転職×天職 > 注目企業採用情報 > 株式会社バンダイナムコゲームス > バンダイナムコゲームス【TECスタッフ職】

【職種フォーカス】異業界からのキャリアチェンジも可能。ゲーム開発プロジェクトのコンサルタント的役割を担う「TECスタッフ」という仕事

バンダイナムコゲームス【TECスタッフ職】

ファミリー向けに強い世界的なゲーム業界の代表企業

「遊びを通じて世界中の人々に感動と豊かで楽しい時間を提供する」。株式会社バンダイナムコゲームスは、2006年の発足以来、自社のビジョンをこう定めて活動しています。
ご存知のように、同社はゲーム業界と玩具業界をそれぞれ代表する企業であるナムコとバンダイが経営統合して誕生したバンダイナムコグループのゲームコンテンツ事業会社です。クリエイティブに強い旧ナムコの開発力をベースにしながら、同時に旧バンダイのキャラクターマーチャンダイジング・ノウハウを受け継ぎ、数多くのロングセラー・ゲームコンテンツ、及びそこから派生したキャラクター商品やアニメ、映画、出版物などで、グループ全体に大きな売上効果をもたらす存在となっています。

バンダイナムコゲームスが送り出しているゲームコンテンツは、ファミリーや女性など、いわゆるゲームマニア以外からも高い人気を得ているのが特色です。「パックマン」「リッジレーサー」「鉄拳」「太鼓の達人」「ガンダム無双」「NARUTO−ナルト−」…など、子供から大人まで年代を問わず、家族で楽しめるこれらのシリーズはあまり流行や時代性に左右されるということがありません。従って、一度ヒットするとシリーズとして息長く続いていくことになります。実際、パックマンなどは発表からすでに25年以上が経過しているにも関わらず、今も安定的で高い人気を誇っているのです。

「夢・遊び・感動」というゲームの最も根本的な楽しみを作り出すことを理念として掲げている同社では、「超熱中・超発想・超おもてなし」という基本精神に共鳴してくれる社員を通年で募集しています。

業界でも注目の職種。開発プロジェクトを支える技術職「TECスタッフ」

バンダイナムコゲームスの通年募集の中で、今回ご紹介するのは「TEC(テック)スタッフ」という仕事です。

ゲーム開発プロジェクトでは、「スムーズな動き」と「美しい画面表示」をいかに両立するかというバランスを取ることが非常に重要です。しかし、ともすればプログラマーは「スペック」を重視してパフォーマンスを強く求め、ビジュアルアーティストは「美しさ」にこだわってクオリティーを強く求める…という傾向があります。 そこで、両者の間に立って技術的な立場から調整を行い、またそれぞれを支援するためのツール開発や最新技術情報の収集などを行なう仕事、それがTECスタッフです。

TECスタッフの中心的業務は、プロジェクトスタッフが使用する開発ツールの開発です。動きの速い動画の画像処理をいかに行なうか、背景(マップ)の生成をいかに効率化するか…スピーディーな開発のために必要なツールを自ら作成し、現場に提供していきます。 さらに、プログラマー/ビジュアルアーティスト双方から要望をヒアリングをし、随時ミーティングで大小さまざまな技術的な問題点の洗い出しと共有を行い、クオリティアップや効率化を高めるための開発手法の方向性を確認していく…といった制作フローに関して主動的な役割も果たしていきます。プロジェクトの中では決して主役ではありませんが、技術面からプロジェクト全体を支える役割といえるでしょう。 ゲーム業界、IT業界では、世界中で新しい技術が日々開発されています。作業効率をアップさせることができそうな新技術はないか、新しい表現を実現できる新技術はないか等、常に業界の動向に気を配り、採り入れることができる技術があればすぐにチェックする。こういった地道な情報収集もまたTECスタッフの仕事となります。

【社員インタビュー】やりがいはプロジェクト全体を見わたせること

コンテンツ制作本部 制作統括ディビジョン
技術部プロジェクトサポート課
アシスタントマネージャー
安原 弘貴さん

以前はゲームプログラマーとして開発に関わっていました。TECスタッフの仕事を希望したのは、プロジェクトの全体像を把握しながら仕事をする醍醐味があると思ったからです。 プログラマーだった頃は、正直いってビジュアルアーティスト部門がどうなっているのか分からない中で仕事をしていました。せっかくプログラムを書き上げても、グラフィックの都合で変更しないといけない…ということもよくありました。たぶん、ビジュアルアーティストの方から見れば逆のこともあったと思います。また当時所属していたプロジェクトが徹底した分業制だったため、他の仕事になかなかチャレンジしづらい環境でもありました。

