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1. 履歴書・職務経歴書は10秒で判断

転職活動を始めると必要になるのが、自分のプロフィールを記す履歴書・職務経歴書。この履歴書、いざ書き始めると予想以上に苦労されると思います。
その苦労して書いた履歴書・職務経歴書を人事の方はどのくらい時間をかけて見ると思いますか?
私の知るところでは、平均するとせいぜい10秒です。
中途採用の場合、求めるスペック(*1)が比較的明確であり、経験豊富な人事の方は、その要件を満たしているかどうかすぐに判断します。
スペックとは、スキル・経験のこと

「採用に熱心な会社は、そんなことはないはず」と思われやすいのですが、実態はそれに近いのも事実です。
-----なぜか?-----
少し知名度のある会社には、数名採用に対して何百名もの経歴書・職務経歴書が送られてきます。 求めるスペックにあうかどうかを判断した上で、合いそうな方を呼び出し、面接。 その面接においても最初の10分ぐらいで、一次の判断を出します。
面接の10分程度で判断するのはおかしいと思われるかもしれませんが、何百人も面接している人事の方は、それだけのノウハウを持っています。
10分程度も時間をかければ、「うちの会社の求める人ではない人」「もう少し時間をかけて面接したい人」「かなり魅力を感じる人」に大きく分け、その後の面接の流れを変えていきます。
「この人は難しい」と判断しても30分ぐらいは時間をかける人事の方もいらっしゃいます。
それは、「不採用にしても、その会社にマイナスのイメージをもたれないように」との配慮からです。
かなり魅力を感じる人には、より深く、広くインタビューすると同時に、自社の魅力を積極的に語り、いわゆる「口説き」に近いアプローチに変えていくこともあります。従って、時間は1時間を越えるケースも出てきます。 
ある会社の最近の採用ですが、2〜3人中途採用予定で公募。 結果は、以下の通りでした。
履歴書・職務経歴書500名→書類選考で100名に→一次面接で20名に→試験・二次面接で内定2名。
これに加えて採用予定者との給与・待遇のすり合わせ、複数の会社から内定が出ている方に対してのフォローと2名だけの採用に大変多くの時間がかかります。
ざっと計算すると、書類選考で2時間以上、一次面接 100名×30分=50時間、試験・二次面接 20名×3時間=60時間、その他、呼び出し・スケジュール調整・フォローの時間を合わせると150時間は十分かかります。
人事の仕事は、採用だけではありませんから、他の業務を行いながらの上記活動です。
企業の人事にとっては、その企業が求める人材を採用することが目的であり、 その人材要件を満たした方に入社してもらうべく、その特定した方にパワーをかけます。
従って、特定するためのプロセスである書類選考・一次面接までは、できるだけ効率的に活動するようになるわけです。

では、応募する側にとって何が大事になるか
履歴書・職務経歴書の書き方が重要なポイントになります。
同じ経歴でも、書き方によってずいぶんとその印象は変わります。
これは、自分を脚色するということではありません。自分の経験・スキルが、その企業の求める経験・スペックとどうマッチングするのか、企業に検討していただく重要なプレゼンテーションツールだという認識をまずは持つ必要があります。
そのノウハウは、転職×天職のウェブサイトからも取り出せますが、あくまでも一例です。
コンサルタントに相談し、具体的な記述の助言を受けるのが一番です。

プロが語る 失敗しない転職7つのポイント

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