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名古屋に本社を置くジェネリック医薬品のリーディングカンパニー 世界から高い評価を得ている最新鋭設備の高山工場

大洋薬品工業株式会社

患者様の負担軽減や国の社会保障費削減に貢献するジェネリック医薬品のリーディングカンパニー

日本の医療費抑制に貢献するジェネリック医薬品

先発の新薬と同じ成分や規格を持つ医薬品を、特許期間終了後に製造・販売するジェネリック医薬品。その需要は世界的に拡大しており、特に欧米諸国では病院等で使用されている医薬品の実に50~60%までもがジェネリック医薬品であると言われています。

欧米でジェネリック医薬品が普及したのには健康保険制度が大きく影響しています。たとえば、アメリカでは健康保険が民間保険であるため、高価な薬を使った場合は高い保険料がかかる仕組みになっています。

また、ドイツでも健康保険は社会保険となっているものの、同じ成分の薬に価格差がある場合、政府が保証しているのは最低薬価分だけで、高い薬を使いたい場合には差額が自己負担となります。いずれのケースでも、成分が同じならば安価なジェネリック医薬品が好まれる結果となりました。

日本では現在、使った医薬品の価格で保険料が変わることはありません。しかし、社会の高齢化の進展などとともに医療費の抑制は大きな社会的課題となっており、厚生労働省主導でジェネリック医薬品の普及を進める動きが活発になってきています。

これまで治らなかった病気を治療可能にする新薬の開発は、非常に社会的貢献度の大きい仕事です。しかしこれと同時に、長期的に健康保険制度を維持し、国民が安心して医療にかかれるようにするために、安価なジェネリック医薬品を供給していくことも、新薬開発と同じくらい大きな社会的使命を持つものといえるのではないでしょうか。このように今、注目されているジェネリック医薬品の業界を牽引しているのが大洋薬品工業株式会社です。

優れた新製品開発力により、業界最多の取扱い品目

プレフィルドシリンジ製剤

大洋薬品工業は、1930年に岐阜県高山市で薬局・中野天栄堂として創業しました。1949年に中野薬品工業株式会社として、本格的な医薬品メーカーとしてのスタートを切り、1972年に現在の大洋薬品工業と社名を改めました。それ以降も着実な発展を続け、現状では従業員数約1000名、年間売上高374億円(2007年度実績)という、ジェネリック医薬品のトップメーカーとなっています。

同社の最大の特色は、取扱品目の多彩さです。自社の医薬品552品目に加え、他社のアウトソーシングも請け負い、56社の215品目を生産しています。合計767品目を扱っている医薬品メーカーは国内では他に例を見ません(薬価基準追補収載品目は業界トップクラス)。

また、ジェネリック医薬品は、先発薬とまったく同じものを作っているわけではありません。もちろん成分や薬効は同じですが、それを飲みやすいようにより小型の錠剤にしたり、苦味を消したり、アンプルをシリンジ化したり…といった工夫を加え、改良した製品として送り出しています。新薬が開発されて特許が切れるまでには15~20年の期間がありますので、この間に分析機器や製造装置なども進歩します。その進歩した技術で、より患者さんの役に立つ形にして医薬品を届けることも、ジェネリック医薬品メーカーの重要な役割なのです。

もともと安価であることが特色のジェネリック医薬品で収益をあげることは決して容易ではありません。しかし、大洋薬品工業は、多品種生産や製品改良のための高度な技術力、ノウハウを蓄積し、着実に収益をあげる体制を作ることに成功した企業です。それは、独自性に富んだ戦略を実現した企業に贈られる「ポーター賞」を受賞(2005年)していることに象徴されています。

ポーター賞

競争原理・戦略の権威であるハーバード大教授「マイケル・ポーター氏」の名を冠し、日本では一橋大が運営しています。独自性の高いビジネスモデルを実現し、その結果として利益を上げることに成功した企業に対して贈られる賞で、これまでに「キヤノン(手ぶれ防止の独自技術開発)」「アスクル(事務用品の宅配ビジネス確立)」「大同生命(企業向け保険に特化した経営)」などが受賞。医薬品業界では他に武田薬品工業が受賞しています。

アイソレーターシステムを導入し、製造設備の模範工場に表彰された飛騨・高山工場

高山工場のアイソレーターシステム

また、大洋薬品工業は世界の製薬関連施設の中から最先端の技術を用い、模範的な製造設備を持つ医薬品工場に贈られる「ファシリティ・オブ・ジ・イヤー・アワード」を2007年に受賞しています。これは、同社の生産部門がある飛騨・高山工場の設備が認められたものです。

高山工場の特色は、アイソレーターシステムを大規模に導入していることです。一般的に医薬品は空気中の細菌や塵が混入しないような清浄環境で製造される必要がありますが、工場全体をそういった環境に保とうとすると莫大なコストがかかります。そこで、高山工場では、思い切ってすべての製造装置をガラスの箱に入れ、人が直接触らないシステムを作り上げました。これがアイソレーターシステムです。同工場のアイソレーター導入数は日本で最多であり、世界でも第6位となっています。これによりランニングコストを大幅に下げることに成功するとともに、そこで働く従業員にとっても着替えの手間を省けるなどの働きやすい環境を実現しています。

転居の必要な社員にも対応。自社物件の独身寮や、住宅手当など

名古屋本社の新社屋
(2008年6月竣工)

この高山工場は、名古屋からは電車で2時間。工場から徒歩5分の場所に独身寮が完備されており、遠方からの転居が必要な社員にも対応しています。寮は2006年10月に完成したワンルームタイプで、エアコン完備・バス/トイレ別の自社物件です(入居費は月7000円)。家族のある方には住宅手当が支給されます。

高山工場では以下の職種を募集しています。
生産技術(2名)/ 技術開発(2名)/ 品質試験(10名)/ 品質保証(10名)/ 製造管理(2名)

また、名古屋本社での募集もあります。2008年6月に竣工したばかりの自社ビル(名古屋駅から徒歩5分)は、建物自体が社員の意見などを大幅に取り入れて設計された働きやすい環境となっています。

名古屋本社では以下の職種を募集しています。
製剤設計(10名)/ 品質試験(6名)/ GVP・GQP(2名)/ 薬事(2名)/ 総務、経理(若干名)

[ Topic ] スポーツを通じて地域貢献にも取り組み

同社ではスポーツを通じて健全な社会作りを支援しており、メインスポンサーとしてプロフットサルチームの名古屋オーシャンズを応援しています。

さらにはアジア随一のフットサル専用アリーナ「大洋薬品オーシャンアリーナ」を名古屋市港区に建設。フットサルの更なる普及、地域活性にも貢献しています。

担当コンサルタントのコメント

コンサルタント
伊藤 絢子

名古屋本社の玄関を入ると、ビル内にもかかわらずうっそうと茂った樹木に驚かされます。これは沖縄の「やんばるの森」をイメージしたもの。人々の健康を守るための高品質な医薬品の生産供給は、環境への配慮のうえに成り立つものであると考え、その環境の象徴として「やんばるの森」を社内に再現しています。

このアイデアを出したのは同社の若手社員の方。ビル内に森を作ることには、管理の大変さなどからいろいろな意見もあったそうですが、最終的には「社員の意見を取り入れて会社運営をしていく」という方針からGOサインが出ました。

  • 医薬品業界で経験を生かしたい
  • 成長力があり、財務体質のよい企業で働きたい
  • 勤務先が飛騨高山、名古屋の企業を探している

こういった視点で転職をお考えの方にぜひご紹介したい企業です。

(更新日 2008/08/01 )