女性が働き続けるのに、最良の環境とは?
メディカル担当 コンサルタント
香本 牧子
女性が働く上で気にかかるのは、結婚や出産でキャリアが途切れてしまうこと。 「休暇の取得」や「復職できるか?」 は、転職先選びの大事なポイントですね。 CRO業界は薬の開発に長い月日がかかるため、企業側も長期的に働いてもらうための環境づくりに力を入れています。 女性特別休暇や育児短時間勤務制度など 大手メーカーに負けない福利厚生 を備えている企業もあります。
未経験OK、どこまで信じていい?
転職情報を探していると、よく目にする「未経験OK」の文字。けれど、どの程度未経験でOKなのかは判断に悩むところ。
そんななかで薬剤師や看護師、臨床検査技師、獣医師といった医療系資格か、MRやCRCの経験があれば全くの未経験者でも転職が可能なのがCRA(臨床開発モニター)です。
薬の安全性は、CRAにかかっている
CRAの主な仕事に臨床試験の計画書作成、実施、担当医師らとの連絡調整、データ回収、治験薬の交付などが上げられます。製薬会社の開発した薬が、厚生労働省に認可してもらうために必要な「安全性の確認」に欠かせない、重要な業務です。
CRAに向くのはこんな人!?
- 勉強が好き
- 探究心が強い
- 集中力がある
- フットワークが軽い
- 共同作業が好き
- 根気がある
また、薬剤師・看護師・臨床権座技師、獣医師といった医療系資格をお持ちの方や、MR・CRCの経験をお持ちの方にもお勧めです。
目前に迫る資格価値の崩壊
2010年、資格保持者余り時代到来
少子化に伴って、大学の入学者争奪戦が繰り広げられる昨今。
人気の高い薬学部の創立が相次ぎ、近い将来、医療系資格保持者は過剰となる見方が強まっています。
企業の選定の目が厳しくなる前に、充実した研修制度のある企業で、実力を身に付けておきましょう。
CRA転職のヒント
未経験者大歓迎で、入社後の研修も充実しているCRO業界。企業側は入社後の成長に期待しているため、仕事に対するポテンシャルの高い人材を求めています。
まだ一般的には認知度の高くない職種ですが、選考に臨む前にしっかり情報収集を行い、業界・企業研究をしましょう。医療系資格保持、またはMR・CRCの経験に加えて、入社後のビジョンを明確に伝えることができれば、鬼に金棒となることでしょう!