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「先端技術に常にチャレンジ」という姿勢を貫く プリント配線板分野のリーディングカンパニー

太洋工業株式会社

(取材日 2007/10/30 )

FPCの一貫生産からテストシステムまでを手がける総合的な技術力

先進の「フレキシブルプリント配線板(FPC)」で、デジタル機器の進化に貢献

携帯電話、DVDレコーダー、薄型テレビ、デジタルカメラ…。どんなデジタル機器・家電製品にも必ず組込まれているのが、緑色の板に様々な電子部品が取り付けられた「プリント配線板」です。中でも太洋工業が手がける「フレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Curcuit=FPC)」は、ハードウェアの根本的構造に関わる重要な部分。しかも製品そのもののデザインや機能、内部のスペース、配線板の上に実装される電子部品の数や種類により、様々な形状・構造が求められます。

太洋工業はこのFPC分野で、敢えて量産よりも「試作・開発品」の短納期製造を主な事業フィールドにしています。現在、デジタル機器や家電の世界では、激しい新製品・新機種の開発競争が繰り広げられており、その開発スピードも増すばかり。各メーカーではよりスピーディな製品試作が最重要課題となっています。この「製品試作」を支えているのが、同社の創り出す「試作・開発用FPC」なのです。

多機能化・小型化・高性能化と、日々進歩するデジタル機器や家電品。当然、そこに組込まれるFPCにも常に新しい技術が求められ、また完成に至るまでに何度もスクラップ&ビルドが繰り返されます。クオリティはもちろん、多品種・小ロットを短納期で開発・製造する必要があり、大量生産よりもはるかに困難だといわれています。その困難を可能にしているのが同社の豊富な経験と技術力です。個々のニーズに合わせ「片面」「両面」「多層」「発展型」など数限りなく製造した試作品の膨大なデータベースをバックボーンに、ファインピッチ(狭ピッチ)化をはじめとする数々の技術を確立。

クオリティと短納期化を両立させるためのノウハウも無数に蓄積しています。さらにFPC試作メーカーとして業界唯一の「完全社内一貫生産体制」を有し、独自の生産管理システム「TAPICS(Taiyo Process Information Control System)」の導入で信頼性の高い製品を提供。各メーカーから高い評価を得て、FPC分野の国内No.1企業として揺るぎない地位を築き上げているのです。

「プリント配線板テストシステム」でも驚異的な成長

太洋工業は、FPCの試作・開発品製造を主とした「電子基板事業」、FPC・各種プリント配線板の検査装置の製造を行う「基板検査機事業」、FPC製造技術と検査装置製造技術の融合から生まれた手動検査機を製造する「プローバー事業」、高度なメッキ技術を開発し続ける「エレクトロフォーミング事業」という4つの領域で事業を展開しています。

その中で「電子基板事業」と並び、同社の主力事業といえるのが「基板検査機事業」。FPCのNo.1メーカーとしてのノウハウを存分に生かし、「ユーザーの視点での使いやすさ」を考慮しながら、様々なプリント配線板テストシステムを開発しています。外観状況を光学的に把握してコンピュータ画像処理により良否を判断する「外観検査機」、電気を通して断線や短絡を確認する「通電検査機」などの他、「全自動ベアボード検査システム」といったトータルシステムの構築にも取り組み、豊富なラインアップで多様なニーズに即応。すでに「FPCファンクション検査装置」「FPC PDP用COF検査装置」で各国内2位、「FPC ベアボード検査装置」で国内3位のシェアを獲得しています。

ここ数年、薄型テレビ・携帯電話・自動車向け電装品などの世界的な需要拡大を背景に、国の内外を問わず電子基板メーカーの設備投資が活発化しています。こうした状況下で同社は積極的な海外展開など、「基板検査機事業」の強化を推進。2005年8月の上海連絡事務所の開設に続き、2007年3月にはタイに現地法人を設立し、タイ及び周辺諸国での基板検査機の販売・サポート体制を整えました。その結果、2006年12月期の決算で同事業は対前年約1.5倍という驚異的な売上高を記録。以降も堅調に推移しています。同社では今後もさらに海外拠点の拡充を図り、「基板検査機事業」においてもNo.1企業を目指す方針です。

