル比較

同じ色、同じペン先の太さのボールペンでも、書いた文字は製品によって大きく変わることがわかると思います。
今回試したボールペンは、どれも一般的な店舗で取り扱われており、定価も比較的安価な製品ばかりです。是非、あなたも実際に文房具店などで試し書きをしてみてください。

書き間違えた場合は書き直し(修正液はNG)

履歴書で書き間違いをしてしまった場合は、多少面倒でも、必ず最初から書き直しましょう
履歴書を記入する際、いくら細心の注意を払っていても、どうしても書き間違いが発生してしまうことがあります。しかし、このような場合、書き直すのは面倒だと考えて、修正液や修正テープ、砂消しゴムなどを使用するのはやめましょう
一般的に、履歴書を修正してはいけないということは、就職・転職時の常識になっています。

まとめ

さまざまな種類のボールペンがありますが、履歴書は採用担当者にみてもらうための重要な書類です。採用担当者が見やすいと感じる履歴書を作成できるように、自分に合ったボールペンを探してみてください。
なお、使用するボールペンは、「黒いゲルインクで、ペン先の太さは0.7mm」のものがオススメです。

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