【 第1回 】会議にスキルが必要だったとは!
「会議にスキルが必要なことを知らない」というビジネスパーソンが、世の中にはどれだけいることか。実は結構大勢いるのではないかと考えている。仕事ができる人は会議スキルも高い!?
アビーム コンサルティング株式会社 戦略事業部 シニアマネージャー 斉藤 岳
東京大学大学院農学生命科学研究科修了。コンサルティングファーム勤務を経て2001年にアビームコンサルティング入社。新規事業立上げ、事業再編、グループ経営、経営管理、業務改革等のコンサルティング経験多数。
現場でのコンサルティング業務のかたわら、社内・社外にて、「会議で結論を出す技術」「インタビュースキル」「提案スキル」「ソリューション営業スキル」「ビジネスモデル開発」等の研修を行なっている。
あの本の著者!
会議で結論を出す能力が身につけば、デッカイことができます。そして、自由な時間が増えます。無手勝流の会議運営から、生産性の高い会議運営に変われば、サラリーマン人生が変わります。
ロジカル・シンキング × 会議で結論を出す技術
私がコンサルティング業界に入った十数年前、
会社に入り、ロジカル・シンキングという言葉を初めて知った。
その頃、世の中では、あまり知名度がなかった言葉だと思う。
十数年経った今、
ロジカル・シンキングという言葉を知らないビジネスパーソンは、
逆に少なくなってきているのではないだろうか。
ロジカル・シンキングが「B玉」スキルだ、と言いたいのではない。
ロジカル・シンキングを身につけたビジネスパーソンは、
もうひとつ重要なスキルを身につけると、その効果はもっともっと大きくなる
ということが言いたいのである。
ロジカル・シンキング × 会議で結論を出す技術
⇒ 短期間で、コラボして、デッカイことをやり遂げる
個人のスキルや能力である、
ロジカル・シンキングや問題解決能力に加え、
複数の人が集まったときに使うスキルである
会議で結論を出す技術があると、
デッカイことができるようになるのだ。
この会議スキル、「A玉」ラーメン屋として、
このままひっそりと店を閉じさせるのはモッタイナイ。
アドレナリンを出す!
コンサル業界にいると、会議スキルをほとんどの人が身につけており、
その内部ミーティングは、活発な議論の場になっている。
「長い」「退屈」「妥協」「何も決まらない」ということはない。
むしろ、「アドレナリンが出まくっている」状態になるのだ。
「ちょっと!ひとりで考えても煮詰まるから、一緒に考えて!」
「会議になったらアドレナリン出るから大丈夫!」
「今日の会議は、アドレナリン出てバンバン決まったなー」
こんな発言まで飛び出たりする。
コンサルにとって、
会議は、楽しくて、とても効率のいいビジネスツールなのだ。
そろそろ、ラップアップに入ろうと思う。
会議について、徒然なるままに書いてきたので、まとめてみる。
- 「会議にスキルが必要なことを知らない」という人が結構いること
- 普段の会議の仕切りがいいと実はカッコイイこと。仕事が出来る条件であること
- 会議スキルはビジネスパーソンにとっての「A玉」スキルであること
- ロジカル・シンキング × 会議で結論を出す技術
⇒ 短期間で、コラボして、デッカイことをやり遂げる なこと - 会議とは、本来、楽しくて、とても効率のいいビジネスツールであること
ここまで読んでいただいて、会議スキルについて興味を持った方、 次回以降は、こんなことを連載する予定なので、是非、また読んでみてください。
- 会議スキルの概念には、どのようなものがあるか?
- 会議スキルとはどういうものか?実際どのように使うか?
- コンサルは会議をどのように捉えているか?
- 会議スキルとキャリアの関係とは?
もちろん、次回を待たず、拙著の
「1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術」
という本を読んでみるのもオススメですよー(^_^;)
・・・では、次回まで!