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「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」といったゲームタイトルであまりにも有名な株式会社スクウェア・エニックスが、現在、力を入れて取り組んでいる事業の一つがオンラインゲームです。
インターネットを通して文字通り世界中の人たちと一緒に楽しむことができるオンラインゲームは、まさにゲームの新しい可能性を切り拓くコンテンツ。2008年には、全世界で5000億円市場にまで成長することが見込まれており、ゲームのみならずエンターテインメント全体で、今もっとも熱い分野といわれています。
オンラインゲームの楽しみは、単に遠方の人と対戦できるというだけのものではありません。従来のゲームが、基本的には「ゲーム開発者対ユーザー」という関係の中で完結していたのに対して、オンラインゲームでは「ユーザー対ユーザー」という新しい関係に特徴があります。つまり、ユーザー同士のコミュニケーションの中から、開発側も予期しなかったようなストーリーを自分達で作り出せるのです。インターネットの掲示板から「電車男」という大ヒットが生まれたのは記憶に新しいところですが、オンラインゲームの中でも同様のことが、今度は世界的な規模で起こるかもしれません。
スクウェア・エニックスのオンラインゲームは、「PlayOnline（プレイオンライン）」の名称でサービスを提供中。「ファイナルファンタジーXI」をはじめ、「フロントミッション オンライン」「テトラマスター」「クロスゲート」…など様々な世界が楽しめます。そのユーザー数は、「ファイナルファンタジーXI」だけに限っても、日本・米国・ヨーロッパなどあわせて約55万人。国内最大級の規模となっています。しかも、これはサービス開始からわずか3年あまりで獲得した会員数です。将来的には、この仮想空間に一つの「国」に匹敵するほどの人が現実の国境を超えて集まってくる…という可能性も十分にあるといえるでしょう。
さて、大きな可能性を持つ「PlayOnline」の仮想世界を支えているのが、スクウェア・エニックスのネットワークシステム部です。
最新のオンラインゲームには高精細なムービーが欠かせませんが、そのコンピュータ・グラフィックスを作成するためにはレンダリングという膨大な計算が必要です。また、同時に何万人ものユーザーがアクセスしてくる可能性、さらに365日24時間、常にサービスを維持しなければならない…など、高度な性能と安定性も求められます。これだけの条件下でシステムを構築・運用するというのは、おそらくどの企業にとっても未知の領域の仕事ではないでしょうか。
スクウェア・エニックスのサーバーシステムは、最新のノーザンライツ「APPRO」サーバー165台を導入。OSにはLinuxを採用しています。稼動後に何が起こっても不思議ではない世界だけに、たとえ物理的なノードがダウンした場合も、いかに被害を最小限に食い止めるか、あるいはゲームの世界を拡張するためのメンテナンスやアップデートの際にもいかにサービスを止めずに作業を行うか、といった課題に様々な知恵が注がれています。
エンジニアにとっては大いにやりがいがあり、ここで実務を重ねることは世界でもトップレベルの経験となります。ここでは、ネットワークエンジニアは、決して縁の下の力持ち的な存在ではありません。開発陣と絶えずコミュニケーションを取りながら進める業務は、まさに同社のモノづくりに主役として関わることなのです。
スクウェア・エニックスでは、大勢の社員がプロとしての誇りを持って働いています。同社では、主に開発部門のクリエイター、エンジニアを中心に契約社員での採用がありますが、それは組織の規程によって限度がある「給与」ではなく、その能力・成果に対して純粋な「報酬」を支給したいとの考え方からです。サラリーマンではなくプロフェッショナルとしての待遇です。もちろん、正社員という選択肢もありますので、自分の価値観にふさわしい働き方を選ぶことができるようになっています。
社内には外国人も多く、国籍ではなく仕事で評価しあい協力しあうというグローバルな風土があります。もちろん、ゲームという楽しさを提供するコンテンツを創っていますので、現場の雰囲気はフランクで気さくなものですが、お互いをプロとして尊重しあうことで、馴れ合いではなくよりレベルの高い仕事ができる環境がつくられているのではないでしょうか。
「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」など数多くの記録を生んだ同社は、日本企業ではありますが、世界標準でトップレベルの仕事ができる環境があります。ネットワークエンジニアの方で、大規模なシステムを経験したい方、キャリアアップしたい方にお勧めしたい企業です。
また、同社には「ネバーギブアップ制度」という採用制度があります。これは一度応募して不採用になった方でも、新しいスキルを身につけたり経験を積んだら、また何度でも再応募できるというものです。形にこだわらず熱意ある方を積極的に採用したい…という企業の思いがこめられた制度ではないでしょうか。実際に、ぜひスクウェア・エニックスで働きたいと、通算3回目の応募で入社された方もいらっしゃいます。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。