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コンビニエンスストア業界

現在の業界の動向

90年代末から続く激しい業界内の競争により、厳しい市場環境が今後も見込まれます。07年7月の日本フランチャイズチェーン協会の発表によると、6月のコンビニエンスストア主要11社の売上高は前年同月比4.2%減で、12か月連続の前年割れとなりました。

このような現状を打破するため、「ナチュラルローソン」や「ローソンストア100」を展開するローソンのように、新たな業態の導入に積極的な企業がある一方で、既存店強化に力を入れる企業もあり、特に大手では積極投資の方向は今後も続くと思われます。そのため新規投資の余力のある上位チェーンと中堅チェーンとの格差が拡大し、今後業界再編の可能性もあります。

主要コンビニエンスストアの株主の状況を見ると、セブン-イレブンは持株会社セブン&アイ・ホールディングスが100%出資。デイリーヤマザキも、山崎製パンが100%出資しています。その他、エーエム・ピーエム・ジャパンはレックス・ホールディングスが62.6%、サークルKサンクスはユニーが47.3%、ミニストップはイオンが47.1%、ファミリーマートは伊藤忠商事が32.5%、ローソンは三菱商事が30.7%それぞれ出資しています。

コンビニエンスストア業界の気になる話題

07年5月、ファミリーマートは、TSUTAYAとの複合店舗を早ければ年内に出店することを決めました。11月からはファミリーマートの「ファミマカード」とTSUTAYAの「T-ポイント」それぞれのポイントを相互交換することができるようになり、同時に両カードの一体型カードも発行されます。今後の展望としては、TSUTAYAで借りたDVDなどをファミリーマートの店頭で返却できるシステムの導入なども検討されています。

時価総額ランキング(07年7月末時点)

1位セブン&アイ・ホールディングス3兆2,323億円

2位ローソン4,267億円

3位ファミリーマート3,018億円

4位サークルKサンクス1,745億円

5位ミニストップ657億円

国内店舗数ランキング(各社公表07年7月末時点)

1位セブンイレブン11,769店

2位ローソン8,585店

3位ファミリーマート6,527店

4位サークルKサンクス6,250店

5位ミニストップ1,867店

6位デイリーヤマザキ1,706店 (06年12月末)

7位am/pm1,346店 (06年12月末)

コンビニエンスストア業界の主要企業

セブン&アイ・ホールディングス

業界最大手の巨大コングロマリットです。国内の店舗数は11,769店(07年7月末時点)と業界トップ。05年9月にイトーヨーカ堂、セブン-イレブン・ジャパン、デニーズジャパンの3社が経営統合し、持株会社として設立されました。中食産業(惣菜や弁当、調理パンなどの製造販売業)において、日本最大の規模を誇る企業でもあります。日本のほか約20カ国にチェーン店舗を展開。専門子会社設立や、積極的な業務提携によってサービス力を強化しています。

本社所在地
東京都千代田区二番町8-8
資本金
500億円
チェーン店売上高
2兆5,335億円(経常利益1,767億円)
平均年収
686万円
従業員数
(グループ全体)
54,088人

ローソン

07年7月末時点で国内に8,585店を出店し、店舗数業界第2位の企業であるローソン。生鮮食品を均一価格で扱う「ローソンストア100」、郵便局内にある「ポスタルローソン」、自然食品など高付加価値商品を揃える「ナチュラルローソン」など新業態開発に力を入れています。05年11月には東京急行電鉄と業務提携を、06年3月にはNTTドコモと資本・業務提携を結ぶことに合意。07年2月には生鮮食品を取り扱うコンビニエンスストアSHOP99との間で資本・業務提携を結ぶことに合意しました。

本社所在地
東京都品川区大崎1-11-2
資本金
585億円
チェーン店売上高
1兆3,866億円(経常利益446億円)
平均年収
639万円
従業員数
(グループ全体)
3,614人

ファミリーマート

国内店舗数6,527店(07年7月末時点)で業界3位のファミリーマートは、比較的早い時期からアジア各国に進出するなど、海外で積極展開を見せています。06年7月には、ローソンに続いて業界2番目の全都道府県出店を達成。また、06年1月に伊藤忠商事、東芝テックとともに、経済産業省と共同で新決済システム(商品に貼り付けた電子タグと電子マネーの使用による決済時間の短縮を図るシステム)の実験を開始。06年2月には、NTTドコモのケータイクレジットサービスの導入に合意し、07年7月から全店で利用できるようになりました。

本社所在地
東京都豊島区東池袋4-26-10
資本金
166億円
チェーン店売上高
1兆688億円(経常利益321億円)
平均年収
589万円
従業員数
(グループ全体)
6,735人

サークルKサンクス

国内店舗数は6,250店(07年7月末時点)で業界4位のサークルKサンクスは、プロバスケットボールbjリーグのオフィシャルパートナーになっています。06年2月には生鮮食品を扱う「99イチバ」を開店し、新業態を展開。また、同年同月東京スター銀行との間でATMサービス(預金引き出し手数料無料など)の展開で合意し、これを取り入れました。近年では電子マネー導入に積極的で、07年秋にはSmartplusを全店に導入する予定です。

本社所在地
東京都中央区晴海2-5-24
資本金
83億円
チェーン店売上高
1兆685億円(経常利益221億円)
平均年収
610万円
従業員数
(グループ全体)
1,890人

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