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【連載】本田勝裕 ーアラサーaround30世代へ贈るー

キャリアの悩み 解決します

【 Vol.10 】 ナナメの関係
<タテ・ヨコの関係からナナメに向かおう>

本田勝裕 −アラサーaround30世代へ贈る−キャリアの悩み解決します とは…

アラウンド30世代の皆さま、「俺も随分オトナになったな・・・」と感じること、多いのではないですか?
会社組織においては『若手層』ではなくなり、会社によってはマネージメント層へ本格仲間入り・・・私生活では結婚や、親の現役引退など「社会のなかでもポジショニングが変わってきたな・・・」と、オトナの重みを感じられているのでは?
このコラムは、そんなアラウンド30の皆さまへ贈るキャリアの悩み解決コラムです。
講師の本田勝裕氏は、学生・社会人のキャリア形成、企業の人材採用などのコンサルタントとして活躍中。
組織心理学「FFS理論」と、コーチングの最先端技術である「ソリューションフォーカスドアプローチ」をベースに、アラウンド30世代:オトナのキャリアの悩みを解決します。
社会責務やら、悩みやら、ついこの前まで頭を悩ませていた問題とはちょっと違う「いわゆるおとなの悩み」が出てきはじめたアラウンド30の皆さま・・・「楽スルナカレ、クルタノシモウ」!

さてタテとヨコの関係で自分と組織や環境との付き合い方マニュアルを書いてみた。
書いてみたので、やったやろな〜。
読んだんやから、実行してるやろね〜。
せんと、アカンよ〜!

ってな強制をソリューションフォースト(Solution forced)による命令という。
もちろんこんなん意味ないから書き直すとこうなる。

さてタテとヨコの関係で自分と組織や環境との付き合い方マニュアルを書いてみた。(同文)
書いたもののなかに、役に立ったものはあったかな〜。
読んだもののなかに、使えるものはあったかな〜。
あったら一つだけ使ってみるといいね。

これをソリューションフォーカス(Solution focus)による提案という。
心理学的にも物理学的にも、この方が合理的で現実的で解決志向になってるやろ?

言葉一つで、行動は変わる。
変わるんなら、それを使ったらいいね。

さてさて、10本目の今回はナナメの関係。
これまではグラフでいえばx軸とy軸でタテとヨコを描いたわけやけど、
当然そこにはタテとヨコの組合せがあってもエエわけやね。
それをナナメとよんでいる。

これは21世紀初頭を席捲している「ナイショ(閉鎖・孤立)主義社会」に反逆し、
しかも合理的で効果的なキャリアデザインの方法である。
なんで反逆するのがエエのかというと簡単。
誰もやろうとせんからやね。
皆、自分が直接知っている人脈だけで、
しかもその人の範囲のなかで探そうとナイショで進路を勧めようとする。
これは、そのもう一歩先というかもう一人先までいっちゃおうという方法。
知り合いの知り合い、そしてそのまた先の知り合い。
もうこうなると「知らん合い」になるな〜。
そう今はね。
今の「知らん合い」は明日の「知り合い」じゃっちゅう話。

企業社会では個人情報保護法のために、情報を隠し気味で進めなければいけないけど、
個人のキャリアデザインは別でしょ?
個人のキャリアデザインに制限をかければ、
迷惑メールを止める手立てにはなるやろうけど、
君はそのおかげで限られた範囲での情報収集になるわけ。

さらに自分からオープンにせんと、
気づかぬところで、君の人脈が強烈に低下しているのに気づいているかな?

たとえばこのどん底就職活動時代に学生から
「○○先輩でしょうか。はじめまして私△△大学□□学部4年生の××と申します」
という電話はほとんどかかってこない。

でしょ?
なぜでしょ〜?

大学では個人情報保護の観点から、卒業者名簿を学生に公開できないからやねん。

丁寧な大学では個別にOBOGに了解を得て公開しているものの、
何万人もいる卒業生全員に連絡できるわけではない。
さらにネット社会になったため、学生は就活ポータルサイトという広告だけで、
情報収集をする始末。 エエコトシカ書イテナイヤン!

うう、話を君に戻さねば。
まず君の環境からナナメの関係を作っていこうよ。

君の隣りに座っている同僚のお父さんや兄弟はなにをしてるの?
君のマンションの隣家に住んでる人はなにをしてるの?
行きつけの定食屋さんのおばちゃんのご主人はなにをしてるの?
たまにいくバーの、たまたま隣りに座ったビジネスマンはなにをしてるの?
お盆に会う従兄弟のヨメサンのお父さんはなにをしてるの?
お祖父ちゃんはなにをしてるの、してたの?

つまりね、君のナナメの鍵を開けてごらん。
まずは君が上に書いたような鍵を開けるんやで。

特に都会に住んで仕事をしてる人は要注意。
マンションのセキュリティが進んでいる分だけ、
自然と心にまで鍵をかけてる人が多いからね〜。
最近大阪でもそうやから、東京は大変狭いやろね〜。
広い街やのに、もったいないもったいない。

ナナメの鍵を開けると、そこから見えるものは変わってくる。
そこから見える風景や、そこから入ってくる情報は、今君が見ているものと同じとは限らない。
コンパ相手だってエエねん、
仕事探しの相手だって、
後輩だって先輩だってエエねん、
その先にあるナナメの鍵に答えがあるかもしれんから。

ちなみに我が家からは芦屋の花火がギリギリ見えなかった。
ゆえに隣りの上の人と仲良くなって、
来年の花火大会はビール片手にそこから見ちゃおうかな。
それまでの間に、まずそこのガキを手なずけておこう。
つまり、自分の得意なところから関係を作るのは当然のことでござるぞな。

ビールだって一人で飲むより家族で、
家族とあわせて隣人と、
隣人とあわせて上司も先輩も後輩も部下も、
みんなで枝豆と一緒にビール飲めば、楽しいこともまた間違いないな〜。

さて、質問です。

タテ・ヨコ・ナナメの関係、
あなたはどれが一番使いやすい?
それを一つ使ってみてごらん。
小さな一歩、小さな一人から始めれば、その可能性に気がつくよ。

47歳までにそれをやっとかんと、僕を超えられへんで〜♪ ナンデ超エナアカンネン

ほな、ごきげんでいってや〜♪

本田 勝裕
キャリア・コンサルタント。有限会社ポンタオフィス代表取締役。
就職、創業、進学をテーマにしたコンサルタント。1962年生まれ。神戸在住。1985年甲南大学経営学部経営学科卒業。同年、(株)学生援護会に入社し、11年間『an』の編集及び企画業務に携わる。また、学生・OL向けのイベント、セミナーもプロデュース。同社退社後、(株)クリエテ関西(あまから手帖版元)で広告企画部長を経て、1997年1月にキャリア・コンサルタントとして独立。
現在は、企業や学生を対象に講演及び執筆活動を行っている。また、キャリア支援ホームページ「ポンタのキャリアゼミナール」やメーリングリストを主宰。授業・講演実績約506本(90分単位)、コラム執筆約100本、本出版1冊(すべて2009年実績)。社会人、学生がお互いに学びあう学校、ポンタキャリアカレッジも主催。 自分と組織の関係性、コミュニケーション能力、自分マーケティング能力などについてのセミナーが反響をよんでいる。

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