転職×天職 > メディカル(製薬・バイオ・医療機器)の転職求人特集 > メディカル週刊ニュース > メディカル週刊ニュース2008年 2月5

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メディカル週刊ニュース
2008年 2月: 1 2 3 4 5
緑茶の胃がん予防効果、喫煙で打ち消し・厚労省研究班
緑茶に含まれる成分「カテキン」には胃がんを予防する効果があるが、喫煙によって効果が打ち消されることを、厚生労働省の研究班が米国の科学雑誌に発表しました。研究班の井上真奈美・国立がんセンター室長が全国に住む男女約3万7000人を12年間にわたって追跡調査を行った結果です。期間中に胃がんにかかった494人の血中のカテキンの濃度を胃がんにならなかった人と比較しました。非喫煙者ではカテキン濃度が高いと胃がんリスクが下がるのに対し、喫煙者では逆にリスクが高まるという結果が出ました。
スギ花粉、飛散防ぐ薬剤・日油と東農大が開発
中堅化学メーカーの日油と東京農業大学の小塩海平准教授は共同で、花粉症の原因となるスギ花粉の飛散を防ぐ薬剤を開発しました。夏ごろに薬剤をスギに散布することで、雄花だけが枯れ、花粉が作られません。主成分は天然物由来で環境や人体への影響はありません。両者は「4―5年後に実用化し、スギ花粉症の抜本対策につなげたい」としています。
抗体医薬の抗がん剤・中期段階の治験に着手――第一三共
第一三共は、免疫機構を応用した抗体医薬の候補品「CS1008」について、抗がん剤としての有効性を検証する「第二相」の臨床試験(治験)を米国で始めました。この候補品は自社開発品で、がん細胞の表面に多い特殊なたんぱく質だけに結合し、がん細胞の増殖を抑えます。同社は製品化を急ぎ、重点分野に掲げるがん分野の強化につなげます。
第一三共、抗血栓症薬が米で優先審査対象に
第一三共は、米製薬大手イーライ・リリーと共同で昨年末に米食品医薬品局(FDA)に承認申請した抗血栓症薬「プラスグレル」がFDAの優先審査対象となったと発表しました。両社はこの薬を次期主力品と位置付け、年内の発売を計画しています。優先審査の対象は他の薬に比べて手続きが迅速に進むため、計画実現の可能性が高まりました。FDAの審査は平均10カ月かかりますが、特例として治療効果が高いと期待される薬を優先的に審査する制度があります。優先審査の対象となった約9割の品目は、承認申請から6カ月以内に審査結果が出る予定です。
効き目が強いサロンパス・米国で承認取得――久光製薬
久光製薬は、米国で「サロンパス ペインリリーフパッチ」の販売承認を取得したと発表しました。ねんざや腰痛の治療に使う張り薬で、ドラッグストアで買える大衆薬です。従来品より有効成分「サリチル酸メチル」の量を増やして効き目を強めました。今夏に現地で商品発表する計画で、来年1月には店頭に並ぶ見通しです。
ゼリア新薬、国内初の肝細胞がん治療薬・今春に治験を開始
ゼリア新薬工業は今春、国内で肝臓がんの一種である肝細胞がんの治療薬について臨床試験を始めます。開発に成功すれば国内初の治療薬となります。肝細胞がんの治療は外科手術が中心だったため、飲み薬の開発が医療現場から求められていました。消化器関連を開発の重点分野に位置付けており、がん治療薬の開発も進めて製品群を強化します。
高血圧薬「ノルバスク」に新型錠剤――ファイザー
米系製薬のファイザーは先月25日、主力の高血圧薬「ノルバスク」で、水なしでも飲める新型錠剤の承認を取得したと発表しました。製造は大日本住友製薬に委託します。ノルバスクは近く日本での特許が切れ、今夏にも同じ薬効成分を含む安価な後発薬が発売されます。ファイザーは利便性を高めた錠剤を早期に発売することで、後発薬と差別化を図ります。
アトピー性皮膚炎の医薬品・重症度を診断――塩野義製薬
