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【連載】本田勝裕 ーアラサーaround30世代へ贈るー

キャリアの悩み 解決します

【 Vol.18 】 自分スタンダード・リーダーシップ論6
<責任論>

本田勝裕 −アラサーaround30世代へ贈る−キャリアの悩み解決します とは…

アラウンド30世代の皆さま、「俺も随分オトナになったな・・・」と感じること、多いのではないですか?
会社組織においては『若手層』ではなくなり、会社によってはマネージメント層へ本格仲間入り・・・私生活では結婚や、親の現役引退など「社会のなかでもポジショニングが変わってきたな・・・」と、オトナの重みを感じられているのでは?
このコラムは、そんなアラウンド30の皆さまへ贈るキャリアの悩み解決コラムです。
講師の本田勝裕氏は、学生・社会人のキャリア形成、企業の人材採用などのコンサルタントとして活躍中。
組織心理学「FFS理論」と、コーチングの最先端技術である「ソリューションフォーカスドアプローチ」をベースに、アラウンド30世代:オトナのキャリアの悩みを解決します。
社会責務やら、悩みやら、ついこの前まで頭を悩ませていた問題とはちょっと違う「いわゆるおとなの悩み」が出てきはじめたアラウンド30の皆さま・・・「楽スルナカレ、クルタノシモウ」!

まいど。

2010年、平成22年がスタートしたね〜。
正月に「どんな一年にするか」考えたかな?
僕は「知恵と知恵をつなぐ一年にする」と決めた。
お金の動きが悪い時に、がんばってお金を集めようと思うよりも、
今は辛抱の時と我慢してるだけでも発展がないし、
知恵と知恵をつないで新しいビジネスを企画したり、展開した方がエエやろ〜?

さて今回はその「責任」について論じていこう。
世の中で「責任を取れ」という言葉ほど「こわ〜い言葉」は少ないかもしれんね。
だから「責任から逃げたい」という思いが生まれ、「取る」「逃げる」の心の葛藤が起こったりする。

「オマエ、オレのラーメン食べたやろ」
「食べたで。だって麺が伸びててんもん」
「なんで勝手に食べんねん。責任取れや」
「ほなオマエも麺を伸ばした責任取れよ」

ってなアホなコントではなくて、会社のなかでは「責任の押し付け合い」が起こったりもする。

それぐらい、責任って言葉は響きが悪い。

しかしこう書くとどう感じる?

「よーし責任取っちゃおうっと!」
「待て待て、責任はオレに任せろ!」
「どうせなら楽しく責任取ろう〜っと!」
「え〜、オレにも責任取らせろよ〜!」

言葉は、気持ちによってポジティブにもネガティブにも変化するもの。
変化できるのであれば、「楽しく責任を取る」アラサーになるのはどうかな?

僕らプロ講師の場合、セミナーや研修、授業では100%の納得度を目指す。
そして批判があれば、すぐに改善策を講じる。
もちろん批判にたいして精神的に落ち込むこともあるけれど、
落ち込む以上に批判は、その仕事の受注がなくなることを意味していくので、
感情的に落ち込んでいるよりも、技術的に解決を目指す転換が求められる。

でもこれはなにもプロ講師に限ったことではないよね。
会社の係長だって、プロジェクトマネジャーだって、責任を取って対処していくほかない。

ならばやはり「楽しく責任を取る」スタンスで仕事に向かうと得でしょ?

僕の話ばかりで恐縮ですが、僕が90分間講演をするとしよう。
僕はその任された場所と時間で、最高の内容を提供しなければならん。
でもこれは同時に「自由に90分間を作れる」ということでもある。

自由にやりたいこと、できることを組み合わせて仕事をすれば、結果はどうなるやろう?
その90分後の評価は、どんな結果になるやろう。
責任があるのでしなければいけない、やらされていることの組み合わせと対比して、
どれぐらい効果が上がるやろう。

つまり、

責任はデカイほど、自由はデカイ。
責任が小さくなると、自由度は減少する。
人は責任ばかりに目を向けるから逃げたくなる。
自由という楽しみにも目を向けると責任の意味は変わる。

アルバイトや派遣労働に、自由度が少なくなりがちなのは、この理由によるねん。
指示命令されることだけに集中するのだから、自由ではないやろ?

でもサラリーをもらうビジネスマンの場合、例外も多くあるやろうね。
「やりたくないのに・やらされ仕事」の存在やね。
「責任は自分で取れ。でも自由にはやるな」みたいな。

そういう時、アラサービジネスマンは上司との交渉が必要である。
「責任取りますよ〜。むしろ全部取らせてください。
その代わり、やり方は自由にやらせてもらいますよ」という交渉。

この交渉をしないと、「やらされっぱなし」になるのでご用心。
社会人であればそれには薄々気づいてるはずやで。
自由にできるはずのものは、「やり方」以外にもいろいろあるよー。
■人(社内スタッフ・外注スタッフの活用、人選する権利)
■物やサービス(会社の備品や設備、システムなど)
■お金(予算や経費、事業費など)

これらのものを獲得して、責任を楽しく取る。
ドスンと責任を取り、大らかに自由を謳歌する。
それもまた、リーダーシップの一つの考え方やで。

手抜きでテキトーに、人に責任を擦り付けるよりも、
本気でフルコミットして、ガハハと笑いながら責任をとる方が、
生きてる実感も、仕事してる実感も、デカイしね〜。

ほな、今日はどんな責任を取る?
どれだけ自由を獲得する?

あ、それからね、第5期ポンタキャリアカレッジ開講決定したで!
「ダメダメ・グタグタ」にサヨナラして、「ナルホド・前進シヨウ」という人はいらっしゃい。
東京・大阪は3月スタート、福岡は5月スタートなので、
リアルに自分のキャリアや将来を考えたい人が対象。
課題や希望のない人は、対象外。
来た人にはその人の覚悟と行為に対して、僕が責任をもっていい結果を出すよ。
僕はプロやからね〜。

これも責任の取り方なり。
もちろんカレッジは抜群に楽しいねんけどね〜。

ほな、ぼちぼちリーダーシップ論もまとめに入っていこか〜。
それまでしばし、ごきげんよ〜♪

本田 勝裕
キャリア・コンサルタント。有限会社ポンタオフィス代表取締役。
就職、創業、進学をテーマにしたコンサルタント。1962年生まれ。神戸在住。1985年甲南大学経営学部経営学科卒業。同年、(株)学生援護会に入社し、11年間『an』の編集及び企画業務に携わる。また、学生・OL向けのイベント、セミナーもプロデュース。同社退社後、(株)クリエテ関西(あまから手帖版元)で広告企画部長を経て、1997年1月にキャリア・コンサルタントとして独立。
現在は、企業や学生を対象に講演及び執筆活動を行っている。また、キャリア支援ホームページ「ポンタのキャリアゼミナール」やメーリングリストを主宰。授業・講演実績約506本(90分単位)、コラム執筆約100本、本出版1冊(すべて2009年実績)。社会人、学生がお互いに学びあう学校、ポンタキャリアカレッジも主催。 自分と組織の関係性、コミュニケーション能力、自分マーケティング能力などについてのセミナーが反響をよんでいる。

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