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【連載】本田勝裕 ーアラサーaround30世代へ贈るー

キャリアの悩み 解決します

【 Vol.20 】自分スタンダード・リーダーシップ論8
<自分スタンダードのまとめ方>

本田勝裕 −アラサーaround30世代へ贈る−キャリアの悩み解決します とは…

アラウンド30世代の皆さま、「俺も随分オトナになったな・・・」と感じること、多いのではないですか?
会社組織においては『若手層』ではなくなり、会社によってはマネージメント層へ本格仲間入り・・・私生活では結婚や、親の現役引退など「社会のなかでもポジショニングが変わってきたな・・・」と、オトナの重みを感じられているのでは?
このコラムは、そんなアラウンド30の皆さまへ贈るキャリアの悩み解決コラムです。
講師の本田勝裕氏は、学生・社会人のキャリア形成、企業の人材採用などのコンサルタントとして活躍中。
組織心理学「FFS理論」と、コーチングの最先端技術である「ソリューションフォーカスドアプローチ」をベースに、アラウンド30世代:オトナのキャリアの悩みを解決します。
社会責務やら、悩みやら、ついこの前まで頭を悩ませていた問題とはちょっと違う「いわゆるおとなの悩み」が出てきはじめたアラウンド30の皆さま・・・「楽スルナカレ、クルタノシモウ」!

まいど。
先週、茨城県の水戸市に講演に行ったら雪が積もってた。
関西人は雪に慣れてないので嬉しくて、飛び跳ねてました。コドモ、カァ〜!

ぼちぼちリーダーシップ論をまとめてみよか。
そのためにVOL.13からVOL.19まで7本のコラムから書いたことをまとめると、
どんなに自分らしいリーダーシップができるやろう。
早速僕が書いてきたキーワードを修正しつつ挙げてみるね。

【 Vol.13 】 ヘナチョコ管理職になろう
立派な上司になるよりも、自分スタンダードのヘナチョコ管理職になる。
ヘナチョコ管理職なんやから、ヘナチョコのままで自分の強みとチームの強みに集中する。
ムチャなミッションを勝手に掲げているのが組織やから、
ヘナチョコ管理職はムチャなミッションをそのまま上の課題に戻す。

【 Vol.14 】 短期集中&OKコーチのススメ
短期集中コーチのススメ
集中できる短時間のコーチングが重要になる。
僕は相手が社会人でも学生でも相談は長くても30分しかのらない。
それ以上話し合ってると、アイデアもつきるし、
問題点で溢れて突破する出口が見つかりにくくなる。
だからこそ、2,30分でいいねん。
その代わり全力で相手の話を聴いてやるコーチになろうや。

OKコーチのススメ
つらい時や厳しい時に「一緒に考えよう」というコーチの共感的な言葉や態度は、人と人をつなぐ。
「よくやったな」というコーチの肯定的な言葉や態度は、一歩前進する勇気を与える。
つまり解決に向かう。だから成果が出やすい。
自分と他者、そして組織のWIN-WIN-WIN構造になる。
それは「OKやで」の一言からスタートする。

【 Vol.15 】 助言するより質問を
本人が事実やってきたことのなかから「うまくいったこと」を見つけ出し、やる気を復活させること。
上司は、それを引き出す役割であってもエエのとちゃうやろうか?

助言するより、質問をすること。
「ほかには?」と問い、解決の可能性を広げること。
まさにソリューションフォーカス。

【 Vol.16 】 質問スキルUPで目指せミラクル課長!
いいリーダーにはね、第一人称単数形で考える人ではなれないよ。
対話をして、対話のなかから解決に向かうことが、前提。
そしてその先にある解決は、自分でも思いつかなかった成果が多い。
そこに仕事のダイナミズムと感動があるよ。

【 Vol.17 】 WHYを問うオバカ→HOWを問う未来へ
「なぜ」を問うときは、人を攻撃せず冷静に事実を尋ねるか、ニコニコやるかのどっちか。
それでもやっぱり、過去に向かってしまうから、解決には向かいにくい。

