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ブラザー工業が100%フルアウトソーシングコンサルとIT技術の融合から生まれた企業

アビームシステムズ株式会社

名古屋エリアの産業を根底から支える

世界トップクラスのメーカーと経営コンサルのDNAを継ぐITコンサルティングファーム

同社事業領域図

ブラザーグループのシステム開発・構築・運用を手がけていたブラザーシステムズ株式会社と、世界的なコンサルティング会社として知られるアビームコンサルティング株式会社との業務提携により、2001年に誕生したのがアビームシステムズ株式会社です。

幅広い領域におけるIT技術と、高度なコンサルティング力が融合することで、高付加価値を持つシステムソリューションの提供が可能となった、他に類のないスタイルの企業です。

技術力のあるSIerや導入後のコンサルティング、リリース後のサポートを外部委託する会社は数多く存在します。しかし、同社のように開発の前段階における検討・提案活動から構築後の運用までを、フルアウトソーシングにて対応できる会社は多くはありません。その独自の企業プロフィールと、ブラザーグループへのIT支援を行ってきたという実績にて培われてきた、奥行きあるノウハウにより、あらゆるスタイルで製造業の活性化をサポートしています。

ブラザー工業社の100%パートナーというアドバンテージとアビームコンサルティング社というコンサルティング技術の裏づけ

同社の業務の約8割を占めるのが、ブラザー工業株式会社からの受注案件です。ブラザー工業は、愛知県における名門企業であり、同社製の小型プリンターは、北米や欧州のマーケットにおいて、ヒューレットパッカード社やキヤノンと並ぶトップブランドとして認知されています。来る2012年度に連結売上高1兆円達成を目標とするブラザー工業は、IT関連業務をアウトソーシングにてアビームシステムズ株式会社に業務委託を行っています。したがって、ブラザー工業に対する業務は、単に発注された仕事をこなすというスタンスに留まらず、業務上の課題に対する提案活動、あるいは新製品の開発段階といった、上流工程からの関わりが発生します。

あくまで外部の企業であるという独自の立ち位置を活かし、ブラザー工業に対する、業務改善や設計品質の向上などに関わる提案やコンサルティングを行うこともあり、単なるアウトソーシング会社とも違ったスタンスで大手企業の心臓部的な業務に関わっているのも特徴的です。

基幹システム関連の実績以外にも、プリンターやファクシミリに搭載される組込系ソフトウエアの開発・設計や、対ブラザー工業以外のクライアントを対象とした業務も好調です。基幹業務システムとして数多く利用されているERPパッケージ「SAP R/3」の導入では、中部エリアにおいてトップクラスの導入実績を誇り、活況を呈する名古屋の産業を根底から支える製造業者のパートナー企業として、地位を確立しています。

若手社員でも上流工程から関われる

親会社であるブラザー工業製プリンターの、海外市場における需要拡大を背景に、同社の「組込系ソフト開発」部門もまた、飛躍の一途を辿っています。今後もさらなる業務拡大が見込まれているため、エンジニアの積極採用を進めている注目セクションにて活躍する平松厚知氏の話を聞いてみました。

エンジニア
平松 厚知氏

――業務概要と流れを教えてください。

平松「FAX、スキャナ、レーザープリンタの複合機の開発における、ボタンや液晶部などのユーザーインターフェイス系の仕様作成、および設計、プログラミングを行っています。ユーザーインターフェイス系のエンジニア10数人で1チームを組み、数種の新製品の開発を同時に担当しています。
設計業務の流れですが、まず、ブラザー工業の開発部門のメンバーとの打ち合わせからスタートとなります。次期リリースの機種で求められる機能についてヒアリングを行い、それを持ち帰りチーム内で検討。提案書を作成し、再度ブラザー工業との打ち合わせに入ります。
ブラザー工業からは、既存機種からのマイナーチェンジレベルのものから、漠然とした要望、すなわち要求の明確化、検討、提案という上流工程までを任されています。私たちは、その要望が実現できるのか? どのように実現するのか、などの検討を重ねて、仕様書という形にしていきます。
先方からのOKが出たところで、仕様書に沿った設計に入り、他機能を開発しているチームとの連携を取りながら、開発を進めます。ところどころで検証を加え、最終的に量産実装される時点まで携わっていくことになります」

