株式会社タムラ製作所の転職・求人特集

株式会社タムラ製作所の主力製品は、あらゆる家電製品に欠かせないトランス（変圧器）や電源ユニット、センサ、圧電セラミックスといった電子部品です。
それらは、液晶テレビやゲーム機、パソコン、デジカメ、携帯電話…など身近なハイテク製品のほとんどに使われているといっても過言ではありません。

近年は自動車や産業用ロボット、航空機、人工衛星、レーダー…などに用いられる部品や材料の分野でもそのシェアを着実にアップさせています。

こうした電子部品・材料メーカーとして知られると同時に、同社は放送・録音機器（ミキシングコンソール、ワイヤレスマイクロホンシステムなど）、ネットワーク機器、はんだ付装置といった機器メーカーとしての顔も持っています。特に、放送・録音機器は主要テレビ局のほとんどに納入され、国内シェアナンバーワンとなっています。

タムラ製作所は、いずれの部門でも独自性の強い「オンリーワン製品」を数多く開発することを合言葉としてきました。宇宙機器搭載用トランス・リアクタ（NASDA規格に対応する高信頼性トランス・リアクタを供給できる国内唯一のメーカーです）、業界初の絶縁グレードクラスH対応とした独自のボビンを使用した大型リアクタ・GARシリーズ…など、同社にしか供給できない製品のラインナップは15シリーズ以上に及びます。

1924年創業という長い歴史の中で、常に競争の激しい業界の先頭集団を走り続けてきた理由はまさにここにあるといえるでしょう。

また、海外生産や販売をいち早くとり入れた国際性も同社の発展の原動力です。現在、グループ全体で7200名強の社員が活躍していますが、そのうち8割以上の約6000名が欧米やアジアといった海外の支社や現地法人のスタッフです。

業績も好調に推移しており、2007年3月期には売上高841億3500万円、経常利益38億9600万円を達成。この数年は連続で過去最高を更新し続けており、2008年3月期にもさらに前年を上回ることが確実視されています。株式市場でも1979年以降、東証一部にて安定した評価を受けています。

タムラ製作所では、2007年5月、国内生産の主力である埼玉県・坂戸工場を大幅に拡張しました。増床されたのは、同社が戦略事業と位置づけている圧電セラミックスの生産を担当する部門。圧電セラミックスは、これまで主にノートPC向けバックライトインバーターなどの用途でシェアを伸ばしていましたが、今後はレーザープリンタをはじめとするOA機器や液晶テレビ向けなどの需要が着実に拡大するといわれています。
同工場では、伸びる市場に向けて、2007年度600万個（月産）の生産体制を確立させ、将来的には月産1000万個（＝年間売上高100億円）をめざしています。月産1000万個の生産が可能になると、2006年までの生産能力の約5倍とになり、国内業界でも有数の生産拠点が誕生します。

そこで、タムラ製作所では、この坂戸工場での生産系エンジニアの採用を積極的に行っています。職種は、生産技術、生産管理、品質保証、品質管理など工場に不可欠なあらゆる職種にわたります。また、電子回路設計など開発・設計部門でも広く人材を求めています。
これまで電子部品・材料関係で技術職のご経験をお持ちの方でしたら、それぞれ大いに可能性があります。最新設備を備えた新工場を舞台に、これからの拡大が見込める事業部門で活躍する大きなチャンスといえるでしょう。

同社は長い歴史を持つ国内資本企業ですが、そのわりに中途採用によって新しい空気を社内に送り込むことに熱心な企業でもあります。数字で見ると、国内で働く全社員の約3割が中途採用での入社となっています。
そのため、中途入社のハンディなどは一切なし。入社後の受け入れ体制、教育体制なども非常にこなれて充実しているのが強みです。結果として離職率が低く、風通しのよい社風につながっています。
また、技術系の社員が多数活躍している同社では、エンジニア一人一人の志向・希望にあわせてキャリアプランを選択することが可能な制度を整えています。

具体的にいいますと、一定の年齢に達したら管理職コースを歩む企業が多い中で、タムラ製作所では、管理職コースか、または自分の技術を磨いていくスペシャリストコースかを選択できるようになっています。もちろん、管理職コースとスペシャリストコースの間に上下関係や待遇の差はありません。
これはオンリーワン製品の開発を何よりも重視する同社の技術重視の姿勢の表れでもあります。管理職以外の社員も全員いきいき働くことができる環境を維持することで、高い技術知識やスキルを持った社員にじっくりと業務に取り組んでもらうことをめざしているのです。