ASK HOW。「なぜ」から「どう」への転換。
抽象性を排除し、現在から未来に向かう質問をすること。

【 Vol.18 】 責任論
責任はデカイほど、自由はデカイ。
責任が小さくなると、自由度は減少する。
人は責任ばかりに目を向けるから逃げたくなる。
自由という楽しみにも目を向けると責任の意味は変わる。

(人・物やサービス・お金を)獲得して、責任を楽しく取る。
ドスンと責任を取り、大らかに自由を謳歌する。
それもまた、リーダーシップの一つの考え方やで。

【 Vol.19 】 グレート・スモールステップ
ニコニコ・ガハハと笑ってスモールステップ。
これをグレート・スモールステップと名づけよう。
マジメなことを一歩笑って進めるんやから。

ってなことでこれまでのキーワードで役に立つリーダーシップ論はあったかな?
全部使おうと思うと、気が重くて動きにくいで〜。
慣れてへんスポーツをするみたいなもんで筋肉痛(頭痛の素)になりまっせ。

一つで十分エエやねん。
なんせ「役立つ情報」を「使う」ことが大事やからね〜。
でもってその役立つ情報を、毎日10回ぐらい唱えてごらん。

たとえばこんな具合。
「助言するより、質問をすること」「助言するより、質問をすること」「助言するより、質問をすること」
「助言するより、質問をすること」「助言するより、質問をすること」「助言するより、質問をすること」
「助言するより、質問をすること」「助言するより、質問をすること」「助言するより、質問をすること」
「助言するより、質問をすること」
まるでお経みたいに唱えてるとね、それが自分の潜在意識に入ってくる。
潜在意識は無意識やから、それを普段「言おう。思おう」と意識しなくても、
段々自然に使える道具に備わっていくねん。
そのためにも一つで十分やで。

僕はいつも「ありがとう」「おかげさま」を繰り返してる。
すると自然に「ありがとう」と言い「おかげさま」と頭を下げているよ。
もう習慣になってるから、マクド(マックちゃうで〜)でもコンビニでもミスドでも言う。

つまりここに書いたことは全部、自分スタンダードにできるってこと。
急にスーパーマンみたいな管理職にはなれんでも、
ヘナチョコのまま、自分スタンダードのリーダーシップが発揮できるようになるよ。
これができるようになると、今いる組織での君の存在や価値が変わってくるよ〜。

一歩だけ前進していく、ヘナチョコ自分スタンダードのリーダーになっていきや〜。

さて、僕は大阪のポンタキャリアカレッジのお試しセミナーに出かけようっと。
いろんな課題で暗〜い顔してるアラサー諸君に、「ありがとう」と「おかげさま」と思いながら。

ほな、ぼちぼちいこかぁ〜♪

本田 勝裕
キャリア・コンサルタント。有限会社ポンタオフィス代表取締役。
就職、創業、進学をテーマにしたコンサルタント。1962年生まれ。神戸在住。1985年甲南大学経営学部経営学科卒業。同年、(株)学生援護会に入社し、11年間『an』の編集及び企画業務に携わる。また、学生・OL向けのイベント、セミナーもプロデュース。同社退社後、(株)クリエテ関西(あまから手帖版元)で広告企画部長を経て、1997年1月にキャリア・コンサルタントとして独立。
現在は、企業や学生を対象に講演及び執筆活動を行っている。また、キャリア支援ホームページ「ポンタのキャリアゼミナール」やメーリングリストを主宰。授業・講演実績約506本(90分単位)、コラム執筆約100本、本出版1冊(すべて2009年実績)。社会人、学生がお互いに学びあう学校、ポンタキャリアカレッジも主催。 自分と組織の関係性、コミュニケーション能力、自分マーケティング能力などについてのセミナーが反響をよんでいる。

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