転職×天職 > 外資系大手自動車部品メーカーの動向と企業レポート

外資系大手自動車部品メーカーの動向と企業レポート。世界で好調な日本の完成車メーカーとのビッグビジネスを睨んで。

自動車業界担当コンサルタント:村中謙太郎
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次世代の環境対応車開発のため、国境を越えて提携がさらに進む

GM・フォード・クライスラーといったビッグスリーが低迷している原因の一つに、アメリカの自動車マーケットの約4分の1を占めるSUVの販売低迷が挙げられます。日本国内外問わず、景気減速に伴う消費者の買い控えは当面続くと予測されますが、環境対応やエコの流れが地球規模で高まる中、環境・エネルギー問題に対応したモノづくりや官民が一体になった施策の推進力が、より高まっていくのは間違いないでしょう。

そのような潮流もあり、自動車関連各社は次世代自動車の開発に積極的に取り組んでいます。日米欧の新しい環境基準に適応したディーゼル車を日産が世界で初めて発売したのを皮切りに、トヨタはプラグイン・ハイブリッド車の開発を進め、またホンダも、ハイブリッド車用リチウムイオン電池を開発・生産する会社を2009年春にGSユアサと共同出資で設立予定。国内ビッグスリーをはじめとした各社の動きはより活発になってきています。

このように、ハイブリッドカーや新環境基準対応ディーゼル車の普及はもちろん、未来を見据えて電気自動車や燃料電池自動車を市場投入するための長期的戦略をとっている企業が、環境対応車に対しては継続的に投資していくことが見込まれています。その戦略の一環として挙げられるのが、企業間の業務提携・技術提携・部品の相互供給など。1996年にトヨタとパナソニックとで共同で設立したパナソニックEVエナジーが、プリウス等のハイブリッド車のニッケル水素電池を生産していたり、ホンダとフォードは共にハイブリッド車用ニッケル水素電池の開発で技術提携していたりするなど、国内外問わず、1台のエコカーをつくるための設備投資を下げ、次世代の環境対応自動車を早期開発することに注力しているのです。

トヨタ・日産・ホンダといった国内ビッグスリーをはじめとして、世界マーケットでシェアを誇る完成車メーカーが日本には多数存在します。そんな日本の完成車メーカーをターゲットとする外資系自動車部品メーカーが、長期的戦略拠点を日本に構え、完成車メーカーとのコネクションをより一層深めようとする事業展開を見せています。

また日本の完成車メーカーにとっても、アジアをはじめとする世界各国に製造拠点を持つ外資系自動車メーカーは魅力的なビジネスパートナーに成り得る可能性があるため、両者の関係性は今後より一層緊密なものになると考えられます。

変わりつつある完成車メーカーと部品メーカーの関係性

以前は完成車メーカーの仕様を崩さず、設計通りに製品を作ることが重要でしたが、最近では委託されたモノづくりではなく、自社開発を強化したり、システムサプライヤーとしてモジュール化を推進し、系列を超えた各国の完成車メーカーをビジネスパートナーとする企業が増えています。

プロジェクトマネージャー的要素が強く求められる外資系部品メーカー

上記2点より、外資系部品メーカーでは日本の顧客(完成車メーカー)のニーズを正確に把握し、その上でシステムサプライヤーとしてクオリティーの高いモジュールを製造することが求められます。また、モジュールの製造過程においても、各工程において自社の各国にある製造拠点に指示を出し、正しいモノづくりを行うための管理を行う必要があります。(生産管理・品質管理・コスト管理など・・・)
このように、外資系企業の日本拠点は、対日本の顧客(完成車メーカー)に関する【各国をまたぐプロジェクトの中心】としての機能が重要なため、プロジェクトマネージャ的要素が大半の職種において強く求められる傾向にあります。また、世界各国の製造拠点とのやりとりが発生するため、英語などの言語スキルや、文化、価値観などの各国の違いを理解したうえでビジネスを進めるコミュニケーションスキル、加えてプレゼン力などのビジネススキルが求められます。

