第二新卒・ポテンシャル重視の中途採用情報

金融業界担当　コンサルタント
今井　一男

新しい投資ツールとして、今注目されている「FX（外国為替証拠金取引）」をご存知でしょうか。外国為替（外国通貨）の売買を行い、その差額決済によって収益を得ることを目的とした金融商品です。

「証拠金」や「レバレッジ」といった取引方法を用いることで、元手の何十倍となる金額の取引が行えることや、インターネットをつなげれば誰もが簡単に取引を行うことができることから、株式投資と並ぶほどの存在になりつつあります。

サブプライムローン問題の影響が大きい金融業界のなかで、FXは市場拡大・成長を実現しています。

FX （外国為替証拠金取引）とは

外国為替（外国通貨）の売買を行い、その差額決済によって収益を得ることを目的とした金融商品です。

「証拠金」と「レバレッジ」の仕組み

証拠金とは、FX取引を行う際に仲介会社へと預ける運用資金ことを指します。預けた資金（証拠金）を担保に、その何倍もの額の取引をすること「レバレッジ」といいます。もともとは英語で「てこ」を指す「leverage」が語源となっています。レバレッジをかけて証拠金よりも大きな金額で取引を行えば、それだけ大きな利益を得る可能性が高まりますが、同時に損失額が大きくなるリスクも高まります。

金融業界への転職には通常、金融業界での業務経験が求められることが一般的です。しかしFX（外国為替証拠金取引）が日本の個人投資家に解禁されたのは、今から約10年前のこと。まだ業界自体の歴史が浅いため、各社とも数の少ない経験者採用よりも金融業界未経験者でもポテンシャルの高い若手の採用意欲を高めています。

もちろん入社後にはきちんとした研修制度が設けられているため、為替取引や証券取引に必要な資格各種も、この研修期間中に取得することが可能となっています。

しかし、入社までは金融業界に対する経験や知識は問われなくとも、入社後には継続的な学習意欲が求められます。業務の全てが国内外の市場の動きと密接に関係しているため、継続的に勉強を続けられる高い学習意欲を求められる傾向にあります。

FX会社の主な募集職種（抜粋）

業務部
カスタマーサポート
コンプライアンス
マーケティング
カスタマーディーラー

FX会社に向いているのはこんな人

人の話をきくのがすき
好奇心旺盛で、なんにでも興味がもてる
勉強しようとする知識欲がある
顧客のニーズに迅速に対応するスピードと行動力がある
やるべきことを後に回さない

現在の株式投資的存在の
成長に期待

今では個人投資家の間でも代表的な投資手法となっている株式投資。この株式投資も個人投資家に解禁された直後には、ギャンブルのような印象がもたれていました。今ではFXも株式投資と同様現在ではビジネス雑誌だけでなく、若者向けの一般雑誌でも特集されるまでになり、今後の更なる普及と市場の拡大が注目されています。

FX業界への転職のヒント

金融業界未経験者大歓迎で、入社後の研修や資格取得制度が充実しているFX業界。あくまで人物重視・ポテンシャル重視の採用活動を行っているため、「どうして金融業界に興味を持ったのか」「FX業界に関心を抱いたのか」といった意欲をきちんと伝えられることが求められます。

企業によっては、金融業界経験を問わずに「コンプライアンス部門」や「マーケティング部門」へ配属される可能性もあるため、早くから経営の根幹に携わりたい方にも注目の業界と言えるでしょう。もちろん、金融業界にてご経験をお持ちの方は、その経験が一層の強みとなるため入社後のビジョンをより明確に伝えることに注力しましょう。