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SPX 大手自動車メーカーとの共同プロジェクト 開発製品が全世界で使われる醍醐味

エスピーエックスサービスソリューションズジャパン株式会社

自動車故障診断テスターの分野で世界トップシェア

ますます電子制御化が進む現代の自動車。エンジン、パワートレーン、ブレーキ、エアコン…とECUでコントロールされていない部分はないといってもいいほどです。そこで近年、納車時の点検や故障時の不具合箇所の発見などに欠かせないツールとして重要性が高まっているのが「自動車故障診断テスター」です。

通常、自動車の電子制御部品はモジュール化されており、外から見ただけでは、それが正常なのか故障しているのかは分かりません。自動車故障診断テスターは、ECUのネットワークにアクセスし、短時間で自動車全体の状態をチェックすることができる専用ツールです。ディーラーや整備工場で広く使われており、自動車メーカーが作ることもありますが、多くの場合、専業メーカーが自動車メーカーと共同で開発しています。SPXは、この自動車故障診断テスターの分野で世界最大のシェア(約30%)を持つ企業です。

SPXグループについて

米国を本拠地とするSPXグループは、世界35カ国に拠点を持ち、従業員1万8000名以上が働くグローバル企業です。自動車故障診断テスターなどを扱う「テスト&メジャメント部門」の他に、石油やガスのプラントを扱う「フローテクノロジー部門」、発電所の熱冷却塔などの技術を持つ「サーマルテクノロジー部門」、高圧油圧機器などを扱う「インダストリアル部門」…と多岐に渡って事業を展開しています。
ワールドワイドでの年間売上は約6000億円。NY証券取引所に上場し、ここ数年は連続してフォーチュン500にランク入りを果たしている優良企業グループです。

日本法人であるエスピーエックスサービスソリューションズジャパン株式会社は、1970年代から自動車産業向けの特殊工具を中心にビジネスを展開してきました。そして、自動車の電子制御化が進んだ2000年代からは故障診断テスターの営業にも本格的に取り組むようになり、現在は日本でも主力製品となりつつあります。

日本でも評価されるSPX製品の優位性

SPXの自動車故障診断テスターの基本形は、WindowsベースのPCにインストールされたソフトウエア本体、及び各種コネクタ、ハンドヘルドインターフェースなどで構成されたパッケージです。

同社製品の強みは、まず世界トップシェアの実績に裏づけられた優れた性能にあることは言うまでもありません。同時に、扱いやすいWindowsベースであること、ソフトだけでなく専用の周辺機器も自社で開発していること…などライバル製品にない特色も持っています。

また、車種毎に異なる仕様にあわせた開発からパッケージング、マニュアル作成、さらには自動車メーカーの指定するディーラーや整備工場への納品…といった、流通まで含めたすべてのプロセスを全世界規模で行なえるのも同社ならではの特長といえるでしょう。

日本の自動車メーカーも海外生産・販売の比率が高くなっており、当然ディーラー、整備工場は世界中に点在しています。グローバル企業である強みを生かしたSPXのディストリビューション網は、世界をターゲットとする日本の自動車メーカーにも高く評価され、大型契約の決め手にもなりました。

ロングスパンで関われるエンジニアの仕事

現在、同社では代表的な日系自動車メーカー2社との共同による故障診断テスター開発プロジェクトがスタートしています。2009年初頭から本格化し、製品の完成予定は2011年という長期プロジェクトです。SPXサービスソリューションズジャパンでは、現在このプロジェクトに参加してもらえるエンジニアを募集しています。(※採用人員は20〜25名を予定)

①Resident Engineer(レジデントエンジニア)

自動車メーカーに2人1チームで常駐し、メーカーサイドのエンジニアと打ち合わせを行ないます。実際の開発(プログラミング)は海外のSPXで行いますので、日本サイドではメーカー側の要望を仕様書にまとめることが主業務となります。
◆車載組込みソフトの開発経験2〜3年以上の方が対象となります。

②Diagnostic Author(ダイアグノスティックオーザー)

画面(GUI)設計及び自動車データの編集の担当です。基本的には海外のSPXで開発されたパターンをもとに、自動車メーカーと打ち合わせを行い日本語版の作成やレイアウトの微調整などを行ないます。
◆Windowsのユーザーインターフェースなどソフトウエア開発経験者が対象となります。

③Validation Engineer(バリデーションエンジニア)

仕上がった故障診断テスターの検証(バリデーション)担当です。新設される「バリデーションセンター」では実際の試作車を使い、さまざまな動作検証を行ないます。
◆ソフトウエア製品のテスティング、品質管理などの経験者が対象となります。

※いずれのポジションも読み書きレベル(中級)の英語力が求められます。ただ、高度な会話力などは必要ありません。

新プロジェクトの立ち上げから関わる魅力

代表取締役社長 荒川 誠司 氏代表取締役社長
荒川 誠司 氏

SPXサービスソリューションズジャパンにとって現在は、特殊工具を扱う企業から故障診断テスターを主力とする企業への大きな転換点にあたります。
2011年にテスター製品の納入が始まると、同社の国内シェアは約40%(トップシェア)になることが確実視されています。エンジニアをはじめとして、新しいメンバーもどんどん増えていきます。まさに第2に創業期といってもいい刺激的な環境の中で働くことができるといえるでしょう。

もちろん、新プロジェクトに初期段階から関わることができるのも大きな魅力です。ほぼ全員が横一線からのスタートですから、入社時期などにとらわれることなく、実力に応じて仕事を任されることになります。ちなみに、同社では社長以下全員が中途入社です。

担当コンサルタントより

自動車故障診断テスターはアフターセールス製品でもあり、自動車業界の中ではそれほどメジャーな存在ではないかもしれません。しかし、自動車の電子制御化が進んでいる現状では、ディーラーや整備工場では必要な製品であり、また車種毎に仕様が異なることなどから、自動車メーカー1社のプロジェクトを受注すると数億円から数十億円…という大きな市場となります。

また、開発期間が長期にわたることから、一度受注してしまうとリピート率が非常に高い製品でもあります。事業の安定性・継続性からも、ぜひご注目いただきたい点です。

以下のうち一つでもご志向があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

  • ・国際的でスケールの大きいビジネスを経験してみたい
  • ・自動車関連業界での経験を生かしたい
  • ・開発経験を生かし、打ち合わせ・折衝などのスキルを伸ばしたい
  • ・プロジェクトの立ち上げから関わりたい
  • ・世界トップシェアの技術に触れてみたい

※待遇面はケースバイケースですが、前職よりも年収アップで入社される例が多いようです。