転職×天職 > 注目企業採用情報 > 積水化学工業株式会社
積水化学はこれまでも様々な商品とサービスで「人の暮らし」「社会基盤」に豊かさを提供しつづけてきました。しかし社会が成長期から成熟期へとシフトしていく時代の中では、ただ質の高い製品を提供するだけでは不十分。多様化する顧客ニーズに的確かつ迅速に答えるべく、2001年に《住宅カンパニー》《環境・ライフラインカンパニー》《高性能プラスチックスカンパニー》の「3カンパニー制」を導入しました。 《住宅カンパニー》では、CMでもおなじみの「セキスイハイム(鉄骨系住宅)」「ツーユーホーム(木造系住宅)」といったブランドを展開。「地球環境にやさしく、60年以上安心して快適に住み続けることのできる住まいの提供」を理念として事業を推進しています。中でも太陽光発電システム搭載住宅、オール電化住宅、タイル外壁住宅の販売ではNo.1の実績を誇り、その先進的な取り組みが高い評価を獲得。さらにリフォーム事業「ファミエス」を全国規模で立ち上げ、入居後に発生するニーズにも幅広く対応できる体制を整えています。
《環境・ライフラインカンパニー》のテーマは、環境と次世代インフラへの対応。人と地球に優しい都市基盤づくりを目指し、上下水道管材、建築材料などの事業を展開しています。例えば硬質塩化ビニル管「エスロンパイプ」は、上下水道管市場で国内No.1のシェア。 さらに老朽化した下水管を掘り起こすことなく、水が流れた状態で再生する独自の「SPR工法」を開発し、国内のみならずロサンゼルスにて海外施工第1号の成功も収めています。現在は米国各都市で商談が進むと同時に韓国での計画も始動。この工法が世界標準となる日も遠いことではなさそうです。
《高機能プラスチックスカンパニー》では、IT向け高機能樹脂、工業用テープといった製品、機能性樹脂、微粒子、機能フィルムなどの提案型素材を次々に開発しています。中でも合わせガラス用の「中間膜」のシェアは世界市場の約3割。これは主に自動車の合わせガラスの間に挟み込まれる樹脂フィルムで、ガラスの強度や耐衝撃性を高めるとともに、破損時のガラスの飛散も防ぎます。積水化学はそこに遮熱性・遮音性などを付加した高機能中間膜を開発し、世界に供給しているのです。 今年で創立60年を迎えた積水化学は、これら3つのカンパニーを軸に、グループ全体でさらなる「社会的価値」の創造に取り組んでいます。プラスチック化学の研究開発で長年培ってきた高い技術力をベースに、化学の枠を超えた新しい技術・新しい製品づくりに挑むその視線は、常に世界に、次世代に向けられています。
社会と企業の関係が大きく変化している現代、「企業の社会的責任/CSR(Corporate Social Responsibility)」のあり方も変化を遂げています。そんな中、積水化学では「ステークホルダーの期待に応え、社会的価値を創造する」という企業理念に基づき、自社のCSRを「事業そのもので社会に貢献すること」と定義。そのためには「製品やサービスが磨き上げられた強みをもつ、“際立つ”事業をつくること」が不可欠だと考え、「環境」「CS品質」「人材」の“3つの際立ち” を中核としたCSR経営を推進しています。
「環境」を基軸に持続的に成長する「環境創造型企業」を目指す。「モノの品質」を極めて顧客に感動を提供する。従業員を「社会からお預かりした貴重な財産」と考え、一人ひとりの際立ちと自己実現を支援し「人が活きる」環境を創る…。この3つの提唱に社内の意識も高揚し、すでに大きな成果も表れ始めています。 「環境」の面では、「環境配慮」から「環境貢献」へとコンセプトが発展。「CS品質」においては「モノづくりのはじまりはお客様の声から」という意識が、組織的な仕組みや従業員の行動として具体化してきました。また「人材」の面でも「自らが手をあげ挑戦する風土」が定着しつつあります。
積水化学では、2010年度までに「環境貢献商品の売上高比率を40%に拡大」「CO2排出量を10%削減」「廃棄物発生量を1/3に」…といった具体的数値目標を盛り込んだ「環境トップランナープラン」を策定。これに基づく経営や技術開発を推進しています。 例えばCO2削減に貢献する太陽光発電システム搭載住宅(光熱費ゼロハイム)、建て替えにより不要になったユニット住宅を再生・再築する新技術・製品、環境負荷を大幅に軽減する下水道の「SPR工法」、ガラスの強度や耐衝撃性・安全性を高めるだけでなく車体の軽量化や燃費向上にも役立つ「自動車ガラス用中間膜」…。
積水化学は各分野の技術力を世界一に高め、それを結集することによってエコロジーとエコノミーの両立を目指します。そして環境経営のパイオニアとなり、トップランナーとなることで、広く社会から信頼され存続を期待される企業であり続けたいと考えているのです。
誰もが知っている“セキスイハイム”住宅でおなじみの同社。しかし現在では、住宅事業は売上の半分未満で、IT・電子材料分野や自動車、メディカル分野向けの高機能プラスチック製品や上下水道用管材、住宅資材水回り関連の製品が売上の半分以上を占めています。
特に高機能プラスチック製品事業は、前年比10%以上の売上の伸びを記録し、同社利益の半分以上を占めるまでに成長。主力商品は世界トップ、世界30%といったシェアを獲得しています。
加えて新たな「プラスチック化学」商品の開発にも積極的に取り組んでおり、今後のビッグプロジェクトを意欲のある社員にこそ任せたい、というのが同社の方針。
大手ならではのスケールの大きな仕事に携わりたいという方や、挑戦できる環境でこそ仕事のやりがいを感じられるという方には、ぜひお薦めしたい企業です。