――担当する業務のやりがいについて聞かせてください。

平松「ブラザー工業の開発部門のメンバーと、直接、設計レベルでの話し合いを行いながら業務を進めることができるのが、なんといっても魅力的な部分です。私のような若手の社員であっても、上流工程からの参画が出来るのも、他社ではなかなか味わえないことと思います。我々の提案が、先方の開発部門の中だけでクローズするわけではないので、時には先方の営業部門や企画部門に対してレビューを行う場合もあります。 多くの人が関わって、ひとつの製品が形になっていく過程を体感できるのは、苦労も多い分、大きな醍醐味を感じる部分でもあります」

――職場の雰囲気について教えてください。

平松「ざっくばらんで、先輩後輩の関係もフラット。技術力のある先輩社員が多いので、何か問題が生じた場合にも、丁寧に教えてくれたり、自ら調査をする足がかりとしてのキーワードを与えてくれたりします。
チャレンジ精神豊富な人が多く、それが社風にもなっています。あらゆる面において、技術的なスキルだけでなく、開発プロセスの改善、時間やリソースの管理を含めたセンスがリーダーや、マネージャーだけでなく全員に求められており、ひとり一人のエンジニアにビジネス感覚が身に着いているというのも、特徴のひとつだと思います」

不況でも積極的に優秀な人材を採用する

ブラザー工業が打ち立てる、2012年度、売上高1兆円達成計画に深く関与し、それを達成させることをミッションのひとつとして掲げるアビームシステムズ。さらなる飛躍が見込まれる同社が求める人物像について、人事担当者に話を聞いてみました。

人事担当

「ポイントは2つあります。まず、自分で考えて行動ができる人。当社は、親会社であるブラザーに対して提案を行う立場にあるので、常にブラザー工業の進む先を見ていなくてはなりません。
この業界のみならず、競争力が激化する経済社会の中では、次なる手段を想定しておかないと、すぐに取り残されてしまいます。アンテナを張りめぐらし、新たな情報を組み入れて、価値のあるものを他よりも一歩先んじて提供できるタイプの人とお仕事をしたいです。」

「そして、もうひとつのキーワードはチームワーク。社内はもちろん、クライアントと一緒に上流工程から仕事をしていくわけですから、コミュニケーション能力というものが最大の武器になるのは言うまでもありません。
私共は、『キャリアについてはまず自分で考える』という精神のもと、自らがスキルアップするための、部門単位の教育プラン、ヒューマンスキルアップのための教育プラン、さらにはアビームコンサルティング社の講座を受講できるシステムも用意しています。自らが望めば、スキルを獲得できるという環境が整っているといえるでしょう。
意欲とポテンシャルのある人を、10年から30年といったスパンで、長期的な視点に立ち、人材を育成していくというのが当社の人材育成の方針です。だからこそ、現在のような不況といわれる時期であっても、積極的に優秀な人材の確保を行っていきたいと考えるのです」

担当コンサルタントのコメント

親会社のブラザー工業株式会社は、国内においてはミシンのイメージが強い企業ですが、実は情報通信機器が売上の70%を占める、地元・愛知では古くからの名門のハイテク企業として認知されています。海外での小型プリンター販売実績も好調な上、新規事業の立ち上げに伴い、2年間で2,000億円を売上げる計画を立てています。そのような超優良企業のIT部門を、100%のフルアウトソーシングにて担当する同社は、安定と将来性の両方を併せ持つ企業といえます。

大手企業の基幹業務の上流工程から参画できるという醍醐味は、他のSIerでは体感し得ないものです。

システム開発のご経験があり、より上流の業務に携わりたいとお考えの方には是非ご検討いただきたい企業です。