転職×天職 > 注目企業採用情報 > 株式会社コスモビューティー
化粧品業界では、開発や製造部門を持たない企業の新規参入が急速に増えています。通信販売やネット通販を行なうベンチャー企業のほか、プライベートブランドを立ち上げる量販店などがその代表的なものといえるでしょう。
こうした企業に協力し、新製品開発から製造までを請け負っているのが化粧品OEMメーカーです。場合によっては大手化粧品会社の新ブランドなどを一緒に手がけるケースもあります。
移り変わりの激しいマーケットに対応し、スピーディーな開発を行なう化粧品業界の縁の下の力持ち。そんなOEMメーカーは、化粧品業界経験者のキャリアを生かせる職場としても注目を集めています。
株式会社コスモビューティーは、化粧品OEMメーカーの中でも特に安定した優良企業として知られています。もともとは大阪で創業された業務用洗剤のメーカーでしたが、まもなく化粧品のOEMビジネスにも進出。
40期連続で増収増益(2桁成長)を続けるなど、着実な発展を続けてきました。
特に、通販化粧品メーカーやプライベートブランドなどの立ち上げが活発になったこの10年間は、同社にとっても大きなビジネスチャンスとなり、この間に売上高を約3倍に伸ばすことに成功しました(1997年度約40億円→2007年度約126億円)。
この急速な成長を支えたのが、同社の技術力です。基礎化粧品、メイクアップ化粧品から医薬部外品、さらには創業当初から手がける洗剤、ワックスなどの化成品まで、取引先の幅広い要望に応えることが可能でした。
また、OEMというと「受託」というイメージが強いのが一般的ですが、コスモビューティーの場合、マーケットのニーズ分析から商品コンセプトの企画立案、そしてパッケージの企画・デザインなどまでワンストップで手がけ、それを提案していく機能を持っていました。こうした「提案型OEM」は、化粧品を専門としない量販店や通販会社などでは高く評価され、同社の躍進の原動力となったのです。
付加価値の高い製品、サービスを提供するコスモビューティーは、経常利益率も12.6%(2007年度実績)と非常に高く、優れた財務体質でも知られています。埼玉事業所に大規模なクリーン工場棟を新設するなど設備投資にも積極的に取り組んでおり、さらなる発展をめざしています。
化粧品OEMメーカーの研究開発職の魅力は、開発スピードが速く、さまざまな製品を経験できるということではないでしょうか。自社製品を開発する大手化粧品メーカーでは、一つの製品開発に数年かけることも珍しくありません。それに対して、OEMメーカーでは平均1カ月で新製品を開発していきます。場合によっては1年で数十製品の開発に携わることもあります。それだけ最新の理論や技術、原料などを応用するチャンスも多く、幅広い開発力を身につけることができます。
コスモビューティーの研究部門は主に大阪研究所を勤務地とし、化粧品、医薬品、化成品…など多彩な分野の製品開発を行います。年間の試作数は4000件以上。そのうち300〜400が製品化されていきます。これだけの案件に対応するため、業務の多くの部分は研究者に一任され、自由な環境と仕事を任される責任感は大きなやりがいにつながっています。
また、同研究所には数千種以上の試作・実験用原材料がストックされており、充実した機器・備品類などとともに開発優先の環境といえるでしょう。中途採用も積極的に行なっており、化粧品、化成品メーカーでの経験者の方(特にOEM開発の経験者の方)には大きなチャンスがあります。
営業部門、製造部門は同社の根幹を支える部門といえるでしょう。コスモビューティーの営業は、約4000社にも及ぶ取引先の管理、提案業務を行います。多彩な製品を求める数多くの取引先があるため、全社としては原材料の一括大量仕入れが可能になります。そのためコスト競争においても優位に立つことができるのです。
製造部門も、小ロット生産から数十万個単位のオートメーション生産まで、取引先のニーズにフレキシブルに対応できる設備を備えています。無添加化粧品や自然派化粧品の生産のためには、医薬品工場並みのクリーンな施設が必要になりますが、同社埼玉工場では医薬品などの生産も可能な化粧品業界としては最高水準のクリーン環境も実現しています。
また、この両部門に共通している同社の強みは「海外戦略の成功」でしょう。コスモビューティーでは、埼玉・大阪の国内2工場の他、ベトナム・ホーチミン市にも生産拠点を持っており、全製品のうち約30%が海外生産となっています。また、化粧品等の原材料を効率よく仕入れるための貿易子会社を中国・上海に置いています。同社は、これら海外拠点で活躍する人材には「現地主義」を採用し、現地語を母国語とする人材を積極的に活用しています。コミュニケーションのミスがない分、品質や生産効率の向上・安定が見込め、また取引条件の交渉なども有利に進めることを可能にしています。
なお、営業部門は東京・大阪、製造部門は埼玉・大阪が勤務地となります。
「提案型OEMメーカー」としての同社の機動力を支えているのが「新商品会議」です。これは、研究・営業・製造の各部門のリーダーによるミーティングで、部門を超えた連携を実現しています。年間300〜400にものぼる新製品を開発、生産していくためには、全部門が協調しあって効率的に動かなくてはなりません。
「新商品会議」は主に大型のテレビ会議システム(TV電話)を使って行なわれ、無駄な出張を減らしています。こんなところにもコスモビューティーの合理的で柔軟な社風が表れています。
コスモビューティーは、代表的な化粧品・化成品のOEMメーカーです。財務体質が非常に優れた企業としても注目すべき存在であり、次世代に向けての設備投資や決算賞与など社員への還元にも積極的です。
また、退職金・各種祝金・見舞金などの福利厚生、育児休業・介護休業・年1回の異動希望申告制度などの人事制度も整備されています。中途採用はいずれの職種でも「即戦力」の採用が基本になっており、過去3年に採用された方も20代から50代と幅広く、同業界での経験を積まれた方となっています。
こうした視点で転職をご検討されていらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。