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世界的資源ブームが追い風好調な総合商社のエネルギー・金属資源部門

双日株式会社

(取材日 2008/09/17 )

鉄鉱石、石炭、レアメタル…世界を舞台に成長

双日グループスローガン「New way, New value」 双日グループスローガン
「New way, New value」

資源小国といわれる日本。原材料にしてもエネルギーにしても、日本はその多くを海外に依存しています。しかし、近年の原油高に象徴されるように、エネルギーや資源の争奪戦は世界的なレベルで激しさを増しています。こうした厳しい環境の中で、資源の安定供給のために日々最前線に立って活躍しているのが総合商社であり、双日株式会社もその中の一社です。

天然資源やエネルギーというと、鉱山会社や石油会社がその供給を担っているように思われるかもしれません。もちろん、そういった企業も活動していますが、日本の資源・エネルギーの多くの部分は総合商社によって支えられています。商社の強みは、海外の鉱山権益への投融資という上流部分から、物流・販売ビジネスといった下流部分までをトータルに扱うことができることです。

カナダのEndako モリブデン鉱山 カナダのEndako モリブデン鉱山

双日のエネルギー・金属資源部門もまた、こうした総合商社ならではの特性を生かして高い実績をあげています。世界的な資源価格の上昇、特に原油やハイテク製品に欠かせないレアメタル(希少金属)の需要増は追い風になっており、同部門は売上高・経常利益ともに全社を牽引する存在となっています。

エネルギー・金属資源の中でも、同社が強みを持っているのが、「鉄鉱石」「石炭」「レアメタル」などの分野です。

鉄鉱石では対日輸入量で商社第2位の地位を築いており、今後も中国など第三国向けの販売、山元投資など事業領域の拡大を目指しています。石炭では日本向け輸入シェアトップのロシア炭やインドネシア炭のほか、豪州ミネルバ炭鉱の商業生産が順調に伸びており、収益性にも非常に高いものがあります。

また、レアメタルでは特殊な合金の製造に欠かせないモリブデン、バナジウム、マンガン、クロム、ニッケル、ニオブ、シリコン…などの需要が拡大しており、収益源としての存在感はますます高まっています。
そして、世界でも数少ないモリブデンの専業鉱山の権益を持っているのは、双日だけです。販売するだけではなく、生産者としても情報を提供できるということは、情報が命といえる商社の仕事において、双日の大きな強みとなっているのです。

こうした既存事業に加え、同社は一歩先を見すえた新エネルギービジネスにも着手しています。バイオ燃料、排出権、石炭の有効利用技術開発…などです。他にも双日のエネルギー・金属資源部門では、世界を舞台に以下のような幅広い事業に取り組んでいます。

【双日のエネルギー・金属資源事業】

今回は人事総務部採用課の田村 裕治氏に、現在の堅調なエネルギー・金属資源部門で働く環境やキャリア採用について、詳しい話を伺いました。

「資源業界未経験」からもキャリア採用を積極推進中

人事総務部採用課田村氏 人事総務部採用課
田村氏

双日のエネルギー・金属資源部門では、さらなる部門強化のため営業職を募集しています。海外の鉱山への投融資(採掘権などの確保)から物流/販売ビジネスまで、幅広い業務を担当する総合商社の営業は、その職務内容も多岐に渡るものです。

たとえばレアメタルの営業を例に挙げれば、仕事の中心は、国内外の得意先への情報提供や販売業務となります。また海外出張では、現地のメーカーや工場と緊密なコミュニケーションを図ります。国は違っても基本は相手の要望や意図をきちんと理解し、自社が提供できるもの、他社と差別化できることをアピールしていくことです。もちろん顧客の新規開拓も行ないますし、並行して新しい投資案件についてのアンテナも常に張り巡らせていることが重要です。

双日は今、総合商社での営業経験者の他、メーカーや専門商社などのご経験者を積極的に募集おり、幅広い領域の出身者にチャンスがあります。また、重工業、鉄鋼、金属…など、ある程度関連の深い分野でのキャリアを持った方が活躍しています。

一人一人が高い意識を持って業務に取り組める環境が魅力

コミュニケーションが活発になるように工夫されたデザインコミュニケーションが活発になるように
工夫されたデザイン

では、キャリア採用で入社した社員は、双日での業務のどこに魅力を感じて入社したのでしょうか。この問いに対する最も多かった回答は、「幅広い仕事に取り組める」というものでした。

双日は、2003年にそれぞれ100年以上の実績を持つニチメン、日商岩井の総合商社2社が経営統合して新たにスタートした企業です。この時、組織が一新され、また業界内でのチャレンジャー的な位置づけが鮮明になったことで、個人個人が当事者意識を持って積極的に業務に取り組める体制が生まれました。
エネルギー・金属資源部門でも、この傾向ははっきりしています。営業はチームの一員として行動しますが、同時に情報収集、顧客との折衝、交渉の進め方…など業務の一端を任されます。

もちろん、責任を持って業務を担当してもらうことができるよう、入社後の教育・研修にも力が入れられています。財務、法律、貿易実務、語学、経営、プレゼンテーション…といった一般的な内容の他、双日の社内ルールなどを学ぶキャリア採用社員向けの講座も用意しています。また、上司や先輩によるサポート体制も整えられており、業務上の相談やそれ以外のコミュニケーションも活発です。

資源ビジネスは、中長期的に見ると必ず浮き沈みがあると言われています。現在絶好調のレアメタル市場も1990年代後半~2000年代初頭までは低迷していた時期があるのです。それだけに、ある程度長いスパンで見ながら、好機が到来した時には素早く動いて利益をあげていくことが求められます。

担当コンサルタントからのコメント

世界を舞台に活躍する総合商社、その中でも資源・エネルギー部門は国際的な資源高を追い風に花形ともいえる部門となっています。双日では、資源分野以外のご経験者も含め営業職のキャリア採用を積極的に行なっています。以下のような方向性で転職をご検討されていらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談下さい。

  • 総合商社での営業経験を生かしたい(部門不問)
  • メーカー(重工業系)、専門商社(資源・エネルギー系)での営業経験を生かしたい
  • 個人の裁量が広く認められる環境で働きたい
  • グローバルな仕事にも挑戦してみたい
  • スケールの大きいプロジェクトに関わってみたい

メーカーや専門商社出身の方は、仕事のスケールや年収アップが可能であることなどが高い満足度の理由となっているようです(双日社員の平均年収1,150万円・2007年度)。 なお、同社の海外拠点は、国内で2~3年の経験を積んだ後の配属となるのが一般的です。