転職×天職 > 注目企業採用情報 > GMOインターネット株式会社
本社セルリアンタワー
(9~12F)
企業には、人事部、経理部、法務部といった部門が必ずといっていいほどあります。それらが企業の活動に不可欠な部門だからです。ではこれだけインターネットが発達し、企業活動のかなりの部分がネット経由で行われるようになってくると…。近い将来、ほとんどの企業が「インターネット部」という部署を持つことも考えられます。
現状では「情報システム部」といった名称でも、実質的にはインターネット部を持つ企業は確実に増えてきています。このインターネット部の業務を全て任せてもらえる企業、「ニッポンのインターネット部」をめざしているのが、GMOインターネット株式会社です。
法人向けのサービスを中心に事業を展開しているため、同じインターネット業界のヤフーや楽天などと比べると、一般の方にはやや馴染みが薄いかもしれませんが、すでに東証一部に株式を上場。連結売上高465億円(2007年12月期実績)の大企業として、その存在感を増し続けている企業です。
その事業分野は、大きく分類して以下の3つになります。
インターネットのURLでよく見かける「.com」や「.jp」。ドメインといわれるこのインターネット上の住所を管理するのが、ドメイン事業です。GMOインターネットは、55万件ものドメインを管理。「.com」については日本で1位、「.jp」は世界で1位の登録数を獲得しています。 また企業などのホームページを保管・運用するレンタルサーバー事業でも、38万社のクライアントを持ち、日本でもトップクラスの存在です。他にもWeb制作事業、セキュリティ事業、イーコマースを支援するカード決済事業など、インターネットのインフラといわれる分野で圧倒的なビジネス規模を誇っています。同社が“日本のホームページをもっとも増やした企業”といわれるのはこのためです。
巨大な情報メディアとなりつつあるインターネットを活用して「いかに効率的にPRや宣伝を行っていくか」を支援するのが、この事業です。メルマガ「まぐまぐ」専門に広告を取り扱う代理店「まぐクリック」、個人向けブログサービス「ヤプログ」の運営、キーワード検索広告の「JWord」など、個人向けも含めた広い分野でのサービスを展開しています。
インターネット業界の代表的企業となったGMOインターネットですが、1995年にネットの世界に進出してからまだ10年あまりしか経っていません。これまでの成功体験にしばられることなく、常に新しいチャレンジをしていこうという気風が社内に満ちている企業です。
その社風を具体化しているのが「立候補制度」と「公募制度」。立候補制度とは、社員が自分で新しい事業計画を作り、それが認められれば、資金やスタッフを与えられ、社内ベンチャーを立ち上げることができる制度です。場合によっては新しいグループ会社を設立し、その社長に抜擢されることもあります。2005年度には16名がこの制度に立候補し、うち5名が社長としてのスタートを切りました。
また公募制度は、新部門を立ち上げる際などに、全社員への一斉メールで希望者を募る仕組みです。希望者は所属部門の上司に相談することなく、自らの意思で応募することができます。
どちらの制度も「自分の意思で自分のビジネスキャリアを切り拓いていってほしい」という思いから作られた制度です。
GMOインターネットのオフィスに行くと、壁のほとんどがガラス張りになっており、会議室でさえも内部が全て見えるようになっています。よく透明性の高い経営といいますが、誰がどこで何を話し合っているのかを社員全員に見えるようにすることで、文字通りの風通しのよい組織をつくっています。 こうした同社のマインドを集約したものが、同社の憲法といってもいい「スピリットベンチャー宣言」です。同社では、応募してこられた方全員にこの宣言を読んでもらい、共鳴してもらえた方のみを採用する…というほど徹底されています。
管理部門、営業、エンジニア、制作など幅広い人材が求められていますが、20代の若手の方の場合、キャリアよりも仕事に対する熱意や前向きな人柄などが評価ポイントとなることが多いようです。特に社長がその思いをまとめた「スピリットベンチャー宣言」については、ぜひご一読下さい。ここには、一般的な意味でもビジネスに取り組む上で大切な姿勢が表されています。 歴史の長い企業のような至れり尽くせりの環境ではないかもしれませんが、GMOインターネットには、自分たちが会社の歴史をつくっていると実感できるやりがいがあるといえます。将来、自分でも起業してみたいというような目標をお持ちの方にお勧めしたい企業です。