日系と外資系の違い

採用に関して

日系のメーカーと比較し、文化の違いなどによって新卒の採用をメインとしていない企業が多く、社員の大半が中途採用者である場合が多いため、「性別、学歴、年齢」などによる応募条件の制約は、日系企業に比べて一般的に、緩やかな場合が多いようです。しかし、自動車業界全般に見られる高い選考基準は、大手外資系自動車部品メーカーも同様です。難関には変わりありません。

社風に関して

また、外資系企業では、個人プレイ的なイメージが強いかも知れませんが、現実には、「「モノつくりにおいてチームワークは大切」と認識しているケースが多く、且つ欧州・米国のような国によっても考え方の違いがあり、企業それぞれの歴史もありますので一概には「外資」として語ることはできません。企業個々の情報をもったコンサルタントが詳細をご面談時にご説明します。

●求められる人材:自動車業界出身者以外にも実はこんな方にも可能性があります●
  • ・ 語学力のある開発エンジニアや、セールスエンジニアの人材需要は多い
  • ・ 車載用電子機器開発競争の激化より家電・電子部品・半導体分野などのエンジニア(ハード/ソフト)は引く手あまた
  • ・ アウトソーシングで設計経験をお持ちの方も業界問わず可能性があり
  • ・ 若手エンジニアは、英語力があまりなくても英語へのチャレンジ意欲があれば可能性あり(各社ともに社内に英会話教室などあり教育体制も整ってるケースもみられます。)

機械系又は、電気電子系で、語学力のある若いエンジニアの場合は、自動車業界出身でなくても可能性はありますので、ご相談下さい。

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企業レポート:大手外資系自動車部品メーカーの企業情報

コンティネンタル・オートモーティブ株式会社

ドイツの大手自動車部品メーカーであるコンティネンタル社と、ブレーキメーカー老舗の日清紡の合弁会社として、2000年12月に設立されました。

ビステオン・ジャパン株式会社

完成車メーカーのビジネスパートナーとして、常に最先端の技術を生み出しグローバルに活躍する自動車部品の代表的サプライヤー

テネコオートモティブジャパン株式会社

エミッションコントロール製品(排出ガス浄化装置など)の分野で活躍する自動車部品メーカー。製品は完成車メーカー向けのOEM市場に供給されており、世界の主要自動車メーカーのほとんどで採用されています。その他、「MONROE・RANCHO」といった製品をアフターマーケット市場向けに展開しています。

ボッシュ株式会社

世界130カ国以上で事業を展開、製造拠点249カ所、全世界の売上高5兆4千億円、全世界の従業員数約24万2,000名を誇る世界最大の自動車部品メーカーです。

ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社

ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社(以下MTJ)は米国ボルグワーナー・モールステック社の日本法人です。

レカロ株式会社

自動車シートの世界No.1メーカーレカロ。その事業領域は自動車だけにとどまりません。人間工学に裏打ちされた技術と理念を武器に、様々な分野に優れた製品を提供しています。

株式会社ヘイズレメルツジャパン

自動車の走りをしっかり支える大切な部品、それがホイールです。性能の安定が安全性に直結する重要なパーツであると同時に、車種ごと、用途ごとに異なる仕様が要求される部品でもあります。このホイールのサプライヤーとして世界でトップのシェアを持っているのが、米国を本社とするヘイズレメルツ・インターナショナル社です。

ベーア・ヘラ サーモコントロールジャパン株式会社(BHTC)

ベーア・ヘラサーモコントロール(BHTC)社はドイツを本社とする自動車部品メーカーです。主力製品は車載用エアコンのコントロールユニット、およびその関連の各種センサー類です。欧州ではこの分野でトップクラスのシェアを確立しており、その製品は代表的な完成車メーカーの多くに納入されています。

エスピーエックスサービスソリューションズジャパン株式会社

大手自動車メーカーとの共同プロジェクトを手掛ける世界的企業


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