安定した経営基盤と健全な財務体質を備えた優良企業

和歌山県・第1位の利益率を誇る超健全な財務体質

他社には真似のできない多品種・小ロット・短納期製造。10ミリの中に1000本の回路パターンを形成する高付加価値技術(ナノテクノロジー)。独自の生産管理システム「TAPICS」の導入による生産効率アップ。積極的な海外への事業展開。時代の一歩先を捉えた新ビジネスへの取り組み…。事業の独自性や強みを最大限に発揮し、様々な努力を重ねてきた結果、同社は「22.7%」という経常利益率をたたき出しました。製造業・全国黒字健全経営企業の平均が3.4%であることを考えれば、これはまさに驚異的な数字です。本社のある和歌山県では経常利益率・営業利益率とも全企業中、第1位。「健全」をはるかに凌ぐ「超健全」な財務体質だといえるでしょう。もちろん売上高も好調に推移。2001年度の37億8200万円から2007年度の61億5,500万円へ、6年間で約1.6倍に売上を伸ばし、2004年12月にはジャスダック市場への株式上場も果たしています。

大手上場企業を中心に800社の取引先を持つ安定経営

上記は太洋工業の800社にものぼる取引先の一部。日本、そして世界を代表する大手一流企業がずらりと並んでいます。800という社数はもちろん、デジタル機器・家電・通信・音響機器・自動車・メディカル関連など業界も多岐にわたっており、これが同社の「特定業界の景気に左右されない安定した経営」の背景となっています。取引社数はいまも着実に増え続けており、その安定性は今後ますます盤石になるといえるでしょう。

社員一人ひとりの成長と自己実現を大切にする企業風土

太洋工業はその企業理念の中で「先端技術に常にチャレンジ」のほか、「全社員に生涯教育の場を提供」「仕事を通じて自己向上をはかる」という2つを掲げています。さらに経営理念においては「会社は、そこに働く全従業員が日々自己を研鑽し、自己の向上に努力できる環境を備えていなければならない」「会社は、いつの日も楽しく健康的に働ける場所でなければならない」と、会社と人との関係がより明確に謳われています。

こうした考えをもとに同社では、「職場内研修」や「社外セミナー」など教育研修制度を整備し、「誰もが自由に開発に取り組める環境」づくりに力を注いでいます。研究に関しては先輩・後輩、上司・部下といった関係にこだわらず意見を言い合える。社歴や年齢にかかわらず良い提案・優れたアイデアを積極的に採用する。そんな風土がしっかりと根づき、社員一人ひとりがいきいきと研究・開発に取り組んでいます。毎年売上高の約10%を研究開発に投じ、マスターはもちろん、メーカーが消極的なドクターの採用にも積極的…。まさに「研究開発型企業」の理想の姿がここにあるといえるでしょう。

太洋工業は1960年、捺染用ロール彫刻・めっき加工業としてスタートしました。「捺染」とは染料を糊に混ぜて布に直接すりつける染色法です。その製造工程で写真彫刻技術の事業化・量産化に初めて成功したのが同社。設立当初から新技術を生み出そうという気概に溢れていたことがうかがえます。またFPC事業を開始した頃は設計のためのCADもなく、チーム一丸で大きなテーブルいっぱいの配線パターンを作成し、それを製品化に結びつけたといいます。

こうした新技術への「挑戦心」、開発にかける「情熱」はいまも変わることなく受け継がれています。そして常に最先端技術に触れられる仕事環境の中で、「社員の自己向上・自己実現」を何よりも大切にする社風の中で、ますます大きくなっているようです。

コンサルタントからのメッセージ

業界における売上高は10番手前後に位置する同社ですが、製品シェアが国内TOPクラスのものを複数有し、事業規模以上に市場での認知度が高い優良企業です。

特筆すべきは、同社のファイナンスです。本文中にも記載しましたが、製造業平均の経常利益率をはるかに上回る水準で、常に推移している同社。

上記の情報は、JASDAQから2007年度 IR優良会社にも選ばれるほど、わかり易く市場(投資家)に対してディスクローズされています。それ以外の仕事内容や、社内の雰囲気などに興味感心を持たれた方は、一度お問い合わせください。詳細説明いたします。

(更新日 2008/08/01 )