転職×天職 > メディカル(製薬・バイオ・医療機器)の転職求人特集 > メディカル週刊ニュース > メディカル週刊ニュース2007年 3月3

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メディカル週刊ニュース

2007年 3月:

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全国の大型病院数、9000割り込む・厚労省調べ
厚生労働省の調べで、入院ベッドや高度医療機器などを備える大型病院の数が9000を下回ったことがわかりました。2006年末時点では8920で、05年末と比べて98減っています。ピークだった90年には1万96の病院がありましたが、年々減少傾向が続いています。厚労省の調査では、病院数が減るのは高度な医療設備などへの投資負担が重く赤字経営の大型病院が多いためとしています。
脳出血による運動障害、ES細胞で回復・聖マリアンナ医大
鈴木登教授らの聖マリアンナ医科大学 研究チームは、脳出血の後遺症で運動障害が残ったマウスの脳を、サルの胚性幹細胞(ES細胞)から作った神経細胞の移植によって機能を回復させることに成功しました。人間でも同じことができれば、脳梗塞による体のマヒを細胞移植で治療可能になります。
武田薬品工業、英ベンチャーを買収
武田薬品工業は12日、英バイオベンチャーのパラダイム・セラピューティックを買収すると発表しました。買収額は明らかにされていませんが、パラダイム社の遺伝子組み換え技術を活用し、新薬の研究開発を強化するとのことです。
骨再生の新技術・産総研など開発
産業技術総合研究所と三洋電機の研究チームは、病気などで失った骨を再生する新しい医療技術を開発しました。骨の元になる細胞を患部に移植する際、カルシウムを十分に含んでいるかどうか簡単に確認できます。実用化すれば、治療に使える有効な細胞だけを選んで移植できるとのことです。
リハビリ打ち切り、狭心症や心筋梗塞の1割以上・厚労省
厚生労働省は12日、昨年の診療報酬改定によりリハビリテーションの治療日数を原則として「最大180日」に制限したことに関し、実態調査をまとめました。医師が「改善の見込みがある」と判断しながら、上限日数に達したためリハビリを打ち切ったケースが、心筋梗塞や狭心症、関節炎などの患者の1割以上にのぼることが明らかになりました。
ゲノム創薬研究所、スギ花粉の飛散抑制技術を開発
東京大学発ベンチャーのゲノム創薬研究所は、スギ花粉の構造を壊すことで飛散を抑える技術を開発しました。群馬県林業試験場などと協力し、実際の樹木に散布して効果を調べます。弱アルカリ性の炭酸水素ナトリウムの水溶液にスギ花粉を浸すと、花粉の外殻が壊れて内部の物質が流出し、周囲に付着してほとんど飛散しないとのことです。炭酸水素ナトリウムは胃腸薬などにも用いられ、人体への影響は少ないそうで、このほど東大と共同で特許を出願しました。
パーキンソン病、ヒトES細胞で改善・大学助手、動物実験成功
聖マリアンナ医科大学の千葉俊明助手は13日、横浜市で開催中の日本再生医療学会でヒト胚性幹細胞(ES細胞)を使ってパーキンソン病の症状を改善する動物実験に成功したと発表しました。人間に応用できれば、進行したパーキンソン病患者の手足のふるえなどを軽減する有望な治療法になる可能性があります。パーキンソン病は、何らかの理由で神経細胞が死滅し、脳のなかの情報伝達物質ドーパミンが不足して発症する病気で、今のところ決め手となる治療法は確立されていません。
大腸がん、検診受診者・死亡率7割低下――厚労省研究班
厚生労働省研究班は14日、大腸がん検診として実施されている便潜血検査を受診している人は、受診していない人と比べて大腸がんによる死亡率が約7割低くなるとの調査結果を発表しました。日本人約4万人を対象に13年間にわたって追跡調査して得られた結果とのことです。便潜血検査は、大便に血液が混じっていないかどうかを調べて大腸がんを早期発見する手法です。自治体などが実施する検診で実施されていますが、日本人で有効性を検証した大規模調査はこれまでありませんでした。
リハビリ日数制限の緩和を答申・中医協
厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は14日、公的医療保険で受けられるリハビリテーション日数の制限(最大180日)の緩和を柳沢伯夫厚労相に答申しました。急性心筋梗塞や狭心症などを新たに日数制限の対象外とするほか、介護保険が適用されない40歳未満の患者が医療保険でリハビリを継続できる制度も設けるとのことです。答申を受け厚労省は、4月から実施する予定です。
ゼクスグループ、有料老人ホームなどオープン
不動産コンサルティングなどのゼクスは、グループの高齢者向け住宅事業を強化します。介護施設運営の子会社ゼクスコミュニティは15日、東京・大田に介護付き有料老人ホームを開設し、2008年には別の子会社ゼクスアクティブ・エイジが健常高齢者向け住宅を都内2カ所にオープンするなど、特色ある施設で幅広いニーズに対応します。
富士フイルム、血液一滴で遺伝子診断
富士フイルムは14日、一滴の血液で薬の効き目などに関わる遺伝子の個人差を約30分で判定できる検査装置を開発したと発表しました。来年前半までに商用機を発売し、遺伝子診断事業に参入します。2010年をメドに診療所など向けの廉価版を発売し、患者の体質に応じて最適な薬の量などを選ぶ「テーラーメード医療」の早期実現につなげる考えです。
保険証をICカード化――厚労省、2012年メド
厚生労働省は14日、健康保険証にICカード機能を搭載し、患者や医師が過去の病歴や受診内容をパソコンで確認できる「健康ITカード(仮称)」を導入する方針を固めました。情報化で医療の効率を高めます。16日に経済財政諮問会議に示す医療・介護分野の「質向上・効率化プログラム」に盛り込むとの事です。ICカードで国が整備するデータベースに接続することで、医療機関は他の病院で受けた診療内容や病歴が分かり、患者も自分が受けた診療内容を確認することができるようになります。
ジェナシス、ペプチド医薬の候補物質を発見する技術を実用化
バイオベンチャーのジェナシスは、効率よくペプチド医薬の候補物質をみつける技術を実用化しました。このほど複数の候補を獲得し、物質特許を申請しました。今後は大手製薬会社などと提携し、共同で研究開発を進めて製品化を目指します。ペプチドは大腸菌を利用して作るのが主流ですが、作り出せる種類には限りがあり、ジェナシスは、試験管内で病気などに関わるたんぱく質に作用するペプチドを合成する技術を開発。従来法より多くの種類を作り出せる模様です。また、ペプチド医薬の課題であった安定性を持たせることにも成功したとのことです。
3月16日付
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