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自動車はもとより化学・食品・繊維・エレクトロニクスまで多彩な商品を取り扱うトヨタグループ唯一の商社

豊田通商株式会社

売上高6兆2127億円を超える実力(2007年3月期実績)

名古屋本社

豊田通商株式会社は、トヨタ自動車を中心とするトヨタグループで唯一の「商社」としてグローバルな活動を展開している企業です。

トヨタといえば、生産・販売とも世界ナンバーワンの自動車メーカーです。そのため豊田通商についても“自動車関連”というイメージが強いかもしれません。たしかに自動車分野には圧倒的な強みを持つ同社ですが、実はそれ以外の分野でも幅広い領域に取り組んでおり、社会のあらゆる領域に貢献できる商社としてのビジネスを展開しています。
たとえば、石油・エネルギー分野では、タイで展開しているエタノール製造事業、インドネシアをはじめとする東南アジアを拠点とした化学物流事業、中東とアジアに基盤を持つ石油エネルギー・プラント事業、国内外で推進する風力・天然ガス関連事業…など。

また、シンガポールを基盤とするバンカーオイル(船舶用燃料油)供給事業では、世界中の港でのバンカーオイル供給を実現しています。

国内外拠点一覧 国内外拠点一覧
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グループスローガン

また、業界トップの穀物飼料分野、食品関連ではワイン、チョコレート、ジャムなどの有名ブランド展開で知られているほか、アパレルや住宅、マンション・リゾート事業なども幅広く手がけています。また、損害保険・生命保険代理店としても国内トップとなっています。

こうした動きをより加速したのは、2006年4月のトーメングループとの経営統合といえるでしょう。トーメンは、化学・食品・繊維・エレクトロニクス…など、非自動車分野での事業実績を豊富に持つ大手商社。この統合により、豊田通商の2006年度売上高は6兆2127億円超を記録し、対前年比57%アップとなりました。これは全業種の上場企業の中でも第10位に位置する実績となります。

同社の財務内容の良さは広く評価されており、格付け会社スタンダード&プアーズによる格付けでは商社として最高の「Aマイナス」を獲得しています。

6つの事業領域で次世代ビジネスを創造!「VISION2015」の挑戦

戦略意思 ※クリックして拡大

トーメンとの統合によって事業領域を大きく拡大させた豊田通商ですが、それだけにとどまることなく、2015年に向けての中長期グループ経営計画「VISION2015」を新たに策定。より積極的なビジネス創造を図っていこうとしています。

この「VISION2015」を簡単にご紹介しますと、もともとの柱であった「自動車分野」と急速に拡大しつつある「非自動車分野」をともに伸ばし、将来的には50:50の割合にしていこうというもの(現在の自動車:非自動車の割合は65:35)。
そのため、事業領域を自動車関連(「金属」「機械・エレクトロニクス」「自動車」)と非自動車(「エネルギー・化学品」「食料」「生活産業・資材」)の2分野6本部体制とし、それぞれの事業間でのシナジー効果を発揮することで、各事業をより強化してこうとしています。

また、長期目標としてはブラジル、中・東欧を含むロシア、インド、中国、南アフリカのいわゆる「BRICS」地域を重点地域としていきます。財務面では、連結ROE10.0%の維持を目標に掲げ、全社最適の事業ポートフォリオを構築。経営資源を有効に活用し、商社ナンバーワンの収益性と強固な財務体質の実現をめざしています。

商社経験者はもちろん異業種出身者も多数活躍中

事業領域が拡大しつつある豊田通商では、それぞれの分野で即戦力となれる人材の強化を図っています。そのため中途採用にも積極的に取り組んでおり、営業を中心に多彩な募集を行っています。
国際的な環境の商社で、新しいビジネスを創造したいという方にとっては、まさに絶好の舞台といえるのではないでしょうか。実際に、医薬品メーカー、人材ビジネス、IT業界(SIerなど)、銀行…といった幅広い業界の出身者の方が多数活躍されています。

人材育成への様々な取り組み

同社では、性別・年齢・国籍などにとらわれず成果に基づいた処遇を行う成果主義を採用しています。また、異動に関しては、異動希望先とそこでのプランを明示することで優先的に希望がかなう「チャレンジローテーション制度」(同一業務を5年以上担当した社員が対象)や、社内公募制度である「オープンエントリー制度」を導入。これらによって、社員のさらなるモチベーションアップを実現しています。

教育・トレーニングの面でも、豊田通商は時代の変化を先取りできる人材の育成に力を入れています。

若手を対象とした「実務知識研修」やビジネスのフレームワークを学ぶ講座の設置のほか、自己啓発支援制度(通信教育や社外スクールの受講費用補助など)は多くの社員に利用されています。

また、一人一人のステップアップに応じて、経営スキル・マインドを醸成する「経営者育成プログラム」、新規事業立案を通じて起業家マインドを育てる「G'V INNOVATION21」、その他の階層別研修などを受講できます。
また、グローバルに活躍する人材を育成するため、海外語学研修制度や世界各地の事業所や現地法人で勤務する実地研修なども常に行われています。

担当コンサルタントより

自動車分野に確固たる存在感を持っていた豊田通商と、多彩な分野で実績のあったトーメン。この両社が統合して誕生したのが「新生・豊田通商」です。今後、さらにビジネスフィールドを拡大していく同社には、様々な分野の出身者が活躍できる土壌があります。
商社の仕事は、単に物資を売買する業務ではありません。今の世の中で求められているものは何か、それを敏感に感じ取り、新しいビジネスモデルに仕立てること。つまり、ビジネスそのものを創造することこそが商社の仕事なのです。

商社業界の上位を狙う同社は、新しいビジネスにチャレンジしたいとお考えの方にとっては最高の場だと思います。中途入社のハンデも一切ありませんので、キャリアアップをお考えの方にもぜひお勧めしたい企業です。

(更新日 2008/08/01 )