華やかな世界で笑顔を絶やさず歌って踊るアイドルたち。一般的にその旬は短く、卒業後どういったキャリアを描いていくのか気になる人も多いのではないでしょうか。

セカンドキャリアや転職、これからの生き方を改めて考えるアラサー世代の読者の皆様も、業種は違えど自分を重ねてみることもあるかもしれません。

どのように今のポジションを築いたのか、そしてどのように今後の人生の舵を切っていくのか、以下の4人のアイドルからそのライフハックをまとめてみました。

元モーニング娘。の飯窪春菜さんのライフハック

飯窪春菜

飯窪さんにご自身が成長するための秘訣や、組織の中で人間関係を円滑にすすめるヒント、そして卒業後の生き方についてお話いただいたインタビュー。見所は以下の3つです。

  • ライフハックその1:「恥を捨てて周囲を頼ること」

実力派のモーニング娘。の中で歌もダンスも未経験だった飯窪さん。メンバーのいる前で何度も先生から名指しで指摘を受けるも、恥を忍んで年下の同期に頼ったおかげで、周囲から頼られる存在に。

  • ライフハックその2:「完璧を目指さないこと」

役職につけば、誰よりも完璧でなくてはならないと思い込み潰れてしまうことも。周囲との関係性を築く上で、その思い込みは足かせになるかもしれません。

  • ライフハックその3:「ブログは自分の履歴書になる」

「ブログはファンの方に届けるものだと思っていたんですが、自分の履歴書にもなる」と飯窪さん。その結果、新しい仕事に結びついたことも。好きを公言することの重要さを改めて実感します。

地下アイドルの姫乃たまさんのライフハック

姫乃たま

完全フリーランスで地下アイドルとライターの二足のわらじで活躍していた姫乃たまさん(2019年4月30日をもって地下アイドルを卒業されています)。一時期は多忙のあまりうつ病になった姫乃さんに、現在指針としていることをお聞きしました。

  • ライフハックその1:「精神的・経済的自立のために複数の軸足を持つこと」

メインの居場所以外にもサードプレイスを持つことが重要。「ここしかないと思うと、固執する気持ちが生まれてしまいます。目先のギャラや人気だけを追いかけて、自分らしさがどこかに行ってしまうんです」と姫乃さん。

  • ライフハックその2:「自分は誰に認められたいのかを考えること」

「自分は認めてもらえないって言う子ほど、本当は自分が誰に認められたいのかわかっていないことが多い気がします。実は、認めてほしいのは運営じゃなくて昔いじめられた同級生だった、なんてこともあるんです。それって、どんなに頑張っても満たされないじゃないですか。わざわざ同級生を訪ねていって、頑張っている自分を主張するのも変ですし……。

でも、そのことに気づければ、地下アイドルじゃなくて会社員の方でも、『頑張って働いて家に帰って、彼女に褒めてもらえればいいや』って気持ちを切り替えることもできます。自分の中にぽっかり空いた穴を埋めてくれるものって、人それぞれ違うと思うので……」(姫乃さん)

承認欲求の根源がどこかにあるのかを知ること、そしてそれに向けてアプローチすることが、自分らしく生きていくためのひとつの手段と言えそうです。

モテクリエイターのゆうこすさんのライフハック

菅本裕子

元HKT48でモテクリエイターのゆうこすさんも、人生の舵を大きく切った一人。新しいことに挑戦することや環境を変えることなど、現状から一歩踏み出すのには勇気がいりますし、不安はつきものですが、彼女はどうやって自分を奮い立たせたのでしょうか。ネガティブから抜け出すための気持ちの持ち方をお聞きしました。

  • ライフハックその1:「好きなものをブレずに発信し続けること」

アイドル卒業後は仕事が激減したと話すゆうこすさん。しかし、アイドル時代にも卒業後にもひとつの同じ思いである「モテたい!」が原動力となり、アイドルからモテクリエイターに思い切って方向転換。

熱量を注げるものであれば発信し続けられ、そして新たなファンを獲得することに成功しました。みなさんも自分の好きなものの中に、今後の生き方のヒントが隠されているかもしれません。

  • ライフハックその2:「失敗しないのはもったいないと思え」

スキンケアボトルを300万円も多く発注してしまったゆうこすさん。顔面蒼白レベルのミスですが、彼女はこのミスをどうにかいかせないか、ファンと緊急会議を開いたそう。過ぎてしまったミスを嘆くより、そのミスをどう挽回するか、どう活かすかを考えることで、新しいアイデアが生まれてくるのかもしれません。

元SDN48でライターの大木亜希子さんのライフハック

亜希子

元SDN48で作家の大木亜希子さんは、アイドル後のセカンドキャリアとしてライターを選びました。しかし、芸能界で活躍してきた栄光が、精神的にも肉体的にも彼女を蝕んでいきます。現在、心身ともに落ち着きを取り戻し、本を出版するまでに至った彼女が語るのは……。

  • 「世間の強迫観念に縛られないこと」

今後の人生において、誰と住み、どのような生活を送り、どのような舵を取るかなんて、何歳になっても他人はおろか、本人にすらわからないのかもしれません。

だからこそ、世間一般の結婚観や幸せの定義に縛られる必要はありません。たとえ誰かに「同棲できる相手を一刻も早く探したほうがいい」と言われたとしても、その強迫観念にとらわれず、毅然とした態度でいることが大切なのかもしれません。

さまざまな苦労を乗り越えた彼女たちが語る言葉のひとつひとつに重みと重要性を感じます。読者の皆様にとっても必要なライフハックが見つかりますように。