「メーカーの経理」への転職 転職成功事例(1)
サービス残業のないメーカーに転職し年収もアップ
- システム開発会社
- 決算、リーダー
- 550万円(年俸制)
- 大手機械部品メーカー
- 決算、リーダー(マネージャー候補)
-
490万円+時間外手当
(想定年収570万円)
A・Hさん 32歳 (男性) 経理経験5年 日商簿記2級
IT業界での経理から、より安定した環境と充実した待遇、福利厚生などを求めて日系の大手機械メーカーに転職しました。メーカーでの経理経験はなかったのですが、前職で決算なども含め幅広い経験があったことをご評価いただけました。
IT関連企業(システム開発会社)で約5年間、経理を担当していました。業界では大手だったのですが、とにかく業務が多忙で深夜までの残業があたりまえという状態が続いていました。しかも、経理の担当者を増やすどころか、退職した人の業務を残った人で分担するといったことが何度かあり、勤務環境が改善される見通しがまったく立ちませんでした。
こうした状態であるにもかかわらず、給与制度が年俸制だったため、時間外手当の支払いもありません。これらの要素が重なって、結婚を契機に転職を考えるようになりました。安定企業で働きたい…という思いがありましたので、まずメーカーを思い浮かべましたが、私には原価計算などの経験がありません。そこで、まずはクイックさんに相談させていただき、いろいろ情報を集めるところからスタートしました。
最初、クイックさんに企業紹介をお願いした条件は、以下の3点でした。
- (1) 安定企業であること
- (2) 時間外手当が全額支払われること
- (3) 評価の透明性が高いこと
あわせて、将来的に国際的な業務に関わりたいという夢もありましたので、海外と取引関係がある企業、または海外子会社を持っている企業ということもリクエストさせていただきました。紹介していただいたのは日本系のメーカーを中心に数社でした。メーカー以外の企業もあったのですが、私としては自社製品を持っている会社で勤務したいという気持ちもありましたので、検討した結果、メーカーに絞って応募していただくことにしました。
結果的には、機械部品メーカー、完成品メーカーなど数社から内定をいただくことができ、業界トップ企業である部品メーカーに入社することを決めました。私の希望した条件をほとんど満たす企業から内定をいただくことができ、非常に満足できる転職となったと思います。また、前職が年俸制でしたので、月給ベースでは給与が下がることになってしまったのですが、賞与や時間外手当を含めた金額では年収アップになることも計算していただき、詳しい判断材料を提供していただくことができたのも良かったと思います。
メーカーからの経理求人で最も多いのが、経理経験5年〜10年程度の中堅クラスの募集です。これは1990年代後半に採用数を抑制した企業が多かったためで、もちろん即戦力としての採用をめざしています。特に要望が多いのが、決算の経験者、そして語学力のある方です。特に、部品関連メーカーにおいては、将来経営の一端を担えるような管理職候補を長期的な視点から募集しているケースが目立ちます。もちろん、育成を前提とした比較的キャリアの浅い方向けの求人もありますので、お気軽にお問い合わせいただきたいと思います。
メーカーを志向される方の場合、まず思い浮かべられるのが誰でも知っているような大手・有名メーカーではないでしょうか。そういった企業からの求人ももちろんありますが、一般的には非常にピンポイントな経験や高度なスキルを求めているケースが多いようです。
これからメーカーでの経理としてのキャリアをスタートさせたいとご希望の方にお勧めしたいのは、大手メーカーの関連会社や知名度はないものの優れた技術や製品を持つニッチトップ企業などです。また、経理部門を分離してシェアードサービス化している企業も、業務内容はメーカーとほとんど変わりませんので、同様のスキルを身につけることができます(待遇もメーカーに準じていることが多いようです)。
また、メーカーは一般的に長期勤務してくれる人材を好む傾向があり、そのため経験社数の少ない方が有利になるといわれます。今後メーカーでキャリアを磨いていきたい方は、じっくり働ける企業を選んで転職することも重要になってくるのではないでしょうか。
Aさんはメーカーでの経理経験はお持ちではありませんでしたが、新興のIT企業で幅広い実務を経験されたことで、メーカーからは「年齢のわりにスキルが高い」という評価をいただけたようです。特に「決算」まで経験されていたところが、ちょうど求めていた人材像と重なったということでした。このように、何か強みがあればメーカー未経験からでもメーカーへの転職は可能です。
また、年俸制の企業から月給+賞与制の企業に変わったことで、1ヶ月単位での支給額は下がってしまいました。これは外資系企業や新興企業からメーカーに転職する際にはよく起こる現象です。Aさんの場合、年間通しての総年収で考えていただくとアップしていることを理解していただけましたが、もし住宅ローンなどを抱えていたりすると月当たりの支給額によっては返済が厳しいという方もいらっしゃるかもしれません。このように、メーカーへの転職はライフプランも考えながら計画的に行なうことも重要になってきます。



















