年間のべ1万人以上の受講生が学び、日本の代表的なビジネススクールとなっている「グロービス・マネジメント・スクール」。1992年に設立され、欧米のビジネススクール水準(経営大学院)の教育や、MBAプログラムなどを提供しています。
この「グロービス・マネジメント・スクール」を運営する株式会社グロービスの法人向け人材育成・組織変革コンサルティングの事業部門が「グロービス・オーガニゼーション・ラーニング(GOL)」です。
マネジメント・スクール設立の1年後、1993年にサービスを開始しました。顧客企業の人材育成を通じて、変化に適応できる組織づくり、企業持続的成長の基礎となる風土づくりなどをサポートしています。
GOLの特色は、中長期的な視点に立った人材開発プログラムを設計・実施していくこと。単に人事制度や評価制度を作る、あるいは改訂するといった対症療法的なコンサルティングは行いません。社員同士がお互いに啓発し、成長できる風土をつくりあげる「組織学習」をキーコンセプトに、組織そのものを生まれ変わらせます。
顧客企業は多岐にわたりますが、そのなかでも目立つのが東証一部上場企業や注目成長企業の存在。現在では年間およそ250社・16000名以上の研修を手がけています。
提供するソリューションは、様々な業界のケーススタディーによって蓄積された独自の人材育成メソドロジーを、各顧客向けに完全にカスタマイズしたもの。さらに、マネジメント・スクールをはじめとするグロービス・グループの各種ツール類(アセスメントテストGMAP、eラーニング、スクール派遣プログラム、オリジナル教材…など)を最適な形で組み合わせていきます。
GOLでは、真の顧客満足を実現するため、万一サービスに納得してもらえなかった場合には、顧客に料金を返還するクオリティ・ギャランティー制度を導入しています。ここまでのコミットメント、決意で顧客と向き合っているコンサルティング会社は、ほとんどないのではないかと思われます。同社のコンサルティング、研修を導入した企業のうち90%が、その後も継続してサービスを活用している事実が、顧客満足度の高さを証明しています。
GOLには、現在約50名のコンサルタントが所属しています。その前職を見ると、コンサルタント、人事、人材開発…などGOLで扱う領域に比較的近い分野の経験者のほか、営業、開発、マーケティング…といった直接は関係しないフィールドからキャリアチェンジしたコンサルタントも、同じくらい活躍しています。出身業界も、商社、メーカー、流通、金融、IT、など実に多様な人材に門戸が開かれています。
しかし、現職のコンサルタント全員に共通している要素もあります。それは、人材育成によって組織変革を図り、さらにそれによって日本経済全体の持続的成長を後押ししていきたい、という強い思いを持っていることです。
企業経営において、組織のあり方や、人材と組織の関係性などが大きな課題となっている現代。漠然と「組織や人に関わるコンサルティングの仕事をしてみたい」と考えられる方は多いと思います。しかしグロービスを志望するためには、そこから一歩踏み込んで「なぜそう思ったのか、どのように関わっていきたいのか、そのために何をしてきたのか、何を学んできたのか」…などを熟慮する必要があります。なぜGOLの仕事がやりたいのか、自問自答することが求められます。
GOLでは、選考段階から、複数の現役コンサルタントが候補者の方と会い、そうした志向性のすり合わせを行っていきます。この時にグロービスの考えるコンサルティングとは何か、具体的な業務内容などとあわせて詳しい情報を得ることができるでしょう。
人材育成をコンサルティングのテーマとするGOLでは、自社の社員育成にも大きな力を注いでいます。社員同士がお互いに刺激しあい、それぞれに成長できる環境を実現することは、グロービスの理念を実現することにも通じるためです。
組織管理においても、性善説に則った「自由と自己責任原則」を堅持追求し、性悪説に則った「規則/ルールによる管理主義」は可能な限り排除することを基本方針としています。
言い方を変えれば、仕事の進め方や時間の使い方、自身の能力開発なども一人一人に任せ、各人が責任を持って自由に活動するような風土です。指示を待つのではなく、常に前向きに、セルフスターターであることが求められます。もちろんコンサルタント未経験で入社された方に対しては、プロジェクトのマネージャーや先輩がOJTの中でしっかりとフォローしていきます。
各自の自発的な成長を支援するこの環境は、コンサルタントをはじめとする社員全員に非常に好評です。組織に対する満足度が高いため離職率は低く、その規模は業務拡大に伴って順調に拡大しています。
多様な人材がお互いに啓発しあって成長できる環境がある会社です。