塩野義製薬は先月25日、アトピー性皮膚炎の重症度を評価する体外診断用医薬品「アラポートTARC」を先月29日に発売すると発表しました。同皮膚炎の症状を悪化させると考えられている血清中の因子「TARC」の量を測定することで、見た目だけでは難しい同皮膚炎の重症度を客観的に診断することが可能となります。
製品数を半減・2012年めど――エスエス製薬
エスエス製薬は2012年をめどに、取り扱う製品数を約250に半減させます。生産や研究開発の効率を引き上げるのが狙い。あわせて広告宣伝費は主力ブランドに集中させます。同社はドラッグストアなどへの依存度が大きい大衆薬に事業の中心を絞っているため、消費者の認知度向上を高めることで、商品競争力をさらに強化します。
アンジェスMG、難病治療薬を4月にも販売へ・初の商品
遺伝子医薬品開発のアンジェスMGは先月25日、承認申請中の難病治療が厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第1部会で了承されたと発表しました。今後は同審議会薬事分科会での審議を経て製造販売承認を得ます。早ければ4月にも販売を始める見通しです。同社初の商品となります。
国内初の在宅向け・片頭痛の注射器キット――GSK
英系製薬会社のグラクソ・スミスクライン(GSK)は、片頭痛の治療薬と自己注射用のペン型注射器をひとまとめにした「イミグランキット」を発売しました。片頭痛と、一定期間に発作のように痛む群発頭痛を治療できる国内初の在宅用注射剤となります。
日本光電、離れた場所で心電図・筋電図データを送受信
日本光電は心電図や筋電図を計測し、離れた場所でデータを送受信できる「多チャンネルテレメータシステム WEB-7000」を発売しました。リハビリによる治療効果の測定やトレーニング中の運動選手らの体調管理などに役立ちます。
VBからがん治療用抗体の開発・販売権を取得――協和発酵
協和発酵は先月26日、バイオベンチャーのリブテックからがん治療用抗体の開発・販売権を取得したと発表しました。全世界が対象となります。リブテックに契約一時金2億円のほか、開発の進ちょくに応じた成功報酬などを支払います。協和発酵は人が持つ免疫機能を利用した抗体医薬の開発に力を入れており、肝臓がんなど固形がん薬へ応用を目指します。
はしか患者2200人、流行拡大の懸念・感染研
今年に入って全国のはしか患者の報告数が約2200人に上り、南関東を中心に各地で流行していることが、国立感染症研究所が先月26日まとめた速報値で分かりました。同研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は「現状のままでは3月から4月にかけて流行がさらに拡大する可能性が高い」として、ワクチン接種を呼び掛けています。
アルツハイマー病、たんぱく集合体が原因――大阪市大発表
大阪市立大学の森啓教授と富山貴美准教授らは、代表的な認知症であるアルツハイマー病の発症の原因は、アミロイドベータと呼ばれるたんぱく質の小さな集合体が脳の中にたまることとする研究結果をまとめました。このたんぱく質が繊維状になって脳にできる老人斑が原因とする通説を覆す成果で、新薬開発につながると期待されます。先月25日付の米神経内科学誌に発表しました。
薬効かない結核、45カ国で確認・WHO発表
世界保健機関(WHO)は先月26日、従来の治療薬が効かない「超多剤耐性結核」を、日本を含む45カ国で確認したという最新の報告を発表しました。これを含む多剤耐性結核の発症例は世界で毎年50万人近くに上るとみて、感染の広がりを警戒しています。
アルフレッサ、健康食品の宅配事業
医薬品卸2位のアルフレッサホールディングス(HD)は、消費者向けの健康関連事業に進出します。年内にも新規事業や市場調査を手掛ける子会社を設立。宅配会社や食品メーカーなどと連携して、健康食品やサプリメント(栄養補助食品)の宅配事業を始めます。メタボリック(内臓脂肪)症候群の早期発見を目的に4月に始まる特定健診・特定保健指導などで、健康関連市場が拡大すると判断した模様です。
