転職×天職 > 注目企業採用情報 > NeusoftJapan株式会社
Neusoft Japan 株式会社は中国最大のIT企業「NEUSOFT」の日中合弁企業として、2001年6月に設立されました。NEUSOFTはグループとして、総合ソフトウエア開発・ソリューションプロバイダー企業、ミドルウエア開発企業、人材育成など計7社を傘下に持つ中国有数の企業体。従業員数およそ1万人。中国IT業界のパイオニアとして躍進してきました。
その成功の要因にはいくつかありますが、まず中国社会および経済の変化と発展、IT市場の成長、改革開放政策といった大舞台があったことが挙げられます。
これに教育改革や大学改革といった波が重なったこと(NEUSOFTの前身は中国東北大学のCEO劉積仁博士の研究室に端を発する産学協同体)や、さらには時代の変化に対する先見性と、そのための準備を怠らなかった点も見逃せません。
たとえば中国経済が今とは比較にならないくらい小規模だった10数年前。当時日中企業の合作といえば、労働集約型業種に限られており、ソフトウエア分野での合作は皆無でした。しかし同社ではこのときから日本の大手企業と合作を経験することで、中国社会の基礎建設が進むにつれて、同国内最大のソリューション・プロバイダーとしての地位を固めていきました。
また、95年以降は社会保険市場へのソリューション供給も始め、この分野でも国内市場の過半数を握っています。さらには交通管制システムや、e-learningを初めとする教育システムへの進出も果たしました。また2004年にはCMMI5を取得するなど世界有数の“技術を持つ企業”へと成長を遂げたのです。
※CMM:Capability Maturity Model
アメリカで制定されたソフトウェアの開発プロセスが正しく行われているかどうかを認定する基準で、ソフトウェアメーカーの品質レベルの目安。CMMIはCMMの各バージョン(システムエンジニアリング、ソフトウェア開発、ソフトウェア調達、統合開発など)を統合したもので、CMMI5はその最高レベル。日本でも未だ数社しか取得していません。
IT企業が乱立する昨今、IT企業間に必要なのは“競争”よりも“協創”であるといわれています。今後も発展を続けるためには、企業間の協力がより重要となります。なかでも経済のグローバル化にあたっては、IT企業間の世界規模での協力、つまり国境を越えた技術と人的資源共有が課題となっています。Neusoft Japanでは“オフショア開発”という考え方のもと、日本のソリューションと中国の開発力の架け橋を担うブリッジSEの採用・育成を積極的に展開しています。
また同社本体のNEUSOFTも、中国最大のソフトウェア企業であるだけでなく、1万人を越える社員と中国国内での巨大なマーケティング~サービスネットワーク、そして7000社以上の大手法人顧客を擁しています。さらには3校のIT専門大学も所有し、その学生数は1万4000人にも達しています。
その巨大なリソースを、日本国内のIT企業とNEUSOFTが共有・提携していかれるよう、架け橋となるのが同社です。こうした同社の働きによって、日本の企業に現地化されたリアルタイムのサービスを提供していくことが可能となり、さらには日本先端のソリューション技術の、中国における展開にも貢献することができます。
NEUSOFTグループには「ヒト(人材)こそ企業の核心」という信念があり、過去には年功序列制度を打破するなど、個人が能力を発揮しやすい環境づくりに取り組んで来ました。そもそもが大学を基盤に設立された企業であるため、『企業+教育』という独特な気風が強く、「人材を尊重し、人材を育てる」ことを重視しているのです。
また企業に対する貢献度でリターンに差がつく評価制度を全社で取り入れたり、ストックオプションを導入するなど(今では発行株式の3分の1を社員が保有)、きめ細かなケアが社内の士気を高めると共に、前向きな人材が集まりやすい土壌を育んできました。
しかし、企業の魅力は金銭面だけで決まるものではありません。会社員が企業に対して抱く印象は好悪含め、直接の上司によるところが大きいもの。そのため各部署のリーダーには、魅力ある人材を配置する必要があります。同社では国内はもとより世界中から優秀な人材を募ることで、この問題に取り組んでいます。
本社を例に取るなら、世界的なハードウェアメーカーで20数年勤務したカナダ国籍のスタッフをCTOとして採用。その他、専門領域のエンジニアをアメリカ、イスラエル、日本などから招聘。教育スタッフとしても30名以上の外国スタッフが勤務しており、こうした傾向は今後も続くでしょう。
IT大国、中国最大のソフトウェア企業です。中国本体から独立し、日本国内のクライアントへの事業を展開。競争の激しい業界の中でも、中国国内でのバックボーンの確かさから、関連プロジェクトの受注も増加し、将来性が期待出来る優良企業です。
システム開発における技術力はもちろん、語学能力を活かして大型のオフショア開発への参画も可能な同社。日本・中国だけでなく、世界中の国の方が多くご活躍されており、業務だけでなく国境を越えたコミュニケーションも図れます。
中国本土で業務を行う可能性もあるので、グローバルに活躍したいという方には最適な環境です。