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国内シェア80%、世界でも上位3位に入る衛生用品製造装置の専業メーカー。

株式会社瑞光(ZUIKO)

(取材日 2008/01/17 )

関西発、世界トップクラスの技術力を持つ企業

世界をリードする日本の「ものづくり技術」。その先頭に立っているのが高度な自動機械、工作機械の技術です。株式会社瑞光(ZUIKO)は、大阪を本拠地とする世界でも有数の「衛生用品製造装置」専業メーカー。その製品は国内で圧倒的なトップシェアを誇るだけでなく、中国、ヨーロッパ、アメリカ、インド、アジア…などでも高い評価を得ています。

衛生用品…というと、すぐにイメージがわかないかもしれませんが、育児や介護に欠かせない紙おむつ、女性の生理用ナプキン、サニタリー用品、さらにはペット用シート、立体マスク、母乳パッド、化粧パフ…など様々な種類があります。日常的に使われるものが多いこともあり、スーパーやドラッグストアで大量に販売される非常に大きい市場です。
衛生用品は、体に直接触れるものだけに、形状や肌ざわりなど、使う人のことを考えた細かい配慮が欠かせません。実は、紙おむつをはじめとする日本製の衛生用品は、世界でも最高品質といわれており、わが国はこの分野での先進国となっています。

当然、その高品質な衛生用品を大量生産するための製造装置にも、非常に高度な技術が求められます。近年の衛生用品のほとんどは、人体にフィットするように3次元的な設計になっています。これを正確に再現する難しさ。また、清潔であることも不可欠ですので、製造から包装、梱包までを一連のラインで人の手にまったく触れずに仕上げる技術も要求されます。

瑞光は、この衛生用品の製造装置の開発・設計・製造を一貫して手がけてきた専業メーカーとして、40年以上の実績と技術力、ノウハウを持っています。立体形状のパンツ型おむつ製造装置、ナプキンを自動的に三つ折り→包装→梱包する一貫ライン…などは同社が世界で初めて開発し、業界に革命をもたらしました。
現在では、全長40~50メートル、1分間に800個以上のスピードで紙おむつをつくりだすような大型ラインを中心に、衛生用品製造装置の国内シェア80%(第1位)、世界でも約20%のシェア(第3位)のトップクラスメーカーとなっています。

衛生用品は、今後さらに需要が増すといわれています。国内では高齢化社会が本格化、介護や高齢者の快適生活のためのニーズが高まります。また、海外でも発展途上国を中心に、衛生観念や清潔な暮らしが普及しはじめています。瑞光の技術が、今まさに世界レベルで必要とされています。

社員の80%をエンジニアが占めています

現在約170名の社員が働く同社ですが、そのうちの約8割が技術系(エンジニア)となっています。その社是は「技術深耕」。つまり、徹底的にものづくりにこだわっていこうという技術者集団なのです。

瑞光では、その機器、装置を単品のハードウエアとしてではなく、システムとして製造ラインの形で提案しています。
そのため、顧客である衛生用品メーカーと新製品の開発段階から関わり、生産技術や生産性向上、品質向上などに直結する技術を提供しています。

開発部門には、最新鋭のハイエンド3次元CADを完備。1人1台のゆとりある環境のもと、仮想空間で機構の動的シミュレーションを行うなど、効率よい設計を実現し、開発スピードもあげています。また、工場では航空機の部品製造に使われるクラスの高性能マザーマシン(工作機械)を導入。高品質なパーツを製造することで、自社開発製品の品質にも完璧を期しています。

同社では、設計・開発、製造・生産技術などの各部門で、機械設計、電気設計、制御などのエンジニアがチームを組んで活躍中です。「ものづくり」に関わる技術者として活躍したい方が、まさにキャリアアップできる環境です。

瑞光の本拠地は大阪(摂津市)の本社工場ですが、2005年10月には中国・上海に生理用ナプキン製造装置の組み立てをメインに行う工場を竣工させました。今後は、この上海工場を世界戦略拠点として、欧米・中国・インド・アジア…などでも積極的な展開を計画しています。

同社はこれまでに26カ国に納入実績があり、現地での機器組み立てや試運転・調整を担当する技術者の場合は、年に3~4回程度の海外出張があります。アメリカ、ドイツ、ベルギー、サウジアラビア、タイ…など数カ国への出張を経験した社員も珍しくありません。将来、海外でも活躍してみたいという方のためには、会社から語学研修の費用補助なども行われています。

働く人のための配慮がいろいろ。通勤も便利に

瑞光では、毎月の給料日と毎週月曜日を「ノー残業デー」としています。他の曜日についても、16時35分の定時を超えて残業する社員には、全員に軽食(パン、ドリンクなど)を支給。また、社員食堂も充実しており、ボリュームのあるランチが250円で食べられます。

本社へのアクセスは、2006年に地下鉄今里筋線「井高野駅」が開通し、利便性が向上しました。井高野駅までは大阪・梅田から36分、京橋からは22分。大阪東部のJRや京阪、地下鉄沿線の方にとっては、通いやすい場所となっています。また、マイカーで通勤されている人も多いようです。

主な交通機関
地下鉄:今里筋線「井高野駅」から徒歩10分。
大阪市営バス:井高野車庫前行き(阪急上新庄駅発)
           「江口橋」バス停から徒歩3分。
自動車:マイカー通勤OK(駐車場完備)

コンサルタントからのメッセージ

大阪・摂津市を本拠地として、独自技術を世界に発信しているオンリーワンな企業です。大証二部上場で、近年は乾式パルプ粉砕機など環境対策に役立つ技術にも進出しています。

  • 高度なFA(ファクトリーオートメーション)技術を身につけたい。
  • ものづくりに関わりたい。
  • トップシェアのメーカーで働きたい。
  • 海外でも活躍してみたい。
  • 関西の元気な企業で一緒に成長したい。

こういった希望をお持ちで転職をお考えの方にはぜひ注目していただきたい企業です。

(更新日 2008/08/01 )