真空技術をコアに半導体、フラットパネルディスプレイ、太陽電池関連など様々な分野に向けた製造装置を開発しているアルバック。
真空技術をトータルに取り扱っているのは、世界でもアルバックだけ。この最大の特徴を活かし、生産設備を中心に高度な真空技術製品を提供し続けています。
現在の主力製品はフラットパネルディスプレイ製造装置。特に、液晶パネルのガラス基板に電極などを薄膜として作る成膜装置では、世界シェア96%という圧倒的な支持を世界中のユーザーから勝ち得ています。
この薄型パネル向け製造装置を武器として中国や台湾、韓国にも製造拠点を設け、グローバル展開も活発に行ってきました。その結果、2004年には東証一部へ直接上場を果たし、2003年6月期には1,274億円(連結)だった売上高が2008年6月期で2,412億円(連結)になるというめざましい成長を見せています。
アルバックでは、時代に応じて製品領域を広げており、上記のフラットパネルディスプレイ製造装置に代表されるエレクトロニクス分野や情報通信産業をはじめ、自動車、医薬品、食品、金属、バイオ産業などその活躍は広範な分野にわたっています。
特に、今後著しい成長が見込まれている太陽電池向け製造装置を積極展開していきます。
多くの企業が「選択と集中」で中核事業を絞り込んでいるなか、アルバックは真逆の旗印を掲げ、独自の技術を探求し続けています。
それを象徴しているのが、アルバックの研究開発への取り組み。
これはビジネス雑誌にもよく掲載されているのでご存知の方も多いと思いますが、驚くべきことにアルバックでは、社長の下へ毎年400ほど寄せられる研究テーマ全てに取り組んでいるのです。研究内容のメリットを会社に示せば、予算を自分の裁量で使え、社員が自分のやりたい研究を追求できるシステムが整備されています。
この事例は、会社全体を貫く「やってみよう」という姿勢の強い表れではないでしょうか。
この姿勢は日常業務でももちろん健在。社内には至るところにホワイトボードやミーティングスペースがあり、課題を解決する為の議論が活発に行われています。
また、2004年1月には本社機能と工場機能、そして応接プレゼンなどの接客機能の充実をコンセプトとした新社屋が完成しました。この新社屋は環境に配慮した設計であるのはもちろんのこと、デモルーム、クリーンルーム、ラボルームも充実しており、万全の開発環境が整備されています。
アルバックの「新しいことにチャレンジする」という社風は全ての部署に共通しており、社内でのディスカッションは日常茶飯事。非常に活発な雰囲気の会社です。
客先のニーズに合わせた仕様検討に始まり、検収に至るまで一貫して開発プロジェクトに取り組めるうえ、研究開発費への活発な投資、充実した研究設備と、技術者にとっては非常にやりがいのある環境と言えます。
会社の成長に伴って管理部門の求人も増えているため、活気ある成長企業で働きたい管理部門系の方にもお勧めです。
また同社は、2004年から過去最高の売上高を更新し続けている成長企業でもあります。現在はフラットパネルディスプレイ製造装置が好調ですが、ハイブリッドカーや太陽電池を扱う企業の設備投資が拡大している昨今の状況を受け、競合他社に先駆けて新製品を投入しています。
新しいことにチャレンジすることが好きな方、新しい技術を身につけたい方に是非お勧めしたい会社です。