新型万能細胞、応用研究が全国に拡大
京都大学の山中伸弥教授が人の皮膚から作製した新型万能細胞(iPS細胞)の再生医療への応用研究が全国の大学や研究機関で広がりを見せています。横浜市立大学や東北大学は脳神経や角膜などの再生を、東京大学は血液中の止血成分を作り出そうと試みています。研究者らは10年以内の実用化を目指しており、治療が難しい病気への新たな対処法になる可能性を秘めています。
国立病院機構と共同入札で提携・民間病院の参加募る――三菱商事
三菱商事は、独立行政法人国立病院機構の共同入札に民間病院も参加できるようにする仕組みを作ります。このほど同機構と磁気共鳴画像装置(MRI)など医療用画像診断装置の共同入札を、民間病院を含めて実施することで合意しました。第1回は5月ごろの予定。国立病院機構本部は、医薬品や医療機器の調達を効率化するため、運営する全国146の病院の共同入札を実施しています。三菱商事は、病院機構の共同入札のうちMRIやコンピューター断層撮影装置(CT)などの診断装置について、参加したい民間病院を募集する考えです。
厚労省、血液製剤で病原体の死滅技術を検討
輸血用の血液製剤でウイルスや細菌に感染するリスクを軽減しようと、厚生労働省は先月27日、血液製剤に潜む病原体を死滅させる「不活化技術」の導入に向けた検討を始めました。この背景には国内でのエイズウイルス(HIV)感染者の増加や、海外渡航者の増加で、病原体が含まれた血液が輸血用として使われる危険性が高まっていることがあります。厚労省は同日、薬事・食品衛生審議会の専門家による委員会を開き、検討を開始。今後さらに、技術的な側面などについて開発メーカーから意見を集めます。
酒は憂さ晴らしに逆効果?・東大がラット実験、嫌な記憶強化
嫌なことを思い出した直後にアルコールを摂取すると、かえってその記憶が強められることを、松木則夫東京大教授らがラットの実験で見つけました。先月28日までに米専門誌の電子版に発表しています。人の場合なら、嫌なことを忘れようと酒を飲んで一時的に楽しくなっても、翌日には楽しいことを忘れ、嫌な記憶が強く残ることを示しているとの事です。
看護師派遣のスーパーナース、不足深刻な地域の営業強化・埼玉県に支店
看護師紹介・派遣のスーパーナースは、看護師不足が特に深刻な地域の営業を強化します。さいたま市に支店を新設するほか、名古屋支店はJR名古屋駅前に移転して認知度を高めるとともに、名古屋周辺の三重県などへの営業も始めます。両支店は3月24日に業務を開始するとのことです。全国的に看護師が不足しておりますが、埼玉県は2005年の調査で10万人当たりの看護師数が373.1人と全国最下位です。愛知県や三重県も同様の状況で、看護師の派遣や紹介の需要は高いとみられます。
セコム系、神戸に介護付き有料老人ホーム・09年8月に開設
セコム系の有料老人ホーム運営会社セコムフォートウエストは2009年8月、神戸市に介護付き有料老人ホームを開設します。セコムグループにとって関西初進出となり、六甲山に位置する好立地と医療機関隣接の強みを生かし、富裕層の取り込みを図ります。
MRに「スマートフォン」支給・情報提供を手厚く――ファイザー
米系製薬のファイザーは高機能携帯電話の「スマートフォン」を営業ツールとして導入し、年内に医薬情報担当者(MR)らに支給します。インターネットを介して様々なデータを検索できる利点などを生かし、医師ら医療関係者への情報提供体制を強化します。日本で活動する製薬会社がスマートフォンを導入するのは初めて。安価な後発薬の攻勢をかわすとともに、新製品の速やかな採用につなげます。
2月29日付
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