現在の業界の動向
少子高齢化の一層の進行によって、安置英人具や美白などの高機能スキンケアの需要が拡大しています。また、今後は国際的なM&Aが頻発する中で、いかにして自社のブランドを確立するかが化粧品業界の鍵となりそうです。
1997年の再販制度の全廃と消費者ニーズの変化による影響により、これまで主流だった化粧品店でのカウンセリング販売・訪問販売(ポーラ化粧品本舗・日本メナードなど)に加え、ドラッグストアでのカウンセリング販売や安価なコンビニコスメ、インターネット販売(DHC・ファンケルなど)と流通が多様化してきました。
また、多くの外資系企業も日本に進出しています。ロレアル(日本ロレアル)、プロクター・アンド・ギャンブル(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)、エスティーローダー(エスティーローダー・グループ・オブ・カンパニーズ)、ユニリーバ(ユニリーバ・ジャパン)、エイボン(エイボン・プロダクツ)は日本に法人組織を設立しました。そのほかの主要外資系企業としてはシャネル、モエ・へネシー・ルイ・ヴィトン、ローラ・メルシエなどがあります。
皮膚科専門医の作るスキンケア化粧品や健康食品が売りのドクターシーラボが急成長を遂げたり、男性化粧品の分野での、老舗マンダムと資生堂の激しいトップ争いが展開されたりするなど、あらゆるセグメントで競争が激化しています。
化粧品業界の気になる話題
07年6月、ヤマダ電機が化粧品事業に参入することを正式発表しました。通信販売からスタートし、秋以降にも大阪や仙台、首都圏の大型店舗から順次店頭販売する予定です。
07年5月、コーセーは高級ブランドの流通・小売を手がけるシャルーグループと代理店契約を結び、07年秋よりアラブ首長国連邦で完成品販売を開始する予定です、次年度からは対象国も広げ、3年後には中東地域に約50店を開店する予定です。
07年5月、資生堂は100%出資子会社Shiseido(RUS),LLCを設立し、08年1月からの販売開始を発表しました。外資系企業との競争が激化する中で、新たな市場として世界的にも注目を集めるBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)での新戦略の一環として注目を集めています。
花王1兆8,021億円
資生堂1兆783億円
コーセー2,005億円
ファンケル1,202億円
マンダム702億円
時価総額ではカネボウ化粧品の買収で化粧品事業の売上高が大幅にアップした花王が首位です。
化粧品業界主要企業
「マキアージュ」「ウーノ」「アクアレーベル」「ツバキ」などのメガブランドを擁する国内最大・世界第5位の化粧品メーカーです。花王のシャンプー「アジエンス」に対抗し、50億円を投入して「ツバキ」の知名度アップに力を注ぎ、トップに躍り出ました。
- 本社所在地
- 東京都中央区銀座7-5-5
- 資本金
- 645億円
- 連結売上高
- 6,945億円(経常利益534億円)
- 連結売上高
- 633万円
- 従業員数
- 3,344人(グループ全体27,460人)
05年7月のモルトン・ブラウン社(英)の買収に続き、06年1月には産業再生機構からカネボウ化粧品を買収しました。それにより、「テスティモ」「レヴュー」「サラ」などのブランドを入手しています。05年10月には知的障害者の積極的な雇用を目的とした子会社・花王ピオニーを設立しました。花王の主なブランドには「ニベア」「ビオレ」「アジエンス」「オーブ」などがあります。
- 本社所在地
- 東京都中央区日本橋茅場町1-14-10
- 資本金
- 854億円
- 連結売上高
- 1兆2,318億円(経常利益1,201億円)
- 連結売上高
- 768万円
- 従業員数
- 5,642人(グループ全体32,175人)
口紅やファンデーションを主力商品としています。06年3月には米コティ社のメイクアップブランド「リンメル」の日本における輸入・製造販売ライセンス契約を締結しました。07年より中東に進出を開始し、海外でのブランド構築に力を入れています。主なグループ会社にはアルビオンがあります。主なブランドは「ヴィセ」「グランデーヌ」「雪肌精」「エスプリークプレシャス」などです。
- 本社所在地
- 東京都中央区日本橋3-6-2
- 資本金
- 48億円
- 連結売上高
- 1,763億円(経常利益142億円)
- 連結売上高
- 584万円
- 従業員数
- 2,031人(グループ全体4,955人)




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