開発者としてのステップアップを目指して、広範囲に技術的なことにチャレンジできて全体の調整を行なうTECスタッフの部署への転属を志望して今に至ります。

やりがいは、やはりプロジェクト全体が見えることですね。どちらかというと裏方的な仕事ですし、折衝や調整業務が多いので、プログラミングだけやっていたいという人には向かないかもしれません。でも、今はプログラマーからもビジュアルアーティストからも感謝されるので、個人的にはとても満足しています。

開発ツールの作成や技術調査も楽しいですね。プログラマーだった人には技術的な抵抗感はないと思いますし、新しい技術や知識を応用して何かを作る…といったことが好きな人には向いているんじゃないでしょうか。C、C++での開発経験があれば十分やれるはずです。同僚にはSIer出身で、普通の業務アプリ開発の会社からの転職組の人もいます。これからゲーム業界に入りたいという方には、ある意味で入りやすいポジションだと思いますね。

【社員インタビュー】注目は業界でも類をみない「離職率の低さ」「復職率の高さ」と「労働環境への配慮」

コーポレート本部 人事部採用課
中村 昌代さん

ゲームを取り巻く環境は年々変化してきています。これまでゲーム開発は劣悪な環境の中で残業と徹夜を強いられたというイメージをいだいている方もあるかもしれません。 しかし、バンダイナムコゲームスは、裁量労働や年俸などといったどんなに残業しても手当てがないような待遇ではありません。開発部門でも、21時くらいにはほとんどの社員が帰宅しています。無理な働き方をしない、充実した福利厚生など業界でもトップ水準の低い離職率を誇っています。また、いったん退職して他社で働いて、また復職してきた「出戻り社員」もいます。他社で腕を磨いてさらにバンダイナムコゲームスでその技術を生かすといった特殊な社風もあります。

2007年には横浜数箇所にあった開発部署を品川に集約し、未来研究所としてあらたにスタートしました。この名前は未来のすべての人々に斬新な遊びを提供していくという意味が込められています。未来研究所は開放感に溢れ、打合せスペースや社員の癒しなどより快適な空間を確保しています。社員食堂は先日テレビでも放映され、利用も21時とちょっとした残業にも利用が可能となっています。

本社カフェテリア

お昼とは違ったメニューがあるんですよ・・・価格はリーズナブルで、時には「マグロの解体ショー」などのイベントも行なわれます。そんな時は多くの社員が集まってきて楽しみますし、もちろん解体したマグロは海鮮丼などメニューとしてならび行列ができるほど賑わいます。人々に楽しみを届けるには、まず自分たちが楽しくないといけない…というのがバンダイナムコゲームスの社風とでもいいましょうか。(笑)

担当コンサルタントより

ゲーム業界を代表する企業であり、同時に働きやすさで定評のある会社。それがバンダイナムコゲームスです。今回は、技術面から開発プロジェクトをまとめるTECスタッフの仕事を紹介させていただきました。
TECスタッフのようなポジションは、すべてのゲームメーカーにあるわけではないため、あまり聞いたことがないという方も多いかもしれません。しかし、以下のような志向をお持ちの方にはぜひお勧めしたいキャリアだと思います。

  • ・SIerなどからゲーム業界にキャリアチェンジしたい
  • ・将来プロジェクトマネージャーなどにキャリアアップしたい
  • ・技術面から開発プロジェクトの全体を見られる仕事をしたい
  • ・ゲーム開発の最新技術に興味がある
  • ・コミュニケーション力、コンサルティング力などをつけたい

スキルとしては、①ゲームプログラマー経験者(C、C++、アセンブラなどでのメインプログラム、サブプログラム開発経験者)②CGプログラマー経験者(HLSLやCg等のシェーダープログラム、mentalrayシェーダー開発経験者など)③SIer経験者(C、C++、java、htmlなどでの開発経験者)④社内SE経験者(C、C++などでの基幹系システム開発経験者)などの方に可能性があります。

バンダイナムコゲームスは、入社された方の満足度がゲーム業界では最も高い会社の一つであり、長期勤務される方、いったん退職しても復職される方が多いことでも有名です。特にゲーム業界以外からキャリアチェンジしたいという方には、転職後の違和感のない企業として自信を持ってお勧めしたいと思います。