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【連載】本田勝裕 ーアラサーaround30世代へ贈るー

キャリアの悩み 解決します

【 Vol.25 】ネットワーク時代のツナガリ論4
<時代を超えたツナガリ>

本田勝裕 −アラサーaround30世代へ贈る−キャリアの悩み解決します とは…

アラウンド30世代の皆さま、「俺も随分オトナになったな・・・」と感じること、多いのではないですか?
会社組織においては『若手層』ではなくなり、会社によってはマネージメント層へ本格仲間入り・・・私生活では結婚や、親の現役引退など「社会のなかでもポジショニングが変わってきたな・・・」と、オトナの重みを感じられているのでは?
このコラムは、そんなアラウンド30の皆さまへ贈るキャリアの悩み解決コラムです。
講師の本田勝裕氏は、学生・社会人のキャリア形成、企業の人材採用などのコンサルタントとして活躍中。
組織心理学「FFS理論」と、コーチングの最先端技術である「ソリューションフォーカスドアプローチ」をベースに、アラウンド30世代:オトナのキャリアの悩みを解決します。
社会責務やら、悩みやら、ついこの前まで頭を悩ませていた問題とはちょっと違う「いわゆるおとなの悩み」が出てきはじめたアラウンド30の皆さま・・・「楽スルナカレ、クルタノシモウ」!

まいど。

読者のなかには、お盆もあけてまた仕事、または仕事探しの人もおるやろね〜。
不明瞭な将来に憂う人もたくさんおるやろね〜。
僕も35歳で失職して、暑い晩夏にハローワークに通ったことを思い出すな〜。

その時にかかってきた電話のことは、すでに「【 Vol.3 】天職家の自己紹介その3」で書いたね。
その後あの社長とも時々連絡したり、ふらりと事務所を訪ねたり。
別に一緒に仕事はしてないけれど、
心のどこかで「いつか一緒に仕事を」って思ってる。

実はそういう思いを持ってたある人と、「いつか一緒に仕事を」が実現した。
それもいっぺんに2人も。
超えた時間は一人が25年、もう一人が23年。
8月3日、関西学院大学のサマープログラムの一環で、僕は大学にゲストを招いた。
このプログラムは関西学院大学の学生を対象に、マスメディア志望の学生のためのプログラム。

一人は学生時代のアルバイト先の先輩。
もう一人は社会人になってから出会った大学生。

25年前に隣にいた人と、全く別の仕事を経て、今また新しいツナガリをつくることになった。
これってまさに、時代を超えたツナガリ。
「ソーシャルネットワーク」なんて言葉を使うとちょっと遠く感じるけれど、
今までの自分が大事にしてきたツナガリを、ちょっと再構築してみただけ。
それだけで新しいツナガリができて、新しいネットワークの第一歩になる。

では一人目から説明しておこう。
僕は学生時代に朝日放送でアルバイトをしていた。
そこでテレビ番組「西部警察」の関西横断ロケのスタッフに入れてもらった。
その時に出会ったのが社員一年目だったM氏。
渡哲也さんや舘ひろしさんといったキャストさんたちの陰で、
僕ら若手は撮影の段取りを組んだり、カメラにも写らない程度のエキストラ役になったり。
ロケをしている3週間のあいだ、M氏には放送局のこと、番組制作のこと、
高校生の夏の甲子園野球の舞台裏など、いろんなことを教えてもらった。
今はM-1グランプリを成功させ、報道部門におられる。

「いつか一緒に仕事を」と思ってた学生時代からの先輩。

そしてもう一人は僕が新入社員の頃に、学生ながら起業して社長をやってたS氏。
彼の会社は株式会社リョーマといって、坂本龍馬好きの学生が集まって、
「今までにない価値」と「自分たちの世代を盛り上げていく」ことで、
「おもしろいことをしよう」として自分たちで作った会社。
それから何度も苦難に追い込まれながらも決して諦めることなく、
果敢に「今までにない価値」と「自分たちで盛上げていく」ことを追求してきた。
今、S氏は六本木ヒルズでネットベンチャーの会社を経営している。
細い目で優しく笑うS氏の会社は、もはやベンチャーとはいえないほど
ネットやケータイというメディアで影響力のある会社になった。

いつも僕よりも大きな視野で社会を見ているM氏と、
いつも僕よりも新しい社会に視点をおいてるS氏。
その二人が、僕の大学のプログラムにゲストで来てくれた。

もちろん25年前にそんなことを期待していたわけではないで〜。
それよりもずっと大事にツナガリを作っておきたいと思ってただけ。
年賀状を送ったり、電話してみたり、遊びに立ち寄ったり、ご飯を食べにいったり。
そんなツナガリが時代を超えて、一つの仕事に結実した。

これはめちゃめちゃ嬉しいよ〜!
だって自分の隣りに座ってる友達や先輩や取引先の仲良しと、
まったく別の仕事を経て、25年目に一緒に仕事をするって、
めっちゃ嬉しいことやで〜!

そして君も、
これから作る歴史のなかで、
そういうツナガリを作っていくことはできる。
めっちゃ簡単やで〜。
ただ大事な仲間を、
大事にしておけばいいだけ。

長い人生でどこでどうなるかは、わからんわけやから、
一期一会というように大事につきあっていけばいいねんで〜。
「ありがとう」と「おかげさま」の二言で、そのツキアイは一生モンになりまっせ。

不明瞭な将来やから、人は一人で立ち往生しやすい。
でもそれだけでは何の前進も解決も生まれへん。

「ランブリング人脈」や「HOW WHO?」「ソーシャルブラザー、コミュニティシスター」
そして今回の「時代を超えたツナガリ」のなかで、
自分にとってもっとも使いやすい方法を使って、人とのツナガリを強めていきや〜!

さて僕はS氏とエンターテイメントの会社で専務をしているK氏をつなごうとしてる。
K氏とも23年のつきあい。
これまたツナガリがツナガリを生んで、エエ感じのネットワークができそうやわ。
楽しいねんから、孤立は厳禁やで〜!

ほな、ぼちぼちいってらっしゃ〜い!

本田 勝裕
キャリア・コンサルタント。有限会社ポンタオフィス代表取締役。
就職、創業、進学をテーマにしたコンサルタント。1962年生まれ。神戸在住。1985年甲南大学経営学部経営学科卒業。同年、(株)学生援護会に入社し、11年間『an』の編集及び企画業務に携わる。また、学生・OL向けのイベント、セミナーもプロデュース。同社退社後、(株)クリエテ関西(あまから手帖版元)で広告企画部長を経て、1997年1月にキャリア・コンサルタントとして独立。
現在は、企業や学生を対象に講演及び執筆活動を行っている。また、キャリア支援ホームページ「ポンタのキャリアゼミナール」やメーリングリストを主宰。授業・講演実績約506本(90分単位)、コラム執筆約100本、本出版1冊(すべて2009年実績)。社会人、学生がお互いに学びあう学校、ポンタキャリアカレッジも主催。 自分と組織の関係性、コミュニケーション能力、自分マーケティング能力などについてのセミナーが反響をよんでいる。

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