転職×天職 > 注目企業採用情報 > イーピーエス株式会社
世界的な競争の激化やバイオテクノロジーの発達などを背景に、製薬会社は新薬開発のいっそうのスピードアップを迫られています。新薬の開発・承認には臨床開発（治験）が欠かせませんが、フェーズ1〜3の臨床試験には、通常3〜7年といわれる膨大な時間と、それに伴うコストが必要。そこでこの臨床試験を専門企業であるCRO（Contract Research Organization）にアウトソーシングする流れが加速しています。欧米では臨床試験の大半をCROが受託するまでになっていますが、日本においては15年ほど前からようやく一般化した業界。つまり、まだまだ成長余地を残したビジネスなのです。
イーピーエスはこのCRO業界を代表する企業であり、その特色は前臨床試験からPMS（製造販売後調査）まで、治験に関わるすべての業務を受託できる「フルサービス体制」を構築していることです。クライアントである製薬会社にとっては、すべての業務を一括して委託できるメリットがあり、そのためここ数年で売上高、利益ともに急速な伸びを記録しています。2001年には業界でもいち早く株式を公開、2006年9月には東証一部に上場しました。イーピーエスの実力は、ビジネス界全体から高い評価を受けています。
このようにフルサービス体制を整えていることは、そこで働く人にとっても大きな意味があります。多数の事例を扱っていますので、会社自体に多くの治験ノウハウが蓄積されており、それを学び身につけることができます。またモニタリング、データマネジメント、統計解析など、様々な部署が協力して仕事を進めていくことにより、治験の全体像を把握しやすくなります。つまり未経験で入社した人も、またある程度の経験を持って入社した人も、それぞれのレベルに応じて、より高い専門知識や事例を身につけていくことができる環境があるのです。
イーピーエスのフルサービス体制を支えているのは、治験の様々な分野で専門的な力を発揮する人材のパワー。そのため、育成・教育・研修には工夫をこらしたプログラムを用意しています。
代表的なものは、同期入社者や同じ職位の人が受講する「階層別研修」、担当職務についてOJTを交えて学ぶ「職種別研修」、基本的なビジネスマナーやOA知識、マネジメントスキルなどについて学ぶ「課題別研修」、CRO業務の基本を確実に習得する「臨床試験概論研修」「SOP研修」「疾患概要研修」などがあげられます。また「E-ラーニング」を導入しているのも同社の特色。これはインターネットに接続したパソコンがあれば、いつでもどこででも一人で研修が受けられるシステムで、教材は社内で制作されているため、実際の業務にすぐ役立つ内容の濃いものになっています。
これらの研修の受講状況（テーマ、時間、講師など）は、すべて個人別にデータベース化されており、未経験の方をプロに育成するだけでなく、経験豊富な方のステップアップに必要なアドバイスが的確に行われる体制が整えられています。
イーピーエス（EPS）の社名の由来は、「Ever Progressing System」。訳せば「日々前進する仕組み」となります。つまり新薬の開発を通じて社会に貢献するという初心を忘れず、より質の高いサービスを提供するための熱意を持った方を募集しています。
職種としては、CRA（モニター）とDM（データマネジメント）。CRAが担当するモニタリングは、治験の中心ともいえる業務で、活躍の場は全国に広がっています。またイーピーエスは設立当初、治験に必要なコンピュータシステムを開発する企業としてスタートしたため、DMに関しても高い技術と豊富な実績を持っています。クライアントから信頼を得る優れた技術を学ぶことができます。
治験に関するフルサービスを提供しているイーピーエスですが、近年「オンコロジー（抗がん剤関連）」「循環器系」「中枢神経系」の分野で、数多くのプロジェクトを手がけていることは大きな強みです。この3分野は、現代の医薬品開発の中でももっとも注目される領域といわれており、これから臨床開発分野でキャリアアップしていきたいという方にとっては、まさに絶好の経験ができる環境ではないでしょうか。
数多くの治験ノウハウを積み重ねることで、現在ではアウトソーシングとしてのCROから医薬コンサルティングの分野にも進出しつつあるほか、海外での事業展開、バイオベンチャーとの提携など、様々な経験ができる環境があります。しっかりした組織で確実にキャリアを身につけたいという方に、ぜひお勧めしたい企業です。