「一身上の都合」でいいの? すぐわかる退職理由の書き方|退職届・願

この記事では退職届・退職願における退職理由の書き方を解説します。

履歴書に書く退職理由について知りたい方は「履歴書の退職理由は必ず『一身上の都合』?」を確認してください。

退職理由は「一身上の都合」が基本

退職届や退職願に書く退職理由は「一身上の都合により」とするのが基本です

一行目に「退職届(願)」、二行目に「私事、」と書いた後、三行目に退職理由にあたる「このたび、一身上の都合により、」と記入しましょう。

【退職届・退職願の退職理由の書き方】 【退職届の見本】 退職届/私事、/このたび、一身上の都合により、/来たる令和●年●月●日をもって、退職いたします。/令和●年●月●日/□□事業部 △△課/白洲 太郎(印)/株式会社いろはソリューションズ/代表取締役社長 就職 次郎 様  【退職願の見本】 退職願/私事、/このたび、一身上の都合により、/来たる令和●年●月●日をもって、退職いたしたくここにお願い申し上げます。/令和●年●月●日/□□事業部 △△課/白洲 太郎(印)/株式会社いろはソリューションズ/代表取締役社長 就職 次郎 様

退職理由を含め、退職届・退職願に書く文章はすべて定型文なので、基本的には自分で記載内容を変更する必要はありません

▼退職届・願の書き方や封筒のマナーを解説

「一身上の都合」とは、
自分の希望で退職すること

そもそも「一身上の都合」とは、自分の希望で退職することを意味しています。転職や結婚、体調不良など、労働者側の都合で退職する場合の退職理由はすべて「一身上の都合により」と書けばOKです。

反対に、「一身上の都合により」と書かないのは、会社の都合で退職する場合。人員整理や希望退職、退職勧奨など、会社側の都合で退職する場合の退職理由の書き方は、次の章で解説しています。

【一身上の都合と…】 ▼書く場合 |自分の希望で退職する場合「転職・結婚・出産・介護・待遇への不満・体調不良・人間関係・家族の転勤」 ▼書かない場合 |会社側の都合で退職する場合「人員整理・希望退職・退職勧奨・倒産など」

会社側の事情なら、
退職理由は具体的に書く

人員整理(リストラ)や希望退職、退職勧奨など、会社側の都合でやむなく退職する場合、退職届に書く退職理由は下記の通り、それぞれ具体的に書く必要があります。

会社側の都合で退職するときの退職理由の書き方

人員整理の場合

「貴社、事業部門縮小に伴い」

希望退職の場合

「希望退職のため」

退職勧奨の場合

「貴社、退職勧奨に伴い」

倒産の場合

「貴社、業績不振による倒産に伴い」

会社都合退職なのにもかかわらず「一身上の都合」と書いた場合、会社側に自己都合退職として処理されてしまうことも。

その場合、失業保険(雇用保険の基本手当)の受給で不利になってしまうリスクがあります。

一方、退職願は会社側の都合で退職するなら提出する必要はありません。提出を求められても断るようにしましょう。

▼会社都合退職と自己都合退職は何が違う?

退職届・退職願はいつ提出する?

退職届は退職の話がまとまった後、退職願は初めて退職を切り出すときに提出するのが一般的です。

【退職までの一般的な流れ】 (1)退職を切り出し、退職願を提出する (2)退職交渉を進め、退職日を決定する (3)話がまとまったら、退職届を提出して退職を確定させる

退職を切り出す相手は、直属の上司。業務時間外の人気がないタイミングに「今ちょっとよろしいですか?」と声をかけて呼び出し、個室で退職の意志を伝えましょう。

この場でも、まずは「一身上の都合で退職したい」と伝えるのが一般的ですが、くわしい事情を聞かれたときの言い方には注意が必要。

引き止めにあわないよう、職場環境や待遇への不満は口にせず、会社がどうすることもできない理由を伝えるようにしましょう。

口頭で伝える退職理由の例

転職を理由に退職する場合

「かねてから関心のあった◯◯に挑戦したいと思い、転職を決意しました」

体調不良を理由に退職する場合

「実はここ数ヶ月ほど体調を崩しており、一度仕事を離れてしっかりと療養したいと思い、退職を決意しました」

このほか、退職を切り出す時期や退職日の伝え方については「角が立たない退職の言い方」でくわしく解説しています。

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