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プラズマテレビの「ディスプレイパネル」で国内外トップシェア 曲面にも設置できる「建材一体型太陽電池モジュール」でも注目の的

フジプレアム株式会社

先進の「精密貼合(てんごう)技術」で、大型テレビや太陽光発電の未来を拓く

フラットパネルディスプレイの進化に貢献

姫路工場

プラズマテレビの最前面に設置されている「光学フィルター」と呼ばれる薄いガラスには、画像を美しく安全に見せるための精巧な技術が隠されています。単なる一枚の板のように見えますが、実はガラスの前後に「電磁波カット」「色調補正」「外光映り込み防止」「近赤外線カット」といった様々な機能を持つ光学フィルムが貼り合わされているのです。ガラスとフィルムという異なる素材を、しかも何枚も重ねて、まったく1枚のガラス板にしか見えないように貼り合わせるのは簡単なことではありません。もちろんテレビ自体が大型化・多様化すればするほど、難易度もアップ。この難題を解決し、今日の美しいプラズマテレビを実現したのがフジプレアムの「精密貼合(てんごう)技術」です。

精密貼合技術

同社ではクリーンルーム工場において独自の技術でこれらのフィルムを貼合し、肉眼では見えない微細気泡を熱と圧力で拡散します。さらに厳しい目視検査で異物・歪みなどをチェック。徹底した品質管理体制で高い評価と信頼を獲得し、国内の大手家電メーカーをはじめ数多くの企業に製品を提供しています。最近では103インチという大型画面に対応する一方、機能性フィルムだけで構成された「ダイレクトフィルター」も開発。国内外でトップシェアを獲得し、プラズマテレビの大型化・高機能化・軽量化などに寄与しています。

また精密貼合技術は液晶ディスプレイにも不可欠です。文字や画像を表示するために不可欠な液晶偏光板フィルムに、視野角を拡げるフィルム、輝度を高めるフィルムなどを貼合することで液晶の多様性が向上。テレビ・携帯電話・パソコン・デジカメ・カーナビなど、私たちの身の回りの様々な液晶画面の中に同社の技術が組込まれているのです。

「太陽光発電」の可能性を広げる新形態モジュール開発に成功

フジプレアムのもう一つの事業の柱が「太陽光発電システム」です。ソーラーシステムは一般的に「太陽電池セル」をガラスなどの透明な板で挟み込んで作られます。同社はその核となるセルの部分で、世界最大級の太陽電池モジュールや、世界初の新形態モジュールの開発に成功しています。

独自の技術から生まれた「採光型太陽電池モジュール」
世界最大級のモジュール製造に成功

高度な発電能力を持ちながら、室内に太陽光を採り入れることが可能。

ビルなどの建設段階から天井や壁面の一部として組込むことのできる「建材一体型」となっています。

さらに用途を広げる「新形態採光型太陽電池モジュール」
世界で初めてフィルムを採用

フィルムを用いたことで壁面が曲面状のビル、アーチ状の屋根などへも設置可能に。

太陽光発電システムの用途を広げる製品として、注目が集まっています。

包装資材販売から自動包装機械の開発、そして独自の貼合技術へ。

同社は1982年、包装資材の販売を目的として設立された会社です。そこから菓子などのパッケージを外装フィルムで包む「自動包装機械」の開発・製造へと事業を拡大(1983年)。さらにこれらの機械を進化させ、自社内で光学機能性フィルムの加工(1991年)や、ガラスとフィルムとの貼合(1997年)を手がけるようになりました。つまり包装材としてのフィルムを扱う事業を、時代の求める精密貼合事業へと発展させてきたのです。

同社の全事業を支える「メカテック事業部」で生産技術職を強化中

フジプレアムの技術開発の根幹をなすセクション

フジプレアムには社内の製造設備や機械の設計を一手に担う「メカテック事業部」というセクションがあります。社内で新事業をスタートさせる際にはプロジェクトの立ち上げから参加し、新たな生産ラインを設計・構築。製品の研究開発部門と密接に連携して、各事業部門に最適な技術を提供します。さらに稼動後はきめ細かなメンテナンスにより、高精度・高効率の生産体制を維持。精密貼合によるディスプレイパネルも、曲がる太陽光発電モジュールも、メカテック事業部の力なくしては実現しなかったかもしれません。

また同事業部は自社内の設備・機械だけでなく、創業当時から続く自動包装機械の開発・製造も担当しています。主な顧客は医薬品や食品業界。それぞれ異なる要望をもとにオーダーメイドで機械を設計し、納品・据え付けまでを一貫して手がけます。市場ニーズに対応するオリジナルのパッケージングシステムを生み出す仕事は、まさに「ものづくり」そのものだと言えるでしょう。

中途入社の方が活躍する「機械設計技術職」「電気配線設計技術職」

メカテクノロジー部門

同社では現在、各事業部の好調な業績を受けて「メカテック事業部」の技術者増員を推し進めています。総務部長の伊柿氏によれば「精密貼合という特殊な技術に関わる仕事だけに、同業の経験者はほとんどいないでしょう。だから機械設計も電気配線も工業高校卒レベルの基礎知識があり、多少でも関連の実務経験があれば大丈夫。中途入社のハンデもありません」とのこと。世界トップシェアを誇るディスプレイパネルの製造に関わり、次世代の太陽光発電にも携わる仕事ですから、最先端の技術を学びたい・身につけたいという方には絶好のチャンスではないでしょうか。

好調な既存事業に加え、ナノテクノロジーなど新たな分野・技術にも挑戦

液晶からプラズマ、そして有機ELへ。フラットパネルディスプレイの分野では次々と新しい製品が生まれ、同時に画面の大型化も凄まじい勢いで進んでいます。また環境への関心が高まる中、二酸化炭素を排出しない太陽光発電が注目されているのもご存知のとおり。いずれも社会的ニーズが高く、将来性豊かな事業領域だといえるでしょう。ですから同社の業績も好調そのもの。2001年には太陽光発電システムの販売・施工を行う関連会社を、2003年には世界市場への進出のため上海不二光学科技有限公司を設立し、2004年にはジャスダックへの株式上場を果たしています。

しかしフジプレアムは決して現状に満足しているわけではありません。「卓越した技術をベースに絶えず挑戦し続ける~Challenge to the Impossible~」という企業理念のもと、常に新しい事業に挑み続けています。その代表格が「ナノテクノロジー」です。同社は現在、播磨科学公園都市のニュースバル(高度産業科学技術研究所)の研究プロジェクトに参加。兵庫県立大学と共同で、世界最大の放射光施設「SPring-8」から供給される電子ビームを超微細加工に応用する技術を開発中です。精密貼合で培ってきたミクロレベルの微細加工技術を、ナノ(10億分の1メートル)レベルの“超”微細加工技術へと高めることで、同社からまた新たな「世界初」の製品が生まれるかもしれません。

コンサルタントからのコメント

「精密貼合技術」「太陽電池モジュール製造技術」「ナノテクノロジー(超微細加工技術)」といったコア技術をもとに、現在活況を呈している薄型テレビ業界の先端を担う光学部材分野において、圧倒的なシェアを占めるトップメーカーとして認知されています。

上記のような世界レベルの技術以外にも、以下のような特徴を持つ同社。
ご興味をお持ち頂けた方は、是非 無料の転職サポートへお申し込みください。

  • ◆ 姫路工場/播磨テクノポリス光都工場 と拠点が集中し、技術職での転居を伴う転勤がない
  • ◆ 食堂や独身寮など、従業員にとって働きやすい環境がある