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さんま、ダウンタウンにもあった“見えない10年間”
「最近の若手の芸人や芸人を目指す若い人たちは、さんま君やダウンタウンなんかを見て、自分もすぐに彼らのようになれると勘違いしています。彼らにも笑わないお客さんを相手にして舞台に立っていたときがあるわけで、“見えない10年間”があるんです。世間からは天才と思われているし、『努力しています』とは言いたがりませんが、ライバルが出ているテレビ番組などを見て、日々ものすごく研究していると思います。だから、世阿弥ではありませんが、20代でしっかりと基本を作り、30代でオリジナリティを発揮できているんです」
二人の自分を使い分けた横山やすし
「自分が思う自分と、人から見た自分とは違います。横山やすしさんの本名は木村雄二といいますが、木村雄二は寂しがり屋でやさしい人なんです。だけど、世間からは『森の石松』のような破天荒な人だと思われている。彼は人から見た自分を磨こうとしていたんです。クレバーな人でしたから、わざと事件を起こして、自分の賞味期限を延ばしていたのかもしれません。だけど、自分をマネージメントする自分というものがいたら、もっとよかったと思います。でも、やすしさんには仕事を教えてもらいました。たとえはすべてボートの話でしたが(笑い)」
戦略性に長けている島田紳助
「以前、紳助君のノートを見て驚いたことがあります。マトリックスが書いてあったんです。そこには、様々なタレントさんの名前が書き入れてあり、それらはポジションごとに分けられていました。芸能界ではキャラクターがかぶることを避けますから、自分が今どの位置にいるのか、どの位置が空いているのか、それを彼は分析して戦略を立てていたんでしょう。彼は一般の社会でも成功するんじゃないでしょうか。でも、トップにはなれません。あともう少しというところで失脚する可能性が高いですね(笑い)
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1946年京都市生まれ。同志社大学卒業後、吉本興業株式会社に入社。8年半、横山やすし・西川きよしのマネージャーを務める。

80年、東京事務所開設のため赴任。漫才ブームを成功させ、多くのタレントを売り出す。

89年、本社制作部長就任。吉本新喜劇再生プロジェクトを指揮しリニューアルを果たす。

92年、取締役制作統括部長就任。以降、吉本興業の全国展開を推進。

97年、常務取締役大阪制作本部長就任。

2002年、吉本興業を退職し、「木村政雄の事務所」を設立する。著書に「こうすれば伸ばせる!人間の賞味期限」(祥伝社)、「笑いの経済学」(集英社)などがある。

■参考書籍
35歳革命
〜仕事のカベにぶつかった時に読む本〜
(大和書房・1400円)

準備ができている人にチャンスは微笑む。常日ごろから個人の能力を磨け!
多くのお笑いタレントを育てた名プロデューサーが語る“売れる”ビジネスキャリアの築き方
カリスマ・ファンドマネージャーが語る転職者のための伸びる会社伸びない会社の見分け方