地上波テレビはもとより、CATV、衛星放送、インターネット、そしてゲームや携帯電話まで、現代社会は膨大な量の映像コンテンツを必要としています。もちろん、量だけでなく、クオリティにおいても高いレベルが求められます。この質の高い映像コンテンツを実際に制作する力を持った企業が結集した、日本有数のクリエイティブ企業集団が「TYOグループ」です。
TYOグループの中心は、広告映像(いわゆるテレビCMなど)の制作を専門とする株式会社ティー・ワイ・オー。同社の設立は1982年。(現在は2007年8月設立の株式会社TYOプロダクションズが事業を継承)
5年目の1987年には、制作CMが「カンヌ国際広告映画祭」で金賞を受賞するなど着々と実力を蓄えていきます(1992年にも同賞を再受賞)。現在では、CM制作の分野では、常に日本の上位3社に入る有力企業となっており、毎年様々なヒットCMを生み出しています。
※代表的な作品は同社サイトをご覧下さい。
http://www.tyo.co.jp/index2.html
1990年代に入ると、CM制作だけでなく、映画やドラマなども含めた映像制作に幅広く取り組むようになります。2000年以降は、専門分野ごとに優秀なコンテンツ制作会社をブランドとして確立させていく「クリエイティブ・ビジネス都市」構想もスタート。M&Aや海外展開もより活発化させました。
2002年には、中核企業であるティー・ワイ・オーをJASDAQ市場に株式上場。2007年7月現在、そのティー・ワイ・オーを持株会社として、国内外で合計38社のグループ企業が、様々な広告映像、Webコンテンツ、エンターテインメント(アニメーション、CG、ゲーム、ミュージックビデオ、キャラクターの企画・制作など)…の分野で活動しています。
TYOグループが「グループ経営」にこだわるのには意味があります。通常なら1社に統合した方がより効率的ですが、同グループでは、映像やコンテンツといった感性や個性が重視されるビジネスの場合、強引に統合してしまうことはマイナス面の方が大きいと考えました。
逆に、個々のグループ企業に、それぞれの個性(ブランド)を発揮してもらい、自由に利益を追求してもらう。その結果、グループ全体の総合力が高まっていく…という考え方をとっており、これを「マルチブランド戦略」と呼んでいます。TYOグループの連結売上高は210億5400万円(2006年9月期)、グループ経常利益高11億円(経常利益率5%)となっています。
TYO本館
同時に、グループ全体の管理系業務(人事、法務、総務など)は、すべて株式会社TYO Administration(ティー・ワイ・オー・アドミニストレーション)に集約し、専門性と効率化を実現しています。
クリエイティブ系の企業のトップには、もともとクリエイターだった方が多く、経営については必ずしも専門家ではありません。そこで、TYOグループでは、経営に関連する諸業務をすべて持株会社であるティー・ワー・オー、およびTYO Administrationが代行する体制としました。これによって、各グループ会社では、トップ以下全員がクリエイティブに集中できるようになり、業績もさらにアップさせることができたのです。
たとえば人事部門であれば、グループ38社の人事業務、主に給与計算、社会保険手続きや採用業務、人事制度などにグループ経営の視点で携わる事が出来ます。
比較的キャリアが浅い方でも、TYOグループでは実践的な経験・知識を着実に身につけることができます。管理系のポジションでは、グループ単位で日々の業務の中での様々な疑問解決や指導・育成に当たっています。
前職が会計事務所や人材系のアウトソーシング会社などで勤務されていた方、事業会社での実務経験をお持ちでなかった方も、TYOグループでキャリアアップを果たされています。
また、特定の繁忙期(経理の決算期など)を除けば、各自の裁量で業務をコントロールすることが可能。集中して業務をこなした翌日は、残業なしにする…といったこともできます。また、週末(土・日)の出勤は原則としてありません。
TYOグループは、現在も活発なM&A戦略を展開しており、また事業体としても日々進化しています。そのため、落ち着いた安定的な環境を求められている方よりも、スピード感のある環境で自らを成長させたいという志向をお持ちの方にお勧めしたい企業です。
以下のような方はぜひご注目下さい。