MBA
資格内容
MBAとは、Master of Business Administration の略で「経営学修士」と訳され、経営幹部の育成を目的とした、アメリカ生まれの世界で認知されたエグゼクティブ資格です。
MBAの称号はビジネススクールの修士課程を修了すると与えられ、通常2年間(欧州では1年間のプログラムもあり)で、マーケティング・経営戦略・財務・会計・組織管理など経営全般に渡って幅広く学びます。
日本では90年代後半以降、MBA取得者を積極的に活用する傾向が強まり、MBA取得者に企業が求めるのはデータ分析、財務・会計などの専門知識もさることながら、それらの知識を活用して問題点を洗い出し、それを解決する能力です。欧米でも日本でも実務を3〜5年以上経験した社会人がキャリアアップを目指して取得する例が多く、企業が費用を負担して留学させる例も多いですが、帰国後のパフォーマンスは投資分以上に求められるため、対象者の選考基準は非常に厳しいのが現状です。
MBAといえばアメリカもしくは欧州というイメージが強いですが、近年では働きながら日本でのMBA取得も可能となりました。2004年には7つの大学がMBAを取得できるコースを開設し、社会人に配慮したスケジュールが組まれているコースも多いため、国内での取得でもキャリアアップの一歩となるでしょう。
資格概要
■ 受験資格
4年制大学卒業(学士課程修了)
※ MBAプログラムは全世界で数多くのスクールが提供している為、その内容やクオリティーは
多種多様化しています。ご自身の目的、取得にかかる期間、金額なども考慮しつつ慎重に選
択する必要があります。
■ 通常のMBAプログラムのコアカリキュラム
・ マーケティング、定量分析、情報管理、会計学、経済学、財政学、組織行動、人材資源管理
■ 入学選考要素
TOEFL、GMAT、GPA、エッセイ、インタビュー、願書、成績証明書、推薦状、レジュメ等
転職アドバイス
外資系企業では特にMBA取得者は優遇される傾向はあります。しかし、一番重要なのはどの職種・業種に強いMBA取得者なのかという点です。採用する企業側としては当然のことながら採用する職種の実務経験を優先するため、MBA取得後は専門分野を強化し、ご自身がどの業種・業界のプロ人材で、それに加えMBA取得者でどの職種にその能力を生かせるのかを明確にすることが重要です。それができれば、最高のアピールとなるでしょう。