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川崎重工業の技術を受け継ぎ世界各国の発展に貢献する油圧機器メーカー

株式会社カワサキプレシジョンマシナリ

(取材日 2007/07/12 )

5年で売上高倍増、世界のトップメーカーを目指す。

カワサキプレシジョンマシナリ(KPM)は2002年10月、川崎重工業の「精機事業部」が分社独立して誕生しました。油圧技術で90年の歴史を有し、日本で最初に油圧ロボットの実用化に成功した「精機事業部」の技術力と優秀な人材を受け継いでスタートしたのです。小さなボディで大きな力をつくりだす同社の油圧機器は、ショベルやクレーンといった建設機器、何千トンもの圧力を生む製鉄工場のプレスマシンとして活躍し、身近なところでは遊園地の観覧車、電車のドア、自動車のパワーステアリングなどにも応用されています。またハードだけでなく、それを自在にコントロールする制御技術も同社の強力な武器。船を操縦する舵とり機、日本の科学技術の粋を集めたH2Aロケットの組立タワーなどにも、その技術は欠かせません。
さらにKPMは国内だけでなく海外にもビジネスフィールドを拡大。中国をはじめとする近年の世界的建設ブームもあって、分社独立後わずか5年で売上高倍増を達成し、2010年度・1000億円という新たな目標に向けて今も成長中です。またこの好業績を背景に設備投資にも積極的で、欧米やアジアに製造工場・販売拠点を開設する一方、2007年には国内にも最新鋭の新工場を竣工。これらを軸に、中南米・ロシア・インド・中国などへグローバルに事業を展開しています。

まさに“世界トップレベル”の技術が身につく環境

すでに世界屈指の技術を有する企業として注目を集めるKPM。しかし現状に満足せず、さらに「油圧の分野で世界的なメーカーとして誰からも認められる企業」を目指しています。そして目標達成のためには「世界に通用する人材の育成」が不可欠だと考え、充実した教育・研修制度を整備。社員は、機械系・システム技術・語学・海外実務研修、工学専門教育、先端技術講座、そして川崎重工業グループの技術研修会などを通して、世界レベルの技術を学ぶことができます。また同社は市場ニーズに迅速に対応するため、自社の研究・開発力の向上のため、国内外でのマーケティングから、開発・設計、製造、販売、ユーザーフォローまでを一貫して自社で手がけています。

社員にとっては「ひとつの製品に最初から最後まで携わることができる」という、まさにモノづくりの原点を実感できる環境です。2007年竣工の新工場は最新の生産設備と国内最大級の規模を誇ります。ここは世界市場へ製品を送り出すハブ工場であると同時に、新製品・新技術を生み出す開発センターの機能を併せ持っています。今後もここで数多くの「世界に通用する人材」が育ち、新たな「世界的技術」が生み出されるに違いありません。

積極的な世界戦略で、海外勤務のチャンスも拡大

KPMは現在、英国・米国・中国・韓国にそれぞれ現地法人を置き、そこでも製造・販売を行っています。1993年に稼働した英国からは、欧州だけでなく中東・アフリカなどにも製品を供給。また2005年12月に設立された中国の現地法人でも、翌年から一部製品の現地生産を開始しました。今後はBRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)のほか、VISTA各国(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)市場への展開も計画中で、各国の発展・成長に貢献しながら、売上高に占める海外事業のシェア50%を目指しています。このような積極的海外戦略は、社員の海外勤務の機会も大幅に拡大しました。実際に英国では入社4年目のエンジニアが生産技術の指導を行っています。米国でも若手社員が製品PR・アドバイスを担当。希望すれば海外拠点へ3年程度のローテーションで赴任できるという制度もあリます。KPMではキャリアや年齢に関係なく、意欲と情熱を持つ社員に大きなチャンスが開かれているのです。

コンサルタントからのメッセージ

今期はエンジニアを大幅に増員していく予定です。
同社の主力製品である油圧機器の市場は、世界で2兆3000億円という巨大マーケットです。この巨大な世界マーケットでさらなるシェア拡大を目指す為にも、多くのエンジニアの方が必要になってきます。
NO.1商品を多数保有しているのも魅力の一つですが、東京ドームが3つ以上ラクラク入るほどの広大な敷地で、のびのびと働ける環境、人材を大切にする風土があるのも大きな魅力だと思います。

(更新日 2008/08/01 )