転職×天職 > 注目企業採用情報 > テネコオートモティブジャパン
地球温暖化をはじめとする環境問題の高まりを受けて、自動車業界でも排気ガスへの対応にこれまで以上の力が注がれるようになっています。ますます重要性が増すエミッションコントロール製品(排出ガス浄化装置など)の分野で、世界のリーディングカンパニーとして知られているのが、アメリカ・イリノイ州レイクフォレストに本部を置く「テネコ社」です。
テネコ社は20世紀初頭より、代表的な自動車部品メーカーとして活躍してきた企業です。エミッションコントロール製品のほか、モンローショックアブソーバーなどのブランドで広く支持されているライドコントロール製品でも著名な存在です。
現在では世界24カ国に80カ所の生産拠点と技術開発拠点を保有。ワールドワイドでの従業員数約1万9000名、年間売上高47億ドル(日本円換算5405億円:1ドル=115円で計算)の世界的有力企業へと発展しています。
製品は、完成車メーカー向けのOEM市場に供給されており、世界の主要自動車メーカーのほとんどで採用されています。
その他、「MONROE・RANCHO」といった製品をアフターマーケット市場向けに展開しております。
日本では、1973年にモンロージャパン株式会社としてスタートしました。その後、現在のテネコオートモーティブジャパン株式会社へと社名を変更し、日本の市場にしっかりと根を下ろしています。テネコジャパンは、日本の完成車メーカーとの取引量を拡大しております。
日本の自動車産業はトヨタが世界販売台数で首位となるなど、好調が続いています。テネコの製品も各完成車メーカーから高く評価され、その取り引きは順調に拡大中。これまで、テネコグループの全世界売上高のうち日本完成車メーカー向けに占める割合は約10%でしたが、2008年までにはこれがさらに大幅上積みされる見通しとなっています。
日本市場でのこの成長をさらに加速させるため、テネコジャパンではエンジニアの採用強化を図っています。2007年上半期の時点で35名規模である日本法人を、1年後までに大幅増員する計画です。
テネコジャパンのエンジニアは「プロジェクトエンジニア」と呼ばれる職種で、主に日本の自動車メーカーとテネコの海外生産拠点を結びます。エミッションコントロール製品もライドコントロール製品も、完成車メーカーの各車種にあわせて、設計・仕様の変更を加えて納入する必要があります。各メーカーのエンジニアとの打ち合わせを通じて求められる条件を詰め、必要な設計変更を行い、それを海外生産拠点に伝えます。
具体的な仕事内容は、製品設計、技術プレゼンテーション、マイルストーン管理などに加え、販売・商談・交渉、戦略策定…といった技術営業的な業務も含みます。プロジェクトエンジニアの仕事は非常に幅広く、一人一人が大きな責任を任されるチャレンジングでやりがいのある仕事といえます。
テネコジャパンは決して大きい組織ではありませんが、そのかわり、世界のテネコを代表して大手自動車メーカーと対等にビジネスを行える環境があります。テネコジャパンでは自動車の最先端技術に触れることができるのと同時に、仕事のおよそ半分は海外との接点を持つ業務であり、国際的なフィールドでの活躍が約束されています。
テネコのプロジェクトエンジニアのような仕事を、国内で経験することはあまりないのではないでしょうか。そのため、同社では経験者の採用にこだわっていません。同職種の経験者でなくとも、自動車・自動車部品関連のメーカーで技術職(エンジニア)として勤務した経験のある方であれば、入社後にしっかりと育成していく体制が整えられています。
教育としては、独自の「テネコトレーニングプログラム」による社内研修、マンツーマンのOJT、および社外研修などが用意されています。特にOJTは、経験豊富な先輩社員のアシスタントとして活動することで、一連の業務の流れが無理のない形で身につくように工夫されています。
また、テネコでは、自動車業界経験者のほかに、理工系のバックグラウンドを持つ第二新卒の方にも門戸を開いています。それぞれの分野の第一線の専門家と一緒に働くことで、エンジニアとしての貴重な経験を積みながら業務に精通していくことができるようになっています。
気になる語学力(英語力)ですが、入社時点では高い能力は要求されておりません(TOEIC550〜が目安です)。入社後は、語学に関しても会社からの支援制度と共に、業務を通じて、また自己啓発を通じて強化していくことができます。実際、テネコジャパンで働く社員の多くが、入社後にビジネス英語を身につけています。
コンサルタント
村中 謙太郎
自動車産業は、今や文字通りのワールドワイドビジネスとなっており、日系でも外資系でも世界を舞台に活躍できる人材が広く求められています。その中でも、国際的なビジネス経験を積むのに適しているのは、やはり外資系企業ではないでしょうか。
テネコ社は、世界でも屈指の自動車部品サプライヤーであり、日本・アジアでの展開にこれまで以上に積極的に取り組もうとしています。業務の幅は広く、豊かなスキルが身につく環境です。また社員教育にも熱心で、未経験者や第二新卒の採用にも前向きに取り組まれています。
グローバルな企業で技術を磨きたい、ビジネスに取り組んでみたいというエンジニアの方にはぜひお勧めしたい企業です。