1918年、電気絶縁材料メーカーとしてスタートした日東電工。以来約90年、「常に技術立社でありたい」という理念のもと、時代をリードする「新しい価値」を創造し続けています。
電気絶縁材料で培った高分子合成技術と粘着加工技術をより高度に進化・発展させ、10,000種以上の製品を開発。液晶ディスプレイに欠かせない「光学フィルム」、貼って治す新しい薬物投与システムとして注目を集める「テープ製剤」、OA機器・通信機器の小型・軽量化を実現した折り曲げ自在の「フレキシブル回路基板」…。家電、情報機器、ホームエレクトロニクス、自動車、医療、住宅、建設など、あらゆる産業分野の発展に、世界的規模で貢献する製品を提供しています。
日東電工が世界トップシェアを誇る製品は20以上。そのベースとなっているのが、「グローバルニッチトップ」という同社の事業戦略です。
成長(変化)が見込まれるマーケットを選択し、その中でニッチな分野を対象に、固有の差別化技術を活かして世界シェアNo.1を目指すという戦略。「3E+O」、つまり「Electronics(電子工学)」「Energy(エネルギー)」「Ecology(快適生活)」、そして「Optronics(電子光学)」という4つ成長分野に技術・ノウハウ・人材といった経営資源を集中投下し、その中で世界シェア55%以上という「液晶ディスプレイ用光学フィルム」、折り曲げ自在の「フレキシブル回路基板」などを次々と開発してきました。さらに2006年8月には、世界で初めて液晶テレビ用の「塗布型補償板付き偏光板」の実用化にも成功。今もさらなる新技術・新製品の創造に取り組んでいます。
「液晶ディスプレイ用光学フィルム」は確かに日東電工の代表的な製品であり、また最大のヒット商品でもあります。しかし「新しい価値の創造」を経営理念とする同社は、決して過去に頼ることをしません。
常に新たなことにチャレンジしようとする企業風土と、先進の技術・ノウハウで次々に新製品を開発。実際に現在の売上の50%以上は発売されて3年未満の新製品によって構成されています。劇的な技術革新が続く「3E+O」の4分野、めまぐるしく変化するニッチ市場…。しかし日東電工はこの状況を「変化こそチャンス」と捉えます。そして素早く変化に対応できるマーケティング力と抜群の機動力を有しています。これからも、業界があっと驚く新技術、世界No.1シェアを獲得する新製品を次々と生み続けていきます。
日東電工の尾道事業所は、液晶ディスプレイ用光学フィルムの専用工場として世界最大規模を誇るとともに、世界の最先端の技術を有しています。尾道事業所で生産された光学フィルムは、世界中の液晶ディスプレイメーカーに供給されています。
液晶ディスプレイ業界は技術そのものに無限ともいえる可能性があり、材料技術や加工技術、光学設計技術など、常に最新の開発テーマに取り組むことが可能です。失敗を恐れず新しいテーマにチャレンジできる方であれば、申し分のない職場環境です。